南口から徒歩3分ほど、以前もラーメンのお店があった場所に新たに『銀座 いし井』がオープンしました。入れ替わりの多い下北沢のお店の中でも、最も入れ替わりの激しいジャンルがラーメン屋さんですが、銀座で4年近く営業されていたお店とのこと。なぜ下北沢に? という疑問はありましたが、まずは食べてからということで早速行ってきましたー。
店内はシックな黒、壁に無駄な装飾はない、そうとにかく「うちのラーメンを食べてくれ」というメッセージなのかも(妄想)。
ラーメンというかそもそも食に詳しいわけじゃなくて、こだわりを読んでもよくわからないけどなんだか凄いような気がする。比内地鶏がベースのスープですな。と、そんなこだわりを読んでいたら、中華せいろが来ましたよー。
食べる前のファーストインプレッションは「なんか美しい」。まずつけ汁が来て、続いて麺が来たのですが、麺の盛り加減が美しいのですよ。なんか、座った席がライトでとっても明るい場所だったからかも知れないけど、麺が輝いてた。そして、麺の上に置かれたすだち。すだち? なぜすだち?? そんな疑問を抱いていると、「いし井 せいろ流儀」なるものが掲げられていた。
最初はそのまま、次にすだちを搾って、最後は黒七味をふりかけて食べるとのことです。じゃー、とりあえずそのままいただきます。
麺もおいしい、つけ汁もおいしい、そして合わせて食べてよりおいしい。あー、これはすごいつけ麺なのかも知れない。どんどん食べられる、つけ汁につけ、具と一緒により美味いっ。そして、麺を3分の1まで食べ進め、流儀に従う。
すだちを搾って麺を混ぜる、柑橘類の爽やかな酸味が加えられる。そして、つけ汁につけ一口いただく。なんという味の変化、それまでとは全く異なる印象のつけ麺へと早変わり。サッパリ感とつけ汁のコクが合わさって、食が進みます。さらに、最後の流儀黒七味を加えます。
黒七味をふりかけつけ汁につける、口に入れてちょっとしてから来るツーンとした辛みが広がります。あー、これは好きだわ、酸味に辛みが加わって、また違うつけ麺をいただいている気分だ。
つけ麺はなんとなくもういいかなそんなことをここの所考えていたけど、このお店のつけ麺、いや「中華せいろ」を食べたらそんなことが吹き飛んだ。人それぞれの好みがあるだろうけど、個人的にはここのつけ麺は本当に美味しいと思います。ぜひ、皆さんにも食べて頂きたい、そんな一杯でした。
[追記]
肝心なこと書き忘れてた! 〆はスープ割りですよー! まろやかさが増し、つけ汁のおいしさを最後まで堪能できます。食べ終わったら、つけ汁の器をカウンター上に載せて、店員さんに「スープ割りお願いします」と伝えてくださーい!
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【銀座 いし井】
北沢2-14-3
11:00~24:00
祝日11:00~22:00
※スープ切れ次第終了