劇団フルタ丸 2019年 本公演『朝のドラマ』 劇団フルタ丸 2019年 本公演『朝のドラマ』

劇団フルタ丸 2019年 本公演『朝のドラマ』初日レビュー、コメント

2019年7月3日(水) 、下北沢の駅前劇場で初日を迎えた劇団フルタ丸 2019年 本公演『朝のドラマ』。代表のフルタジュンさんと篠原友紀さんのコメント、そして 初日のレビューをお送りします

---『朝のドラマ 』 初日が終わりました

フルタジュン: 初日が終わって、とてもほっとしています。ストーリー的に、お客さんの想像力に委ねるような所にもチャレンジしていたので、その点がお客さんに届いたという実感はあります。終演後のお客さんの反応から、自分の判断は間違っていなかったと、その点はほっとしました。

---演劇において、序盤は状況説明的な丁寧な時間の流れがあることが多く見られますが、今回のお芝居では見ている感覚としてはゆっくりと流れていつつも、受ける側としては全くゆっくりしていない。一瞬たりとも見逃せない状況が続いていました。これまでの作品とは明らかに時間の流れが違っていました

フルタ: 違いますね。時間の流れ、その経過のさせ方については、全く今までの作品とは違っています。時間の経過も含めお客さんに想像させるような試みも盛り込んでいますので

---演劇としては見たことがないタイプの流れですね。そして、劇団フルタ丸のチャレンジング興行、そして劇団員6人だけの公演があったからこその今日だった、そう改めて感じました

フルタ: ありがとうございます、そのとおりです。本当に出し尽くしました、今までに培ったモノを一番いい状態で駅前劇場で出し尽くすということ、テーマ性も含めて考えていたので、そう感じていただけて嬉しいです。 もちろんここで終わるつもりではないですが (笑)

---文句なしのダブルコールでしたね、これでは終わらせないという観客の皆さんの意思を感じました

フルタ: いやー、嬉しかったですね。あの場でとっさに二ノ宮ゆいさんにコメントをお願いしました

---期待を超えてきた証明ですね。ただ、まだ初日、二日目以降にも期待がかかります

フルタ: 二日目のお昼は完売していますが、夜はちょっと余裕がありますのでぜひ駆けつけていただきたいです。ありがとうございました!


---篠原さんお疲れ様でした、どうですか初日が終わって

篠原: いつもだったら、ほっとしたり、スタートが切れたな感じますが、今回は全くないです。今日が終わっただけ、また同じことを明日やるぞ、明日も変わらない緊張感がありますね。まだ、全く落ち着かないですね

---今日は後方で全体を見ていましたが、明日は篠原さんの目の前で観ますね

篠原: はい、ありがとうございます!

今回の本公演グッズは『朝のドラマ』のシナリオ本で、1500円とお求めやすい価格。観劇の記念、というより観劇をより味わうためにもゲットしたいアイテムです
今回の本公演グッズは『朝のドラマ』のシナリオ本で、1500円とお求めやすい価格。観劇の記念、というより観劇をより味わうためにもゲットしたいアイテムです

実際に『朝のドラマ』を観て感じたことは、フルタさんへのインタビューでも聞いているとおり、劇団フルタ丸が3回行ったチャレンジング興行、そして、その後の劇団員のみで行った本公演、その数年間があったからこそ実現できた本公演であることを実感しました。

お芝居自体が慌ただしいわけではないけど時間の流れが巧妙で、序盤から全く目が離せない。物語が進むにつれ観る側が気になるポイントが徐々にクリアになり、その瞬間を迎えると供に物語は一気に動く。本当にあっという間の1時間50分でした。

日曜日を除き毎朝放送されているNHK「連続テレビ小説」、 通称朝ドラ のファンにぜひ観てもらいたい、声を大にしてそのことを伝えたい。朝ドラではやらないであろうこと、そして決してできないこと、そのどちらもこのお芝居では実現している。朝ドラを超えた朝ドラのお芝居、それが劇団フルタ丸『朝のドラマ』そう断言できる作品といって間違いない。

1人1人に触れていきたいところですが、インタビューでフルタさんも話していたので、あえて1人MVPを決めるとすれば、初日については安堂サオリさんを私は選びます。この物語の時間の流れ的な部分は、彼女あってこそのもの。さらに、安堂さん役の存在が様々な点で物語の安定感にもつながっています。

現在、7月4日13時43分、駅前劇場は既に8割方客席が埋まっています。少し遅れてしまったら篠原さんの前の席は埋まっていました、、、平日の昼間なのにとても人気の回です。というのも、この回に関しては、短編の『夜のドラマ 』も上演されることもあり、完売しています。夜はまだ若干席に余裕があり当日券も出るとのことですので、ぜひ夜の回にご来場下さい。

劇団フルタ丸 2019年 本公演「朝のドラマ」 フライヤー表面
劇団フルタ丸 2019年 本公演「朝のドラマ」 フライヤー表面

劇団フルタ丸 2019年 本公演
「朝のドラマ」

作・演出: フルタジュン
出演:宮内勇輝・真帆・篠原友紀・工藤優太・清水洋介・フルタジュン(以上、劇団フルタ丸)
大勝かおり・安堂サオリ・二ノ宮ゆい/西川智宏(ラビット番長)
公演日時: 
2019年7月3日(水)~7日(日)
7月3日(水)19:30
7月4日(木)14:00★/19:30
7月5日(金)19:30
7月6日(土)13:00/17:00
7月7日(日)13:00/17:00
※受付開始は開演の45分前・開場は開演の30分前
★アフターイベント(短編「夜のドラマ」限定上演)
会場: 駅前劇場(世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F)03-3414-0019(公演期間のみ)
交通: 下北沢駅(小田急線「東口」徒歩3分、京王井の頭線「京王中央口」徒歩3分)
チケット料金:
前売3,800円 当日4,300円
学割1,500円(前売当日共通・要証明)
※日時指定・税込/全席自由
※未就学児の入場不可
※発売開始:5月12日(日)10:00
チケット取り扱い:
●カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/asadra2019
●演劇パス
https://engeki.jp/pass/redirects/link/584
お問い合わせ:
●電話  080-4898-2002(フルタ丸)
●メール info@furutamaru.com
電話orメールでのチケット予約の際には、「日時・枚数・お名前・電話番号」をお伝えください、返信をもって予約完了となります
公式サイト:https://furutamaru.com/portfolio/朝のドラマ/

●劇団フルタ丸 2019本公演「朝のドラマ」出演者リストです