下北沢を拠点とする劇団フルタ丸。昨年の下北沢カレーフェスティバルでは、スズナリにあるカウンターバーでカレーを提供しつつお芝居を演じるというチャレンジを行った彼らが、下北沢コロッケフェスティバルで再びコラボ。今回のテーマはもちろんコロッケ、陶板専門 下北沢18を舞台に『下北コロッケ』というタイトルでお芝居に挑みます。
下北沢コロッケフェスティバル×SFF×劇団フルタ丸
『下北コロッケ』作・演出:フルタジュン<出演>
宮内勇輝
真帆
篠原友紀
工藤優太
清水洋介
フルタジュン---------------
下北が誇る小さくも熱きコロッケ魂が巨悪を駆逐!
コロッケ&演劇のエンターテインメント!下北沢にあるコロッケ専門店「コロッケ18」。名物は、陶板を使って熱いものも冷たいものも提供するという日本初の陶板料理専門店。
中でも名物は「陶板コロッケ定食」
というか、メニューはソレしか無い。
そのこだわりを貫き、下北沢の人たちを陶板一筋50年支えてきた名物定食だ。日本で一番食べられているおかず、国民食コロッケ。
「最高の純国産コロッケを、全下北沢町民に食べさせたい」
店主は、小さいのか大きいのか若干伝わりづらい思い一つを胸に純国産の食材を使い、
高品質なコロッケを提供してきた。そんなコロッケが、今食べられなくなろうとしている。現れる巨悪のライバル!最大のピンチ!乗り越えるべき壁!求められる高い技術!
やたらと近い人と人との距離。とにかくすぐ怒鳴り、机をたたき、熱く語り合い、涙する。町民一致の悲願が、今奇跡を巻き起こす…
作品の上演時間は25分間、その短い時間でフルタ丸は何を伝えたいのか。コロッケを通して何を伝えたいのだろう。劇団フルタ丸主宰・フルタジュンに、このお芝居そしてコロッケにかける想いを聞いた。
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---今回の公演にあたり、コロッケと深く向き合ったと思いますが、フルタさんにとって『コロッケ』とは何なのでしょうか?
フルタジュンさん(以下、フルタ): シンプルな揚げ物でありつつ、キングオブ揚げ物といえば『コロッケ』なんだと。これまで、単なる揚げ物の中の一つとしてしか見ていなかったのですが、実はそうじゃない。シンプルだからこそコロッケの善し悪しでお店の全てが測られてしまう、キングオブ揚げ物なんだと考えています。コロッケが嫌いな人は少なく、誰もが好きなコロッケをどのように提供して喜んでもらえるか。シンプルな揚げ物であるコロッケを提供していかに喜んでもらえるか、それがコロッケの運命なのだと考えています。
---劇中で提供される『陶板コロッケ』について、その魅力についてお聞かせください
フルタ: このお店で提供する『陶板コロッケ』は国産のジャガイモを使った、シンプルだからこそ素材の魅力を感じられるコロッケです。いかにこのお店が情熱をかけてコロッケを作っているのか、コロッケにまつわるドラマも含めて存分に感じて頂けます。
---下北沢コロッケフェスティバル開催期間中、コロッケを提供するライバル店が多いと思いますが、最も気になっているコロッケを教えてください
フルタ:牡蠣がゴロッと入っているコロッケがありますよね、、、ああ、ここだ、「雷や」の『まるごと牡蠣と新玉ねぎの味噌コロッケ』です! このビジュアル的なインパクトは度肝を抜かれましたね。牡蠣が丸っと一個入ってますから。
---かつて下北沢には『ピエロカレー』というお店がありましたが、あのお店に行ったことがある方向けにメッセージをお願いします
フルタ: また、あの時と同じく劇団フルタ丸の6人で演じます。あの時の6人が、今回どのような役でこの場所で登場するのか、そこを観てもらいたいですね。物語自体は違うのですが、設定がいろいろスライドしていたりするので。ぜひ、ピエロカレーの事も思い出してもらえると楽しめると思います。
---それでは、単にコロッケを食べたいだけなのに、なぜ演劇を見ながらコロッケを食べるのか、、、そんなことを思われている方向けにメッセージをお願いします
フルタ: たぶん、単にコロッケを食べたいと考えている人たちだけではなく、演劇だけを見たい人たちにも言えることですが、どちらから入ってきたとしても「コロッケ」と「演劇」の二つがセットになっているという状況は同じです。それは、どちらのが分からしても今までに感じたことのない体験であり、普通にコロッケを食べるという行為と演劇とセットになっている行為がどう違うのか、それを感じてもらいたいです。
---それでは意気込みをお願いします
フルタ:下北沢コロッケフェスティバルに興味を持っている人たちに、ぜひとも『下北コロッケ』を選んで頂きたいです。下北沢に来る醍醐味として「演劇」があると思いますが、演劇とコロッケが両方同時に楽しめるのは、ある意味効率がよい事だと思います。下北沢をより感じることができる『下北コロッケ』を観て、「下北沢に行って、コロッケ食べながら演劇を観た」と自慢してもらいたいです。そんなことは誰も体験したことがないことですので。
---最後に役者の皆さんにも、気になるライバル店のコロッケを教えてもらいました
---劇団フルタ丸の皆さん、お忙しい中ありがとうございました
下北沢コロッケフェスティバル×SFF×劇団フルタ丸
『下北コロッケ』
[公演日時]
2016年4月16日(土)・17日(日)
16日(土)12:00/14:00/16:00/18:00
17日(日)12:00/14:00/16:00/18:00 (全8st)
※開場&開演が上記時刻となります。ご予約の上、定刻にお越し下さい。
※「陶板コロッケ定食」ご提供込みの公演となっております。観劇のみのご来場はご遠慮下さい。
※本公演は飲食店舗での上演となります。座席数に限りがございます。ご了承下さい。
※作品の上演時間は、ご着席から25分間程度を予定しております。
※「下北沢コロッケフェスティバル」チラシに15日についての上演が記載されておりますが誤植となります。公演はございません。
[料金]
¥2,500円(コロッケ定食代込み)
[チケット予約]
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[会場]
陶板専門 下北沢18
世田谷区北沢2-9-22 EIKO下北ビル 1F
※下北沢駅南口より徒歩2分
[スタッフ]
企画+仕掛け+ネタ:高柳景多
音響:前田マサヒロ
写真:木村健太郎
映像+CG:板垣洋好
制作:積田絵美
演出助手:寺山義教
協力:下北沢コロッケフェスティバル/I LOVE 下北沢/シバイエンジン
コロッケ+舞台プロデュース:松田誠
製作:SFF
[お問い合わせ]
info@furutamaru.com