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映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」爆笑と涙の81分、下北沢の魅力あふれる傑作

2023年6月30日(金)よりシモキタ – エキマエ – シネマ『K2』にて、映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」が公開されます。

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映画×⾳楽の祭典”MOOSIC LAB 2023”でお披露⽬となった橋本淳・稲葉友W主演、”なかないで、毒きのこちゃん”主宰・⿃⽪ささみこと猪股和磨が⾃⾝の舞台を映画化した監督最新作「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」。

本作は、引き籠りの男・ちばしん(橋本淳)の元に、かつての親友・ながちん(稲葉友)が「俺死んでるから死体を⾒つけにいってほしい」という突拍⼦もない相談をしてきたことから始まる、少し不思議で寄り道多めな⻘春ロードムービー。

彼らが道中で出会うキャラクターに、⼥優・モデルとして活躍する安倍⼄、森⾼愛、⼋⽊響⽣、ミスiD2022・超特別賞の飴らフレッシュな⼥優陣や、千葉雅⼦、中村まこと、市川しんぺーら演劇界の重鎮たちから猪股(⿃⽪)率いる”なかないで、毒きのこちゃん”のメンバーまで総勢35名(!)に登る曲者揃いの個性派俳優陣が集結している。

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《STORY》
ちばしんは⼩学⽣のときに引っ越してきた年中半袖短パンのながちんと家が近所なこともありすぐに親友になった、の約20年後。引き籠っているちばしんの元に、ながちんが借りパクしたゲームソフトを持ってあるお願いをしにきたことで始まるなS(少し)F(不思議な)⻘春ロードムービー。

映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」を知ったのは、『王様のブランチ』の映画紹介コーナー。なんか変なタイトルの映画だなと思いつつ、紹介映像の中に自分のよく知っている下北沢の街が映っていることに気がつく。下北沢が舞台の作品なのか、それを確かめるべくYouTubeにアップされている予告編をチェックしました。

下北線路街 空き地から見えるあずま通り商店街のアーチ、下北沢一番街商店街のアーチ、確かに下北沢の景色が映っている。

トラブルだらけ!?東京までの二人旅!!

ということなので、目的地が下北沢なのかな。いやいやそんなことより、冒頭でも触れていますが、

『一緒に 俺の死体 見に行って欲しいんだよね』

とは、一体、、、。どうにもこの映画のことが気になってしまったので、下北沢より一足先に上映されているあの街に向かいました。

あの街のとある映画館
あの街のとある映画館
よっす、おまたせ、じゃあまた
作品名が長くて、途中で切れちゃってる、、、
よっす、おまたせ、じゃあまた
作品名が長くて、途中で切れちゃってる、、、

序盤から飛ばしまくりで、とにかく登場人物のアクが強い。キャラクターだけでも十分濃いのに、放たれる言葉や行動が特異すぎで、笑いをこらえることは不可能だった、、、。

凄まじいペースのまま、二人は下北沢にたどり着くわけですが、まあしもブロ読者の皆さんなら分かると思いますけど、下北沢の街に現れるキャラたちがこれまた濃厚濃密すぎて手に負えない。ドタバタなんて言葉では到底足りない展開が続きつつ、15年間で開いてしまった二人の距離はどんどん近づく。途中からは笑い転げながらも涙が頬を伝い、感情がとんでもない勢いでもつれまくりでした。

面倒な伏線的なモノは無い、目の前のスクリーンで起きている事態に身を任せ、ラストシーンにたどり着きました。エンドロールでここまで号泣した作品は初めてでした、、、。

©「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」製作委員会
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下北沢も舞台となった事もありますが、純粋にに映画として今年ナンバーワンの作品と言わざるを得ないです。こんなに感情が揺さぶられる作品だったとは、タイトルからは全く予想していませんでした。わざわざあの街にまで行って観た価値はありました。

この日は猪股和磨監督と川本成さんによるトークイベントも行われました
この日は猪股和磨監督と川本成さんによるトークイベントも行われました

主演のお二人はもちろん素晴らしいのですが、35名に及ぶキャストがすごい。最初から入江雅人さんと千葉雅子さんという、下北沢に縁がありすぎる役者が出てきたと思ったら、次から次へと演劇シーンに関わる役者さんが登場して手に負えない。さらには、女のコがこれまたカワイイ役者さんばかりで大混乱です。

あえて一人だけピックアップするとしたら劇団「なかないで、毒きのこちゃん」の植田祥平さんでしょう。彼はヤバかった、彼のヤバさがこの作品の暴走感の幕開けだったと言っても過言ではないでしょう。まあ、森田ガンツさんもかなりヤバかったけど、、、。


映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」の公開にあたり、主演の橋本淳さんと稲葉友さん、そして猪股和磨監督からコメントが寄せられています。

絶望の淵に佇んでいた時に、救ってくれたのは他⼈の存在でした。そんな経験から、ちばしんの⼼の様相が⾃分事のような気がしてならない。昨年の夏、僅か⼀週間と少し、共に歩いた閃光のような時間が今となってはとても懐かしいです。
⼈と⼈の距離が少し空いてしまった昨今ですが、過ぎた時間は取り戻すことは出来ないからこそ、会いたいと思った気持ちが⽴ち上った瞬間に、僕は⼈に会いに⾏こうと思います。
猪股監督の切なる想いが、多くの⼈の繋がりを経て、公開というところまで来ることができました。本当に感謝しかありません。ありがとうございます。
純粋な思いが結実した、ちょっぴり不思議で、なんだか泥臭い本作が、どうか多くの⽅に届きますように。
―橋本淳(主演)

この度たくさんの⽅々からご⽀援をいただき本公開が決定しました。本当にありがとうございます。
初めて脚本を読んだ時も撮影中もそれを経て完成した映画を観た時も、作品に詰まった「優しさ」を感じて⼼が温かくなりました。
なんだか愛おしくなるちばしんとながちんの無鉄砲な旅路を映画館で⾒届けていただけたら幸いです。
―稲葉友(主演)

映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」沢⼭の⽅のご協⼒のお陰で本公開が決定しました!本当にありがとうございます!
本作は⾃分⾃⾝の『あの頃の親友』に向けて創った作品です。コロナ禍で⼈と⼈との距離が遠くなり、出会い⾟くなった時期だかこその作品だと思ってます!
この作品を観ていただいたときに『あの頃の親友』ではなくても『誰かに』会ってみようかな、なんてことを思って貰えるきっかけになれたらとっても嬉しいです。
―猪股和磨(監督)

©「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」製作委員会
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そうそう、もう一本映像を紹介させてください。映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」の主題歌と全劇伴を担当したKiQ(ききゅう)によるオープニングテーマ「Boys」のMusic Video、実際に作品でも使われている曲で作品の映像も使われています。

ロードムービー感あふれる疾走感あるサウンド、突然はじまる旅もいい物だと感じさせてくれる歌詞がたまらないです。

この「Boy」とエンディングテーマの「Ghost」は、7月5日に7インチレコードで発売することが決定しています。取扱店はこちら、ディスクユニオンやJET SETがあるので下北沢でも予約できますね。また、その2曲も含めた全劇伴8曲が入ったサウンドトラックは各種サブスクで配信中です。

©「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」製作委員会
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映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」は、6月30日(金)よりシモキタ – エキマエ – シネマ『K2』にて公開。初日のチケットはすでに完売しています、私はなんとかチケットをゲットできたので、再びこの街で #よすおま の世界を堪能したいと思います。また、笑い転げながら号泣するんだろうなぁ、、、。ぜひ、下北沢で作品とロケ地巡りを楽しんでくださーい、ロケ地は劇場で販売されているパンフレットにバッチリ載ってます。あ、金子会長にサインもらわないとーーー!

映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」
映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」

「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」

CAST:
橋本淳 稲葉友
安倍⼄ 森⾼愛 マメ⼭⽥ ⼊江雅⼈ 千葉雅⼦ 中村まこと 市川しんぺー
柿丸美智恵 ⾦⼦清⽂ 結城洋平 今川宇宙 ⽊⼭廉彬 中⻄柚貴 タカハシシンノスケ ⼋⽊響⽣ 飴 ⻲岡孝洋 中澤功 久我真希⼈ 浅⾒紘⾄ 中⽥⻨平 ⼯藤史⼦ 森⽥ガンツ 吉⽥壮⾠ 植⽥祥平 ⽥村優依 森岡未帆 芳⽥遥 ⻫藤マッチュ 古⽊将也 チカナガチサト ⼟⽥有未 森耕作 ⾦⼦健太郎 猪股⼤和
監督・脚本: 猪股和磨
⾳楽: KiQ
エグゼクティブ・プロデューサー: ⽵内崇剛
プロデューサー・編集: 篠⽥知典
撮影: 平井諒
照明: 富⾕颯輝
録⾳: ⼩濱匠
⾐装: 庄司洋介
ヘアメイク: ⼭⽥亜美
部屋装飾: 藤本楓
助監督: 志筑司
制作担当: 井⼝慶
宣伝美術: 橋本興平
製作:「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」製作委員会
配給・宣伝: SPOTTED PRODUCTIONS
公式Web
公式Twitter

シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』(北沢2-21-22 ( tefu ) lounge 2F)
2023年6月30日(金)〜終了未定
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