戦争体験者の高齢化問題を描いた映画「命継ぐ」「紡ぎ」  戦争体験者の高齢化問題を描いた映画「命継ぐ」「紡ぎ」 

終戦80年、戦争体験者の高齢化問題を描いた映画「命継ぐ」「紡ぎ」 8/13-19・シモキタ地下室にて上映

2025年8月13日(水)から19日(火)までの1週間にわたり『シモキタ地下室』にて、戦後80年の終戦記念日を前に戦争体験者の高齢化問題を描いた映画「命継ぐ」「紡ぎ」が上映されます。

映画「命継ぐ」

「命継ぐ」フライヤー
「命継ぐ」フライヤー

映画「命継ぐ」は、戦争体験者がその体験を高齢や病気のために語ることが難しくなった問題を取り上げており、戦争の悲惨さや残虐さを知らない人ばかりの日本になることを憂いでいます。

■映画「命継ぐ」制作の背景
戦争体験者が高齢化し少なくなったことで、その悲惨さ、残虐さを実体験から聞くことが難しくなってきました。そのため、いまこのとき、若い人たちが、直接戦争体験者の人たちに話を聞き、二度と過ちを繰り返さないように、後世に繋いでいくことが大切という思いから、この企画が作られました。

■映画「命継ぐ」について
▼ストーリー
日本で戦争があったことなど興味がなく、毎日を何一つ不自由なく楽しく過ごしている女子高生が、戦争の話を機に大人たちと対立し、戦争は仕方のないこと、どうでもいいことだと言い放つ。そして父親から、曽祖母が戦争で辛い体験をした話を聞かされる。
▼出演者
齊藤英里、石川鈴菜、松林慎司、宗清万里子、高品剛、松木研也、鈴木美香、田櫓祐二、木村ニケ、鈴木日彩
▼監督
Hiroshi Fukai

ドキュメンタリー映画「紡ぎ」

ドキュメンタリー映画「紡ぎ」

ドキュメンタリー映画「紡ぎ」は、実際に戦争を体験した語り部が、映画「命継ぐ」の出演者に戦争の実態を語る模様を収録しています。


私も戦後生まれで、戦争を経験した皆さんの話も直接伺ったこともほとんどありません。ただ、出身地である愛知県豊川市は広島に原爆が投下された翌日の1945年8月7日に空襲を受け、2500人以上の尊い命が失われました。若い頃はほとんど関心がありませんでしたが、年を重ねるにつれ戦争について関心が高まってきました。

2025年3月26・27日には下北沢トリウッドでも2日間限定で上映されていましたが、残念ながら鑑賞することはできませんでした。それだけに、改めて下北沢で映画「命継ぐ」とドキュメンタリー映画「紡ぎ」が上映されると知り、今回は観る予定です。戦争を知らない世代として、改めて戦争を語り継ぐ意味について向き合いたいと思います。

「命継ぐ」「紡ぎ」 上映予定

上映日時: 2025年8月13日(水)~8月19日(火) 開場18:35 / 開演18:45 / 終演20:20
劇場: シモキタ地下室(大原1-11-3 B1F)[Googleマップ
チケット: 1300円 / 高校生以下 1000円 前売り Livepocket ※当日券の販売もあり
※出演者などによる舞台挨拶があります
Web / X