1月23日、ライブハウスの老舗『下北沢屋根裏』閉店が発表された(公式サイト:下北沢屋根裏から閉店のお知らせ)。2015年3月31日をもって閉店、オープンからおよそ29年、数多くのバンドがライブを繰り広げた空間の歴史に幕を下ろす事となった。
下北沢屋根裏といえば、まだ下北沢に自分が通い始めた頃、何度となくお世話になったハコだ。1イベントで5・6バンドとたくさんのバンドを見ることができ、そのイベントを通して多くのバンドを知ることになった。お客さんが5人くらいしかいないとかそんな時もあった、ホントにいい思い出だ。でも、もう10年位行っていない。自分が最近チェックしているバンドがライブをやっていないからってこともあるけど、とにかく10年以上、下北沢屋根裏には行っていない、、、今となってはもっと行っておくべきだった。
公称キャパ150だけど、150人も入ったらかなり苦しいだろう。ステージと客席の距離も近いし、ステージに上るために客席を抜けていくという構造なので、ミュージシャンと近いイメージがある。ロックバンドの登竜門的なライブハウスで、本当にたくさんのバンドがこのハコでライブを行ってきた。うーん、屋根裏の代わりになるようなライブハウスはもちろん下北沢にはないから残念の一言。
そうそう、身近なミュージシャンの方に下北沢屋根裏へのコメントをもらったので紹介します。
エレクトリックイールショックも最初の数年間は随分お世話になりました。今も続く仲間たちと出会った思い出の地。いつか復活望む!
前川和人(Electric Eel Shock)
下北沢屋根裏にはずーっと昔にボートで出させてもらいました。ステージとフロアのあの距離感が唯一無二で好きでした。
坂井キヨオシ(MUSIC FROM THE MARS / FROITO その他)
はじめてワンマンやったのも、友達いっぱいできたのも、ノルマいっぱい払ったのも下北沢屋根裏でした。下北沢屋根裏はぼくの青春でした。お世話になりました。
Kovacs(Petit Mit/mitten)
思い起こせば学生時代、ちゃんと初めて出たライブハウスが下北沢屋根裏だった気が、、楽屋を思い出します。また出たかったなーー
AxSxE (NATSUMEN,スペースカンフーマン)
3月に入ってからメモリアルイベントが続いていますが、3月30・31日の2日間は『下北沢屋根裏 presents「屋根裏 IS OVER」』と題し、下北沢屋根裏のラストを飾るアーティストが出演。初日の3月30日(月)は藍坊主・OverTheDogs・アカツキ.・Hi-TOUCH Rookies・ミラドロン・山之内太郎(OA)。そしてラストとなる3月31日はSTANCE PUNKS・太陽族・SHACHI・ザ・マスミサイル・HIGHWAY61・山之内太郎(OA)が出演。ちなみに両日のオープニングアクトを務める山之内太郎さんという方、平成元年から下北沢屋根裏に出演されているとか。既に両日ともe+の前売りチケットはソールドアウト、そりゃそうだよなーこれだけ大物が並んでいたら。当日券とか出ないよなぁ、、、。
改めて、サンキュー下北沢屋根裏! 今日のライブはもうはじまってるなー。ステージに立つ人も、ステージを見る人も、そしてなによりスタッフのみなさん、下北沢屋根裏のラスト6日間を飾ってください!!
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【下北沢屋根裏】
北沢2-6-5
03-3468-5282
http://shimoyane.com/