2025年12月13日（土）から21日（日）まで下北沢にあるコクヨのサテライト型多目的スペース「n.5（エヌテンゴ）」にて、ヨコク研究所〈YOKOKU Field Notes〉特別展示「『出張とフィールドワーク』展 ── 経理、手みやげ、報告書」が開催されます。
〈YOKOKU Field Notes〉は、コクヨのインハウスリサーチ組織「ヨコク研究所」が行うリサーチ活動とその記録です。2022から2024年にかけて、台湾、韓国、インドネシアを所員が訪れ、それぞれの土地に根差した人々の営みにふれてきました。アカデミアとジャーナリズムの間に視点を置き、異なる環境に生きる人々と向き合った経験を所員自身の言葉で綴り、3冊の書籍を刊行しました。
今回の展覧会は、書籍本文からの抜粋に再考察を加えた再編集版の事例展示と、書籍の企画・制作過程を振り返るプロセス展示から構成されます。フィールドでの発見が所員自身と企業活動にどんな兆しをもたらし、開かれた問いの場を形づくることができるのか。また、民間企業の「出張」とアカデミアや研究者が行う「フィールドワーク」には、経理などの手続きを含めてどのような違いと共通点があるのか。来場者とともに可能性を探る試みです。
また、12月14日（日）13:30～15:00には、アカデミア、民間企業、在野で活動する研究者、出張を行うビジネスパーソンなど、立場の異なる複数の参加者が「出張」と「フィールドワーク」について座談会形式で語り合う特別トークイベント「業務としての／業務の中のフィールドワークの現在地──研究者と会社員、7人で考える」も開催されます。こちらは既に現地観覧のチケットは定員に達していますが、オンライン参加は受け付けていますので気になる方はぜひお申し込み下さい。
2022年8月にオープンした『n.5』、いつか行ってみたいと思っていましたが絶好のチャンスが到来しました。しかも、『出張とフィールドワーク』展という展示内容自体がメチャメチャ面白そう。というか、今この記事を書いている瞬間も出張の最中だったりして、不思議な縁を感じています。下北沢で開催されるとは思えないくらいちゃんとした展示イベントだと思われますが、展示が始まったらソッコー行ってみたいと思います。
『出張とフィールドワーク』展 ── 経理、手みやげ、報告書
開催日時： 2025年12月13日（土）～2025年12月21日（日）
平日 17:00～20:00／土日 11:00～17:00（会期中無休）
会場： コクヨ・サテライト型多目的スペース「n.5（エヌテンゴ）」（北沢2-23-10 ウエストフロント1階）［Googleマップ］
入場料：無料
主催：ヨコク研究所
展示空間・グラフィック制作： グローバルワークプレイス事業本部 スペースソリューション本部、ものづくり開発本部 デザインセンター
メインビジュアル制作： YOHAK DESIGN STUDIO
特別トークイベント「業務としての／業務の中のフィールドワークの現在地──研究者と会社員、7人で考える」
開催日時： 2025年12月14日（日）13:30～15:00
登壇者： 原 知章（早稲田大学人間科学学術院）／辻本 侑生（静岡大学学術院）／池山 草馬（九州大学人間環境学研究院）／堤 慎一朗・上野 啓太・工藤 沙希・大杉 夏子（コクヨ株式会社）
参加人数： 会場参加（定員10名）＋オンライン配信
会場： コクヨ・サテライト型多目的スペース「n.5（エヌテンゴ）」（展覧会場内）
参加費： 無料
イベント詳細・申込： Peatixイベントページより