第13回 下北沢映画祭 第13回 下北沢映画祭

「ドロステのはてで僕ら」舞台挨拶に「街の上で」凱旋上映、「コンペティション」ゲスト審査員は行定勲監督、『第13回下北沢映画祭』全プログラム解禁

2021年9月18日(土)~20日(月・祝)の3日間にかけて北沢タウンホールにて開催される『第13回下北沢映画祭』、全プログラムの情報が解禁されました。

初日の9月18日(土)は、『ドロステのはてで僕ら』の特別上映及び舞台挨拶が行われるAプログラム、大野大輔監督最新作『辻占恋慕』ワールドプレミアが行われるBプログラムを開催。
翌9月19日(日)は、新世代の日本映画である『眠る虫』と『魚座どうし』を二本立て上映するCプログラム、市川準監督の『ざわざわ下北沢』が上映されるDプログラム、そして今年5月に公開されたオール下北沢ロケ『街の上で』の凱旋上映となるEプログラムがそれぞれ開催されます。
最終日となる9月20日(月・祝)は、応募439作品の中から本選にノミネートした12作品を上映する『第13回下北沢映画祭コンペティション』が開催。コンペティションゲスト審査員は、行定勲監督が務めます。

それでは、それぞれのプログラムの詳細情報をご紹介します。尚、ゲスト登壇やプログラム内容は変更になる可能性がございます。最新情報は公式SNSおよび公式サイトでお知らせいたします。

【A Program】
海外進出記念!『ドロステのはてで僕ら』1年ちょっとおくれの舞台挨拶

ドロステのはてで僕ら

2分後の未来が見える“タイムテレビ”を巡る騒動を描いた人気劇団ヨーロッパ企画初のオリジナル長編映画『ドロステのはてで僕ら』。現在、このエクストリーム時間SFが海を超えて、ヨーロッパやアジアなど海外映画祭で受賞ラッシュ&北米での劇場公開が決定!

この度、海外進出を記念した特別上映と、主演の土佐和成さん、中川晴樹さん、山口淳太監督をお迎えし、昨年国内での公開中は行えなかった“リアル舞台挨拶”が実現。ぜひみんなで受賞をお祝いしましょう!

©ヨーロッパ企画/トリウッド2020
©ヨーロッパ企画/トリウッド2020

■会場:北沢タウンホール
■日時:9月18日(土) 開場 14:00/開演 14:20
■料金:1,500円(前売・当日)
■ゲスト:土佐和成(主演)、中川晴樹(出演)、山口淳太(監督)
■チケット:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02071jfy1hu11.html

【B Program】
大野大輔監督最新作『辻占恋慕』ワールドプレミア

© 2021 E&E
© 2021 E&E

TAMA NEW WAVEでグランプリ他3冠に輝いた傑作『ウルフなシッシー』やYouTubeドラマから発展した人気作『アストラル・アブノーマル鈴木さん』など、不器用で一筋縄ではないキャラクターたちの日常と”ジワる”人間臭さを照射し、心に刺さる台詞の数々と骨太な構成でファンを獲得し続けている鬼才・大野大輔監督が描く、変わりゆく時代を生きる”持たざる者”たちのほろ苦い青春ラプソディ。

下北沢GARAGEでも撮影が敢行された話題作を、世界初上映!!

© 2021 E&E
© 2021 E&E
© 2021 E&E
© 2021 E&E
© 2021 E&E
© 2021 E&E

■会場:北沢タウンホール
■日時:9月18日(土) 開場 16:45 /開演 17:05
■料金:1,800円(前売・当日)
■ゲスト:早織(主演)、大野大輔(脚本・監督・主演)
■チケット:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02ii9qbs2hu11.html

【C Program】
新世代の日本映画たち、『眠る虫』×『魚座どうし』

©filmnemuru2019
©filmnemuru2019
©2020 VIPO
©2020 VIPO

第11回下北沢映画祭参加作品『そんなこと考えるの馬鹿』 (田村将章監督)への出演や音楽活動も行うなどマルチな活躍を続ける金子由里奈監督による、MOOSIC LAB 2019グランプリ作品『眠る虫』。「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2019」にて製作され瞬く間にセンセーションを巻き起こした、『あみこ』(第9回下北沢映画祭グランプリ)の山中瑶子監督による短編『魚座どうし』。プライベートでも親交があり、お互いに自主配給も経験するなど新たな映画づくりを模索している、気鋭の映画作家二名による鮮烈な二本立て。

『眠る虫』
©filmnemuru2019
『魚座どうし』
©2020 VIPO

■会場:北沢タウンホール
■日時:9月19日(日) 開場 10:10 /開演 10:30
■料金: 1,800円(前売・当日)
■ゲスト:金子由里奈(脚本・監督)、山中瑶子(脚本・監督
■チケット:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02tt3mnh3hu11.html

【D Program】
ブルーレイ発売記念『ざわざわ下北沢』が帰ってくる!

©2000「ざわざわ下北沢」製作委員会
©2000「ざわざわ下北沢」製作委員会

市川準監督の名作『ざわざわ下北沢』がこの度リマスター版として蘇り、今年12月に待望のブルーレイ化!その発売を記念して、第2回(2010年)以来となる下北沢映画祭での招待上映が決定。『街の上で』から遡ること約20年… 街と人々の生活を生き生きと描き世界的にも評価されてきた市川監督が原案から参加し、まだ南口や駅前の市場があった再開発前の下北沢を活写した本作。主演の原田芳雄さんがあずま通りを闊歩する冒頭からグッときてしまいます。下北沢を愛する豪華俳優陣が多数ゲスト出演している点も見どころです。

©2000「ざわざわ下北沢」製作委員会
©2000「ざわざわ下北沢」製作委員会
©2000「ざわざわ下北沢」製作委員会
©2000「ざわざわ下北沢」製作委員会
©2000「ざわざわ下北沢」製作委員会
©2000「ざわざわ下北沢」製作委員会

■会場:北沢タウンホール
■日時:9月19日(日) 開場 13:20 /開演 13:40
■料金: 1,500円(前売・当日) ※世田谷区在住・在勤の方の当日券は500円
■チケット: https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02vkspg04hu11.html

【E Program】
日本中を駆け巡った『街の上で』、待望の凱旋上映!

© 『街の上で』フィルムパートナーズ
© 『街の上で』フィルムパートナーズ

第11回下北沢映画祭にて世界初上映を行った映画『街の上で』。今泉力哉監督と大橋裕之さんによって紡がれたオリジナル脚本による、下北沢オールロケ作品。2020年春に予定していた劇場公開は緊急事態宣言により約1年の延期となりましたが、今年4月に封切られると口コミによる大ヒットを記録。この度、下北沢映画祭にて2年越しの凱旋上映を実施します。
”変わってもなくなっても、あったってことは事実だから”
―2019年夏の下北沢の風景を、北沢タウンホールの大スクリーンで。

© 『街の上で』フィルムパートナーズ
© 『街の上で』フィルムパートナーズ

■会場:北沢タウンホール
■日時:9月19日(日) 開場 16:30 /開演 16:50
■料金: 1,800円(前売・当日)
■ゲスト:今泉力哉(脚本・監督)、若葉竜也(主演)
■チケット:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02pwybqj4hu11.html【予定枚数終了】

【F Program】
第13回下北沢映画祭コンペティション

<上段左より>『淡いブルー』(監督:中原健仁)/『美しき町』(監督:小野寺成月)/『今日を眠る場所』(監督:吉本圭)/『スイソウ』(監督:武田椿)<中段左より>『徒然甘々』(監督:大門 嵩、祁答院 雄貴)/ 『Destiny』(監督:松岡美乃梨) /『ビート・パー・MIZU』(監督:富田未来)<下段左より>『Blink in the Desert』(監督:副島しのぶ)/『MAHOROBA』(監督:鈴木竜也) /『滲み』(監督:加藤也大) /『Yokosuka1953 彼女の、記憶の中の母を探す旅』(監督:木川剛志) /『 ROUTINE』(監督:宮原拓也)
<上段左より>『淡いブルー』(監督:中原健仁)/『美しき町』(監督:小野寺成月)/『今日を眠る場所』(監督:吉本圭)/『スイソウ』(監督:武田椿)<中段左より>『徒然甘々』(監督:大門 嵩、祁答院 雄貴)/ 『Destiny』(監督:松岡美乃梨) /『ビート・パー・MIZU』(監督:富田未来)<下段左より>『Blink in the Desert』(監督:副島しのぶ)/『MAHOROBA』(監督:鈴木竜也) /『滲み』(監督:加藤也大) /『Yokosuka1953 彼女の、記憶の中の母を探す旅』(監督:木川剛志) /『 ROUTINE』(監督:宮原拓也)

実写、アニメ、PV、ドキュメンタリーなどジャンルを問わず公募を行うコンペティション。今年は過去最多となる応募数439作品の中から、スタッフによる選定を通過した12作品を上映。上映後は全監督と審査員のトークセッション、授賞式ではグランプリを含む各賞が発表されます!

【コンペティション審査員】
直井卓俊(企画・配給プロデューサー)
大槻貴宏(トリウッド代表・ポレポレ東中野支配人)
轟夕起夫(映画評論家)

行定勲(ゆきさだ・いさお)1968年生まれ、熊本県出身。映画監督、演出家。2000年公開の『ひまわり』が初の劇場公開作となり、同作は釜山国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞。主な監督作に、映画『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』『パレード』『ピンクとグレー』『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』『劇場』『窮鼠はチーズの夢を見る』などがある。くまもと復興映画祭のディレクターも務める。

<第一部上映作品>  約71分
『淡いブルー』(監督:中原健仁 22分38秒)
雪国に住む2人の若いカップル。大人になりきれない2人は不安を抱きながらも「今」を楽しんで生きていた。アヤカはバイトを転々とする日々。自分には明確の”自分”がないことを感じながら、迫ってくる現実に圧迫されていた。彼氏のショウ、父のタケシにも依存していたと気づく。アヤカは本当の自分を見つけ、何者にもなれない自分との別れを決意する。
『ROUTINE』(監督:宮原拓也/20分50秒)
無口なテツは四六時中ジャグリングに明け暮れ、恋人に家を追い出されてしまう。一方のミドリは、公園清掃 20 年。ひねくれた性格で、新たに清掃員としてきたテツにも、いつものいびり。しかし、ある時テツが掃除用具を器用にジャグリングするのを目撃。清掃にその要領を活かせることに気づく…。
『MAHOROBA』(監督:鈴木竜也/13分35秒)
歌舞伎町のバーで店長を勤める自分が、永遠に続く休業期間を利用して知識ゼロから手描きアニメに挑戦した作品です。あらすじは「ブラック企業に勤める”僕”が、2020年の東京から脱出し、無人島に漂着するが…」というもの。
『今日を眠る場所』(監督:吉本圭/15分10秒)
幸せいっぱいの家族との生活が一変、ある日ケンは森に一人取り残されてしまう。生きてまた家族に会うという決心を胸に森を彷徨うケン。仲間たち(リュウとメイ)との出逢いを経て、過酷な環境の中でも強く生きていく。そして彼らの前にあらわれた一人の男性をきっかけに、物語は大きな転機を迎える。

<第二部上映作品>  約77分
『Destiny』(監督:松岡美乃梨/7分15秒)
誕生日も祝ってもらえないほど彼氏と疎遠になってしまっているユイ。そんな彼女に友人のアヤは当たると評判の占い師を紹介する。その運命やいかに……。ステイホームで描かれたラブコメディー。
『美しき町』(監督:小野寺成月/7分50秒)
主人公は森に落ちていた靴を発見したのをきっかけに、中学校の近くで起こった事件を思い出す。
『Yokosuka1953 彼女の、記憶の中の母を探す旅』(監督:木川剛志/59分25秒)
それはたった一本のフェイスブックメッセージから始まった。戦後混乱期の横須賀に外国人の父と日本人の母の間に生まれた、木川洋子。最愛の母と離れて、1953年養子縁組でアメリカへと渡る。それから66年、母の音信を聞くことはなかった。同じ名字を持つ木川剛志に送ったメッセージ。記憶の中の母を探す旅が始まった。
『スイソウ』(監督:武田椿/3分10秒)
最初はネット。そのうちテレビや広告にも出るようになった。
それは終わらない映画みたいだった。ありとあらゆる日常が「こんな時」に支配されていく。

<第三部上映作品>  約65分
『Blink in the Desert』(監督:副島しのぶ/10分34秒)

悪意は突然現れる。まるで瞬きするかのように、羽ばたく羽虫のように気まぐれた。
若き砂漠の隠者は、ある日突然現れた羽虫を殺してしまう。その姿をじっと見つめるゾウ。その日から、少年は羽虫の影に追われていく。
『ビート・パー・MIZU』(監督:富田未来/27分24秒)
自主制作映画「空は青とは限らない」がマドリード国際映画祭に招待された新鋭・富田未来×主演作が相次ぐ女優・石川瑠華×とけた電球のロックナンバー。この世の全ての音が嫌いなヒロイン・隅子の奔走を描く、ポップな恋愛悲喜劇。
『滲み』(監督:加藤也大/11分15秒)
夏のある日、幼馴染のマイとヒロキ、登校から始まる一日。ヒロキに対して伝えたいことがあるマイだったが、いつの間にか考えていなかった方向に一日は進んでしまうことになる。マイはヒロキに何を伝えるのか。
『徒然甘々』(監督:大門 嵩、祁答院 雄貴/16分)
『うちのお兄ちゃん、絶対結婚式来ないと思うよ。』実家に向かう車中、カホにそう言われるが自信満々に大丈夫とかえす婚約者のノボル。しかし、実家にいた兄セイタロウは想像以上の無口で、その上いきなりカホと喧嘩をし出す…。

■会場:北沢タウンホール
■日時: 9月20日(月・祝) 開場 12:10 /開演 12:30
■料金: 1,500円(前売・当日)
■ゲスト:行定 勲(映画監督)
■チケット: https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02pv7p9u5hu11.html


昨年はオンラインでの開催となった『下北沢映画祭』ですが、今年は全プログラム北沢タウンホールでの開催となりました。すでに映画『街の上で』についてはチケットが完売していますが、その他のプログラムはそれぞれパスマーケットで販売中ですので、ぜひ北沢タウンホールでそれぞれの作品を鑑賞しましょう。

今年は他のイベントとも被っていないので、しもブロでも当日取材を検討中です。コンペティションの作品説明をチェックしていたら、久々にコンペティションを全編チェックしたくなりました。今年はどの作品がグランプリに輝くのか、注目です!

第13回 下北沢映画祭
第13回 下北沢映画祭

『第13回 下北沢映画祭』

⽇程︓9⽉18⽇(⼟)〜20⽇(⽉・祝)
会場︓北沢タウンホール(世⽥⾕区北沢2-8-18)
主催:下北沢映画祭実行委員会
後援:世田谷区、下北沢商店連合会(下北沢一番街商店街振興組合・下北沢南口商店街振興組合・しもきた商店街振興組合・下北沢あずま通り商店街・代沢通り共栄会・下北沢南口ピュアロード親栄商店会)、北沢二丁目協和会、北沢二丁目南町会
協賛:東放学園映画専門学校、NICE GUY、Cyber Link、steal factory
協力:下北沢トリウッド、下北線路街 空き地
公式サイト︓https://shimokitafilm.com/
公式Twitter︓https://twitter.com/shimokitafilm
公式Instagram: https://www.instagram.com/shimokitafilm/