先日第一報をお伝えした、京王電鉄株式会社が井の頭線高架下に整備を進めている「ミカン下北」。そのA街区の4～5階とB街区3～5階に整備される予定の、コワーキングスペース及びシェアオフィス、そしてスモールオフィスを備えたワークプレイス「SYCL by KEIO（サイクルby KEIO）」の概要が発表されました。
A街区（2022年3月オープン／4、5階）、B街区（2022年夏オープン／3〜5階）の2棟合計5フロアからなる「SYCL by KEIO」は様々なプレイヤーの幅広い「働く環境」へのニーズに応えられよう、多様なプラン及び機能を備えています。
A街区4階はフリーアドレス／固定デスクを備えたコワーキングスペースフロアです。「JAM」というデザインコンセプトのもと、入居メンバー同士の混ざり合いを意識した仕掛けを施しつつ、細長い区画を活かし、リラックスワークと集中ワークを使い分けられるようなゾーニングに。2つの会議室に5つのフォンブースなど、MTG設備も充実。心地よく働け、交流できる場を目指すとのこと。
5階には1〜4名用の個室のシェアオフィスを用意。「CO-OP」というデザインコンセプトのもと、自分の住む場所のような居心地の良さ、やわらかいデザインに仕上げています。なお、個室会員メンバーは4階のコワーキングスペースの併用も可能となっており、下北沢やSYCLを拠点として使い倒したい個人・企業におすすめのフロアです。
また、キッチンやテラスなど、リラックスや入居メンバー同士が交流できる場を揃えつつ、イベント開催にも対応しています。加えて、施設専属のコミュニティマネージャーが常駐し、施設利用のサポートはもちろん、入居メンバー同士や、入居メンバーとミカン下北、街の人やコトとをつなげる支援も行うとのことです。
また、2022年夏にオープン予定の「SYCL by KEIO」B街区では、下北沢エリアでは希少な10〜30坪のオフィス区画を7区画用意します。A街区、B街区全体の「SYCL by KEIO」入居メンバー、ミカン下北に入居する物販・飲食関連のプレイヤー、下北沢で既に起こっている・起こりかけている様々なコトを繋げ、街に新しいうねりを生み出し続ける拠点を目指すとのことです。
「SYCL by KEIO」の運営・企画・空間プロデュースは、下北沢に拠点を構えスタートアップ向けのオフィス仲介や構築、オフィスやイベントスペース などの施設運営事業などを展開している株式会社ヒトカラメディアが担当します。
「ミカン下北」が発表された際にも感じましたが、かなりの部分がワークプレイスとして活用され、下北沢では探すことが困難なオフィスが供給されることになります。個人単位のコワーキングのみならず、4人で利用できる個室や、もう少し大きめのオフィス区画など、働く場所として街としてのファンクションが拡がることになります。また、ミカン下北全体での繋がりも考えられており、下北沢から新たなビジネスや価値の創出が期待されます。
2022年、下北沢には新たなビジネスシーンが生まれ、大きな変化を迎えることになりそうです。
「SYCL by KEIO」施設概要
オープン予定日：2022年3月 ※Ｂ街区は2022年夏開業予定
入居者募集：2021年12月15日より開始
面積：Ａ街区4〜5階 約540㎡
Ｂ街区3～5階 約440㎡
利用可能時間：24時間
機能：
≪Ａ街区4～5階（コワーキングスペース、シェアオフィス）≫
コワーキングスペース
・フリーアドレス席：75席
・1名用固定席：6席
シェアオフィス
・1名用個室：12室
・2名用個室：5室
・4名用個室：4室
共用設備
・フォンブース：5室（各1名まで）
・会議室：2室（各6名まで）
≪Ｂ街区3～5階（スモールオフィス）≫
・オフィス（10～30坪程度）：7区画
利用金額（税込）：
≪Ａ街区4～5階（コワーキングスペース、シェアオフィス）≫
コワーキングスペース
・フルタイムプラン：月額33,000円
・ナイト＆ホリデープラン：月額15,400円
・1名固定席：月額54,450円
シェアオフィス
・個室ブース：月額69,300円〜
≪Ｂ街区3～5階（スモールオフィス）≫
・詳細は別途お問い合わせください
ＷＥＢサイト：https://sycl.space
事業主体：京王電鉄株式会社
企画・運営：株式会社ヒトカラメディア