再演から12年ぶりに上演された、松尾スズキ作・演出の「悪霊~下女の恋~」を観劇してきました。

この舞台は、同じく松尾スズキ作・演出の「マシーン日記」と同時期に、公演していたイメージが強い演劇です。
その為、今年の3月に「マシーン日記」を公演した時に、すごく期待してたんですよ。「悪霊やらないかな」って。そしてら、この夏に公演するっていうので、すごく嬉しくて。見てきてしまいました!

あらすじ

関西にある架空の都市。ウネハラ家の息子・タケヒコは、学生時代からの友人・ハチマンとお笑いコンビを組んでいる。売れない芸人であった二人に、ようやくTV出演というビッグな仕事が転がりこんできた頃、母・キメとの二人暮らしであったウネハラ家に、タケヒコの婚約者・ナミエが訪れる。これから全てが順調にいくはずだったウネハラ家だったが、突然の彼女の出現により、母と子・友人との間に微妙なズレが生じ、やがてその予兆は不幸な事故となって4人に襲いかかることに……。

本当に、この舞台は実際に目で見たかった舞台です。
私ごとですが、再演された12年前は、ちょうど10歳でまだ大阪に居た時期です。小劇場なんて言葉は理解できていなかったし、存在すら知りませんでした。むしろ劇団四季やサーカス団に憧れが強かった時期でもありました。しかし、時が経って関東に来て16歳くらいの時に本格的に舞台を見始めましたきっかけで、演劇にハマり始め、小劇場などを知っていくのです。そして、動画ではありますが「マシーン日記」と「悪霊~下女の恋~」を見かけました。いやーこの2作品はすごく心に残って、その時思ったのはマシーンも悪霊も内容的には違うけど、「普遍的な恋愛」という形で共通している気がするなということでした。また、悪霊は、タケヒコの変化とか キメの可笑しさとか…。本当に衝撃的でした。それと共に、実際に見たかったなとも思ったのです。それほど、面白かったんです。物語の進み方とか、漫才している役者さんとか。音響も、照明も。全部。
また、舞台ってこんなに好き勝手表現していいし、見ているこっちもスカッとするなと。感動していましたね。

あと、悪霊の方は、もう一つ驚きがあるんです。

初演は
タケヒコ:松尾スズキ  ナミエ:池津祥子
ハチマン:池田成志   キメ・ホキ:広岡由里子

再演
タケヒコ:宮藤官九郎   ナミエ:小島聖
ハチマン:大浦龍宇一   キメ・ホキ:広岡由里子

というメンバーで…。そう、広岡由里子さんはずっと「キメ」と「ホキ」を演じているんです。
16年前の初演から、変わらないんですよ!そういうところもいいなって。だから「悪霊」は好きなんだと思います。また、人が変わらないからこその「演出」も、とても楽しみではなかなと心くすぐらせるもの満載です!

そして今回実際に見たら、前に動画で見た「悪霊」とは、小ネタとか、演出とか変わっていたのですが、(当たり前なんですが。)初演・再演ともにその時代にあったネタが多いように、今回も今の時代に合った小ネタばかりなんです。
しかも殆どの見に来ている人の笑のツボに入ってくるネタが沢山!万人受けするネタって考えるのは難しいのに。すごいな。って痛感します。

演技だけではなく使われている、音楽も照明も舞台セット(今回は初演・再演よりも一味違いますよ!)も最高なんですよ。音響は特にジュリーファンに響きますw 最後の最後で聞かせるなと。沢田研二好きの私としては、感動でしたねw そして、劇中の「井上の歌」に着目してもらいたいなと個人的に思います。でも、井上の歌に関しては、それしか言いませんません!ううん。舞台についてはこれしか言いません!気になったらあなたの目で見るのみです!

本当に「さすが松尾スズキさん!」だなと改めて実感できる舞台です。是非是非、下北沢に本多劇場に足を運んで見て下さい!

最後に、一言助言ですが
わたしは、初演と再演の感想や動画を見て、本当に実際に見れなかった悔しさと嫉妬しか残らなかったです。どうぞ、皆さんは「あ~見とけばよかったな」とならないように….。

あなたが下北沢にきて観劇することを心からお待ちしております。

「悪霊~下女の恋~」

作・演出:松尾スズキ
出演:
三宅弘城
賀来賢人
平岩紙
広岡由里子

東京公演
2013年8月29日(木)~9月16日(月・祝)全22公演
会場:東京都 下北沢 本多劇場
料金:6,500円

スタッフ

美術:中根聡子/照明:佐藤 啓/音響:藤田赤目/舞台監督:齋藤英明(バックステージ)、幸光順平(ダイ・レクト)/
衣裳:戸田京子/ヘアメイク:大和田一美/映像:上田大樹/演出助手:大堀光威/
制作助手:近藤南美、土井さや佳/制作デスク:大島さつき/宣伝:宇津宮明美(る・ひまわり)/ 制作協力:Little giants/
宣伝美術:雨堤千砂子/宣伝写真:江隈麗志/宣伝衣裳:兼子潤子/宣伝ヘアメイク:大和田一美/HPデザイン:stack pictures
制作&プロデューサー:大矢亜由美

協力:大人計画、アミューズ、ノックアウト

主催・製作:(株)森崎事務所M&Oplays

過去の演劇記事はこちら

 

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