劇団フルタ丸『ねむる広告塔』 劇団フルタ丸『ねむる広告塔』

新体制2年ぶり本公演、劇団フルタ丸『ねむる広告塔』

しもブロではおなじみ「劇団フルタ丸」の本公演が2年ぶりに、2021年11月19日(金)~21日(日)の3日間、APOCシアターにて『ねむる広告塔』が上演されます。

2020年、これまで客演という形でフルタ丸に出演していた俳優・山田伊久磨を準劇団員として迎え、フルタ丸は新体制の劇団として再出発。今回は2019年『朝のドラマ』(駅前劇場)以来となる二年ぶりの劇団本公演、驚きと温かみのある新作コメディーに期待が膨らみます。

そして、今回の本公演も豪華ゲストが競演。『アイマス シンデレラガールズ』八神マキノ役、『アイカツフレンズ!』日向エマ役などに出演し、”ニノミヤユイ” 名義でアーティストとしても活躍する20歳の声優・二ノ宮ゆい、ハイバイ、TEAM NACSに出演するなど、舞台・映像の世界で活躍する劇団スパイスガーデンの快優・松尾英太郎の出演が決定しました。二ノ宮さんは2019年本公演『朝のドラマ』、そして、松尾さんは2018年本公演『寂しい時だけでいいから』にそれぞれ客演されており、フルタ丸に縁のあるお二人でもあります。

都会のエアポケット「ビルの屋上」を舞台に起きる看板ナイトコメディー

【STORY

ビジネス街に建つ廃れた中層の雑居ビル・夜光ビルヂング。
今やランドマークや高層ビルに隠れて、その姿すら見えない。
テナントに空室が目立ち始めた頃、屋上に広告看板を出す企業が増え始めた。
見下ろせる屋上は皮肉にも恰好の広告スペースとしての価値を高めていたのだった。
広告主たちは夜な夜な屋上に集い、自社の看板を肴に語らうようになった。
オトナ達の社交場はスマートに流れていた。
屋上にあの看板がやって来るまでは。

【作・演出のフルタジュンより】

ビルの屋上は街に浮遊する“空中のステージ”だ。
青春期を過ぎたオトナにとって青春の延長戦が許された数少ない場所だと思う。
誰かが見ているかもしれない。
誰かに見られているかもしれない。
そんな屋上の気配が時にオトナを狂わせる。
人も社会も不寛容になってしまった現在、愛すべき“みっともなさ”を笑って抱きしめたい。


毎回様々なシチュエーションを舞台に本公演を行っているフルタ丸ですが、今回はビルの屋上が舞台となります。ビルの屋上、、、うーん、考えたこともないですね。下北沢にも屋上に看板が設置されているビルはありますが数は多くないですし、というかそもそも下北沢にはビル自体が少ない。「ビジネス街に建つ廃れた中層の雑居ビル」という設定からはなんとなく新橋的な印象が思い浮かびますが、まあ、ビルの中ではなく屋上が舞台という時点で、いつも通りフルタジュンにしてやられています。

2年ぶりとなる劇団フルタ丸の本公演、上演されるのは下北沢ではなく小田急線千歳船橋駅から徒歩3分の場所にある「APOCシアター」。下北沢の劇場ではありませんが、下北沢駅から小田急線準急で6分、さらに駅からは徒歩3分とアクセスしやすい劇場です。実は私の自宅から最も近い劇場なのですが、一度も観劇したことがないのでとても楽しみです。

劇団フルタ丸『ねむる広告塔』は本日までチケットの先行販売を行っています。すでに千秋楽公演は残り僅かとなっておりますので、お早めにご予約ください。

劇団フルタ丸『ねむる広告塔』
劇団フルタ丸『ねむる広告塔』

タイトル:『ねむる広告塔』
作・演出:フルタジュン
出演:真帆・篠原友紀・清水洋介・フルタジュン・山田伊久磨・二ノ宮ゆい・松尾英太郎

日時:2021年11月19日(金)~21日(日)
11月19日(金)16:00/19:30
11月20日(土)13:00/17:00
11月21日(日)13:00/17:00
※受付開始は開演の35分前・開場は30分前
※開場時間より、整理番号順に会場内へご案内いたします。

会場:APOCシアター(東京都世田谷区桜丘5-47-4)
小田急線 千歳船橋駅 徒歩3分

チケット:日時指定・税込/全席自由・整理番号付き/未就学児の入場不可
前売:3,800円 
当日:4,000円
学割:2,000円(前売当日共通・要証明)
ギフトチケット:3,800円(枚数限定・10月10日10:00予約開始)
※枚数のみ指定して購入・プレゼントして、贈られた相手があとから日時指定できるチケットです。予約方法等の詳細は劇団WEBにてご確認ください。

チケット取扱い:カンフェティ https://confetti-web.com/furutamaru
・先行発売:9月26日(日)10:00-10月3日(日)23:59
・一般発売:10月10日(日)10:00開始

お問い合わせ
WEB https://furutamaru.com
電話 080-4898-2002(フルタ丸)
メール info@furutamaru.com


【劇団フルタ丸 とは】
「フルタ丸 胸に迫る あたたまる」を理念に、ひとりぼっちの夜を救う演劇を創作している劇団。

劇団フルタ丸
劇団フルタ丸

 《受賞歴》
2008年 『あたらしく別館をつくろう!』にて「星の戯曲賞」オリジナル戯曲賞 準グランプリ受賞
2012年 演劇動画15分一本勝負「第1回 クォータースターコンテスト」で優秀作品賞を受賞
2016年 演劇動画15分一本勝負「第5回 クォータースターコンテスト」で浅草九劇賞を受賞

《略歴》
2002年 明治大学文学部文学科演劇学専攻にて、代表のフルタジュンがクラスの仲間を集めて結成
2005年 第5回公演『六本木大学』で学内劇場「アートスタジオ」の動員最高記録を達成。
2008年 下北沢に拠点を構えてホームグラウンドとする。
2012年 10周年記念公演『うつくしい革命』で動員数が1000人を突破。
2013年 1時間の中篇作品を上演する「60ミニッツ」企画が始動。
    同年 『フルカラーの夏』で、フルタの故郷である岐阜県美濃市への凱旋公演を果たす。
    同年 アグレッシブな演出に挑むチャレンジング興行シリーズを開始。
        『匿名家族』(2013)『パラレル』(2013)『共演NG』(2014)の三部作にて完結。
2015年 劇団活動の原点に立ち返る「劇団メンバーだけの本公演」シリーズを開始。
    同年 フルタが母校「明治大学シェイクスピアプロジェクト」でワークショップ講師を務める。
    同年 下北沢カレーフェスティバル2015とのコラボ公演『食卓のピエロ』を上演。
「カレーを食べながら観る演劇」として話題となる。
2016年 劇団トークライブ「遠足前夜」を始動。
    同年 サントリー×SFF×劇団フルタ丸によるコラボ公演『下北コロッケ』を上演。
    同年 東京と岐阜の本公演ツアー『ビッグマウス症候群』を上演。
2017年 劇団結成15周年記念公演『ノーマークだった6人』を上演。
2018年 子供から大人まで楽しめる三人芝居を上演するユニット「FURUTAMARU.」シリーズを始動。
2019年 下北沢路上演劇祭3に参戦してポエトリーオペラ『下北沢2019』を上演。
2020年 本多劇場グループPRESENTSの下、観客席を舞台にした観客達の物語『オーディエンス』をライブ配信上演
  同年 劇団のマネージメントを行う合同会社エンピツを設立。