『ミカン下北』が、コミュニティづくりの取り組み・活動カテゴリーで2026年度グッドデザイン賞を受賞! 『ミカン下北』が、コミュニティづくりの取り組み・活動カテゴリーで2026年度グッドデザイン賞を受賞!

『ミカン下北』が、コミュニティづくりの取り組み・活動カテゴリーで2026年度グッドデザイン賞を受賞!

2026年10月15日、公益財団法人日本デザイン振興会が2026年度グッドデザイン賞受賞結果を発表、井の頭線高架下にある商業施設『ミカン下北』が、“19-02 コミュニティづくりの取り組み・活動”カテゴリーにてグッドデザイン賞を受賞しました。

『ミカン下北』が、コミュニティづくりの取り組み・活動カテゴリーで2026年度グッドデザイン賞を受賞!

『ミカン下北』は、下北沢駅前高架下に2022年3月に開業した商業・オフィスの複合施設。短期的な採算性だけでなく、地域の個性や多様性を大切にしながらテナント・地域・来街者が交わり、多様な実験的挑戦が生まれる拠点にすることを目指し、施設設計からコンセプトメイク・プロジェクト運営までを一体的に取り組んできました。

施設のコンセプトメイクを担う「Konel」とは、ともに下北沢の個性を紐解き、街を「東京都実験区」と再定義。施設名を、常に変化し続ける下北沢の個性を反映し、未完成をなぞらえた『ミカン下北』と名付けました。また、ワークスペース運営やコミュニティプログラムをともに担う「ヒトカラメディア」とは、「下北妄想会議」などの、街でやってみたいことがある人が出会い挑戦が生まれ続ける仕組みを構築し、継続して運営しています。

さまざまな人が下北沢の街に関わることができる余白をつくり、利用者が街の価値を創出するプレイヤーとなる仕組みを構築してきたことから、今回、商業施設としてのハード面にとどまらず、地域との関係を築くプロセスを含めた取り組みが評価され、「コミュニティづくりの取り組み・活動」カテゴリーでの受賞となりました。

ミカン下北外観
ミカン下北外観
ミカン下北内にある『SYCL by KEIO』で開催された下北妄想会議の様子
ミカン下北内にある『SYCL by KEIO』で開催された下北妄想会議の様子

グッドデザイン賞審査員による評価

駅周辺の再開発が各地で進む一方、街がもともと持っていた賑わいを残すことは難しく、結果として通り一遍な都市開発になってしまうことも少なくない。その中でミカン下北は、地域との関係を丁寧に築くプロセスを経ながら、新しい下北沢の姿をつくり出している。街がこれまで育んできた熱気を、新たな形で未来へつないでいる点を高く評価した。

京王電鉄・京王SCクリエイションからのコメント

 このたび、下北沢の複合施設『ミカン下北』が2026年度グッドデザイン賞を受賞いたしましたことを、大変光栄に思います。

 ミカン下北は、下北沢駅高架下を単なる商業施設として開発するのではなく、下北沢が培ってきた自由な挑戦の土壌を受け継ぎ、多様な人々の挑戦が生まれ、交わり、広がる場となることを目指してきました。施設が掲げる「ルール無用。正解よりも面白いほうへ。」というステートメントを体現するまちづくりは、安全を根幹とする鉄道会社である京王グループにとっても、大きな挑戦の一つでした。「未完」の名の通り、この場所に関わる人々が新たな価値を加えられる余白をあえて残して開業し、今もなお進化を続けています。ミカン下北の何よりの魅力は、この場所で実験的な挑戦を企み、関わり続け、ともに盛り上げてくださる皆さまの存在です。今回の受賞は、そうした多くの方々との積み重ねが形になったものと受け止めています。

 ヒトカラメディア様、Konel様をはじめ、ここまでともに歩んでくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

 京王グループは今後も、地域の皆さまとともに下北沢の個性を大切に育み、自由な挑戦に伴走する存在でありたいと考えています。ミカン下北で生まれた挑戦や学びを沿線各所や他地域へ広げながら、人々が自分らしく関わり、ともに街の魅力を育てられるまちづくりに取り組んでまいります。

株式会社ヒトカラメディアからのコメント

 ミカン下北に関わる皆さまとともに、開業から5年目となるこの節目に2026年度グッドデザイン賞を受賞できましたことを、大変嬉しく、光栄に思います。

 「熱源を、ともにつくる。」を掲げる弊社は、この街の歴史や文脈と、京王電鉄様の想いを紐解きながら、自分たちもその熱源流れの一部となり、「ミカン下北を起点に、この街でどのような状況を生み出していきたいのか」を4社で考え、開業前から想いをひとつに取り組みを進めてきました。開業後も、その想いを実現するために、ビジョンを信じ、時には疑い、試行錯誤を積み重ねて現在に至ります。そのなかで、大きな役割の一つを果たしてきたのが、私たちが運営に関わるワークプレイス「SYCL by KEIO」を起点に、地域に根ざして活動するプレイヤーの方々が集まり、お互いの活動を応援しあえる関係性が折り重なったコミュニティを形成してきたこと、そしてコミュニティプログラムを継続してきたことだと考えています。

 私たちがミカン下北を起点に続けている活動も、いつかこの街の自然な風景の一つとなり、下北沢が持つ「挑戦が生まれる土壌」に、新しい挑戦の景色を重ねていけたらと考えています。また、京王電鉄様、京王SCクリエイション様とは、ここ下北沢で生まれた価値を、この地域だけにとどめず、沿線全体の価値へと広げていきたいという想いも共有しています。今回評価いただいた取り組みを一つの節目としながら、ここで生まれた価値や学びを沿線へ、そしてさらに社会へと波及させていけるよう、これからも皆さまとともに活動を続けていきたいと思います。

株式会社コネルからのコメント

 東京都実験区下北沢というコンセプトから、未完成をかかげてスタートしたミカン下北。開業時にもデザインやコンセプトの面から、国内外で多くの賞をいただいておりました。そして4年半の歳月の中でテナントや外部企業、クリエイターたちによって実行された様々な挑戦を、プロセスとしてご評価いただけていることに大きな意義を感じます。

 今後も完成は来ない下北沢の街で、さらなる実験が積み重なっていくよう、引き続きチーム一同たのしみながら関わってまいります。


2023年からしもブロは、ミカン下北内にあるワークプレイス「SYCL by KEIO」を拠点に活動しています。ミカン下北やSYCL by KEIOでの取り組みを間近で見続けさらには参加してきたこともあり、今回のグッドデザイン賞の受賞はある意味納得の結果だと言えます。

改行から5年の時を経て“コミュニティづくりの取り組み・活動”カテゴリーとしてグッドデザイン賞を受賞したことは、施設におけるハード面の開発以降のソフト面における継続的な開発、地域の人たちを巻き込んでの実験的な取り組みが評価されたと言えます。

ミカン下北のロゴ
ミカン下北のロゴ

ちなみにミカン下北のロゴデザインは、Red Dot Design Award 2022で「Red Dot Award」を受賞。さらには2023年に「 iF DESIGN AWARD 2023」を受賞しており、世界3大デザイン賞のうち2つを受賞しています。デザインの面で評価された上で、今回のコミュニティ面におけるグッドデザイン賞の受賞は、ミカン下北の価値をさらに高める結果となりました。

しもブロは現在実施中の実験プログラム・studioYETの第9期に取り組んでおり、ミカン下北を活用しこの街の魅力を高める活動を行っています。これまで以上に下北沢の魅力を高めるべく、実験的な活動に取り組みたいと考えています。

ちなみに京王電鉄的にはこの2000系も「11-05 鉄道・船 舶・航空機、システムおよびサービス」カテゴリーで受賞しています。とてつもなくかわいい、乗ってみたい。
ちなみに京王電鉄的にはこの2000系も「11-05 鉄道・船 舶・航空機、システムおよびサービス」カテゴリーで受賞しています。とてつもなくかわいい、乗ってみたい。

『ミカン下北』

北沢2-11-15ほか [Google MAP]
Web / X / Instagram