ヨシノ個展『ここだった。』12/12-28・下北沢アーツにて開催 ヨシノ個展『ここだった。』12/12-28・下北沢アーツにて開催

ヨシノ個展『ここだった。』12/12-28・下北沢アーツにて開催

2025年12月12日(金)から28日(日)まで下北沢アーツにて、ヨシノ個展『ここだった。』が開催されます。

下北沢アーツさんから届いた展示会のお知らせ。最初に目に飛び込んできたその作品があまりに不思議で、実際に作品を観たくなり初日に下北沢アーツさんに伺いました。

ヨシノ個展『ここだった。』
ヨシノ個展『ここだった。』

事前に見ていた作品についてもなんだか言葉にしがたい感覚を覚えましたが、実際に目の前で作品を観ると更に不思議な感覚になります。

ここで、下北沢アーツさんからの解説を引用させていただきます。


下北沢アーツではヨシノ個展『ここだった。』を開催いたします。ヨシノは2001年大阪府生まれ。2025年京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業、現在同大学大学院美術研究科油画専攻在籍中。本展が東京での初個展となります。

ヨシノはこれまで、公園、エレベーター、風呂場などにいる(置いた)シルバニアファミリーを描き、その卓越した表現力でSNSを中心に注目を集めてきました。今年の卒業制作は、人間の子供大のシルバニアファミリー達がいるゲームセンターの大作でした。楽しい場所に可愛いキャラクターがいる作品なのに、そこはかとなく漂う不穏な空気感や人工光の巧みな描写がとても印象的でした。

大学院進学後は、自分の表現をより深めるため、自作の紙粘土のウサギが登場する作品を描き始めました。道路、電話ボックス、自動販売機などどこにでもある実際の風景と可愛いウサギ。ぬいぐるみと日常を楽しむぬい活のようですが、大きなうさぎがいる日常は違和感を覚えます。うさぎは笑っているのでしょうかそれとも泣いているのでしょうか。鑑賞者自身の状況により感じ方は様々でしょう。

ヨシノの可愛く綺麗で不穏な作品は、何かが少しずれただけで今の日常は無かったのではないかという現実の脆さ、また今の日常がある奇跡を感じさせます。そして、普段気にも留めない日常風景が少し特別になるようです。ヨシノの創るパラレルワールドへようこそ。


やはりなんとなく感じていた違和感は正しい感覚なんだと。遠くから観ると写真のように見えるけど、ある距離になると突然絵画でしかなくなる。たぶん、現実に存在する景色なのに、そこに人はおらずウサギのキャラが存在している。

たぶん、この違和感は実際に作品を観ないと感じることはできない。ぜひ、下北沢アーツで感じてほしいです。ちょっと、もう一回見に行ってこようかな、、、。

ヨシノ
2001年大阪府生まれ
2025年京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業
2025年京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻在籍中
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ヨシノ個展
『ここだった。』

会期: 2025年12月12日(金)- 28日(日)
会場: 下北沢アーツ(北沢1-40-9)[Googleマップ
開場時間: 13:00-19:00
休廊日: 月・火・水
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