下北沢でたからものさがし!ライヴイベント企画者ゆっちインタビュー

 

夏フェスシーズン到来ですね。太陽の下、ビールを飲みながら、大好きな音楽を!っていうのももちろんいいんですが、その裏で下北沢の沢山のライヴハウスでは今日もライヴが行われているんです。

下北沢駅北口を出て3分の所にある下北沢ERA。そこで8月5日(火)に『たからものさがし vol.01』、翌月の9月4日(木)に『たからものさがし vol.02』が行われます。

企画者のゆっちは現在下北沢ERAのブッキングマネージャー。過去に自主企画として『兎と月夜のたからばこ』というイベントを吉祥寺、下北沢で開催し、過去の出演者には尾崎世界観(クリープハイプ)や、The Cheseraseraという面々も。

ゆっちとは、鹿野淳さんによる音楽メディア人養成学校「音小屋」で知り合った仲で、音小屋の灯や自主企画イベントを作る姿を見て来ました。今回そんな新境地に挑むゆっちにインタビューをしました。(下北沢 mixtureさんにて)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――どうしてこういった企画をやり始めたんですか?

ゆっち:最初にやったのが大学生の時なんですけど。

――学校の企画っていう事?

ゆっち:いや、完全なるまっさらな状態から1人で始めて。元々高校生ぐらいの時から音楽の仕事がしたいなとずっと思ってて。でも自分でバンドをやるんじゃなくてどっちかというとスタッフとかその時は高校生だったからどういう仕事があるか知らなかったから、ざっくりでもレーベルの人とか新人発掘の人とかかなと思ってて。

で、大学生になって下北沢のライヴハウスに通う様になったんですよ。イベントとか観に行く様になって、いろんなバンドを知って、ライヴハウスを最初に好きになったんですよね。だから、メジャーレーベルの人とか、大きいフェス作るとかじゃなくてこっちの下北沢界隈でやりたいなと思ったのがあったんですよね。その時に、一緒に観に行ってた友達が個人企画を始めたんですよ。私も仲良かったバンドとかも呼んでて「面白いな、私でも出来るんだ」と思ったんですね。そういうのを見てて、「どういうところから始めればいいんだろう」と思ったから、その子に聞いたりして、ライヴハウスに電話して。こんな何でもない大学生が出来るものなのかと思ってたんですけど、一番最初にやらせてもらったのが吉祥寺のシルバーエレファントなんですけど、スタッフさんが凄いいい人で、親身になって話を聞いてくれて、何もかもを一緒にやってくれたんですよ。それで出来たっていうのが最初です。

でも、やろうと思ったきっかけは友達がやってるのをみて「出来るな」と思ったのと、自分がいろんなバンドを観てて、下北沢のインディーズ界隈を知って欲しいと思ったんですね。音楽を好きな人はいっぱいいて、フェスに行く人は増えてるのにこっちは正直あんまり変わんなくて。いいバンドはいっぱいいるのに、皆もったいないなと思ったんですよ。

――イベントの中身についても聞いていきます。『たからものさがし』に出演されるバンドをざっと聴いたんですけど、vol.01とvol.02とで出演されるアーティストの棲み分けみたいなのを感じたんですけど、そういうのは意識しましたか?

ゆっち:完全にそこはわざとですね。わざとごっちゃにしていろんな色のバンドを1つの1日にするのもありだし、全然やるんですけど、今回はvo.01とvol.02を合わせて自分の色にするっていうのにしたくて。棲み分けは色でしました。私の思う温度感とか、カラフル、元気とか。

――vol.01では映画で見た少女が特に気になりました。

ゆっち:映画で見た少女はMVが紹介しているもの1つしかなくて。他にもいろんなタイプの曲があるので本当はもっといろんな曲を聴いて欲しいんですよね。

(※映画で見た少女はメンバー怪我の為、vo.gt 井出和幸さんの弾き語りとなりました)

――vol.01とvol.02の棲み分けで言えば、陰と陽の様な印象があったんですが。

ゆっち:元々、自分の好きな音楽は歌詞がいいバンドっていうのがあって。それはvol.01もvol.02も両方共通してると思うんですけど。例えば、andymoriとかクリープハイプな感じがvol.02な感じで、THE NOVEMBERSな感じがvol.01に出てるんです。

今までの自分の企画は自分が好きなバンドをいろいろ集めていろんな所から、庭とか関係なしに出来て、いろんな色が出てて、どっちかと言うとvol.02に入るかなっていうバンドが多かったんですよ。だから、今までvol.01の様なクールめなバンドってあんまり呼べてなかったなと思って。でも、そういうバンドも好きだから、極端に棲み分けしてやってみようかなと。これからは混ぜていくかもしれないけど、最初のvol.01とvol.02は分けてやってみようって。チャレンジでもあるんですけど。

――vol.02の方はTHE MASHIKOが面白いなと思いました。ああいうバンドあんまりいないよね。

ゆっち:THE MASHIKOは曲が面白くて、簡単に言うと中毒性があるんですけど、中々捻くれた音を出すので面白いんですよね。歌ものばかりだと同じ系統に偏りがちなんですけど、そこにTHE MASHIKOが入る事によって色を出せるんじゃないかなって。THE MASHIKOは前に下北沢 BASEMENT BARで観てて、駄目元でお願いしてみたんですけど1番出てもらえてびっくりしてますね。

――vol.02に出るtonetoneは以前ボーカルの田村さんがゆっちの自主企画にも出てくれていた訳ですけど、そういう繋がりもゆっちの強みだなと思います。

ゆっち:tonetoneは「バンドもやりたいんだよね」って前から言っていて、4月に田村君(vo.gt)が私の企画に出てくれた時はバンドも形になっていなかった時だから、こうやって出てくれる様になって凄い嬉しい。元々、田村君がやっていたボナンザグラムってバンドが好きだったんで、その時に企画に誘ってて、でもその時がちょうど解散するって決まった時だったから出てもらえなかったんですよ。そういうのがあってずっと悔しいなと思ってたから、前回弾き語りで出てくれた時は凄い嬉しくて、そこから田村君とは仲良くなってバンドのスタッフとしても手伝ってて。tonetoneはバンドとして始まったばっかりで、まだ駆け出しなんです。だから、今のタイミングで一緒にやれて嬉しいです。

――tonetoneの斎藤さん(Dr)がvol.01に出てるFINLANDSの人なんですよね。そういう繋がりも。

ゆっち:FINLANDSは元々知らなかったんですよ。でも、tonetoneを組む前2月か3月くらいに、斎藤君がFINLANDSやってるんだなって知って、ライヴで初めて観てビックリするくらいかっこよかったから。FINLANDSは女の子2人で、ドラムとギターがサポートで入ってるんですけど。

https://www.youtube.com/watch?v=2TwjeODUDOQ&feature=youtu.be

――FINLANDSはRO69JACKというコンテストで入賞してるんですよね。

ゆっち:去年RO69JACKで入賞してて、凄いかっこいい。最近知ったんですけど、二人とも同い年なんですよ。親近感が沸きますよね。この日はnameshopの(柳澤)澄人さんも同い年なんですよ。Twitterで澄人さんが平成2年会っていうのをやってて、それを見て「あれ、私も同い年です!」って言って「それはやばいね!」ってなって、ちょうど誘うタイミングだったからそれで「出ます!」って言って下さって。

――vol.01に出演する雑魚猫タワーについても聞いていいですか?

ゆっち:雑魚猫タワーは最初音源聴いて「なんじゃこれゃ!」と思って、ライヴ映像もYouTubeで観てまた「なんじゃこれゃ!」と思って、まだ知名度はそこまでないんですけど売れて欲しいと思って。

――そういう思いでブッキングをしたと。

ゆっち:いいバンドですね。Vol.01は割と温度で言うと冷たい、綺麗な感じのバンドが多いんですけど、でも歌ってる言葉は温かいとか。バンドの音はクールだけど、言葉はちゃんと温かいっていうバンドが私は好きなんで。だから、これからいろんな感じのバンドに出てもらうと思いますけど、歌詞を大事にしているバンドが好きだと思うから、そこは大事にしていきたいですね。

――前までやっていた『兎と月夜のたからばこ』とこれからERAでやっていく『たからものさがし』とで違う色を出したいとは思ってる?

ゆっち:今までやっていた企画も続けようとは思ってて、「何が違うの?」って言われたら正直自分でも分かんないんですよ。名前同じでやってもよかったんですけど、どうせだったらERAで毎月やっていくんだし「名前変えてみれば?」って言われて。イメージ的には今までやっていた宝箱は私の凄い好きな宝物を観て欲しいっていうのが最初のきっかけだったので、それよりは宝物探しを一緒に私もしてるっていう感覚ではあります。いろんなフライヤーに載ってる知らないバンドとか、皆が好きって言ってるバンドを調べてみるとかしてて、「私が宝物探しをしたのを観に来て自分の宝物を探してね」みたいな感じなんですよ。

――ERAでやるにあたって、どういう人に来て欲しいというのはありますか?

ゆっち:ずっと思ってるのは、最初はそのバンドのお客さんが来るって感じじゃないですか。でも、そうじゃなくてこの組み合わせだから来る。Twitterを見てると「このバンドとこのバンド出るんだ!行くわ!」みたいな人もいるんですよ。そういうのが嬉しくて。後、最終的な目標が既に仲の良い友達じゃない人でも、「ゆっちさんのやってるイベントだったら行ってみようかな」とか、「名前しか知らないバンドだけど、ゆっちさんのやってるイベントだったら面白いかもしれないから行ってみようかな」って思われる人に自分がなりたいですね。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

名前も知らないバンドでも、観てみたらその音に夢中になっている自分がいるかもしれません。あなたの好きなバンドとの出会いはどんなものでしたか?

たからばこで光り輝くあなたの未来のたからものを探しに来て下さい。

ae46b1f460ee46f789c27b264a6cb4211

『たからものさがしvol.01』
8月5日(火) 下北沢ERA
OPEN/START 18:30/19:00
ADV/DOOR ¥2000/¥2500(ドリンク代別)
[出演]
映画で見た少女(メンバー怪我の為、vol.gt 井出和幸さんの弾き語り)
雑魚猫タワー
nameshop
FINLANDS
チケットは下北沢ERAホームページから予約、もしくはゆっちまでリプライでの連絡をお願いします。

『たからものさがしvol.02』
9月4日(木) 下北沢ERA
OPEN/START 18:30/19:00
ADV/DOOR ¥2000/¥2500(ドリンク代別)
[出演]
或るミイ
軍艦オクトパス
tonetone
THE MASHIKO
ゆうせいから
チケットはゆっちまでリプライでの連絡をお願いします。

■下北沢ERA
東京都世田谷区北沢2-34-5 プリマヴェール下北沢4F
TEL: 03-5465-6568 / FAX: 050-5552-7992
E-Mail: era@rinkydinkstudio.com