2022年6月21日(火)から26日(日)まで駅前劇場にて上演されているアガリスクエンターテイメント番外公演『ナイゲン(2022年版)』、2日目の公演を観劇しました。

アガリスクエンターテイメント番外公演『ナイゲン(2022年版)』 駅前劇場
アガリスクエンターテイメント番外公演『ナイゲン(2022年版)』 駅前劇場

【あらすじ】
“自主自律”を旨とし、かつては生徒による自治を誇っていたが、今やそんな伝統も失われつつある普通の県立高校、国府台高校。
ある夏の日、唯一残った伝統にして、やたら長いだけの文化祭の為の会議“ナイゲン”は、惰性のままにその日程を終わろうとしていた。
しかし、終了間際に一つの報せが飛び込む。
「今年は、1クラスだけ、文化祭での発表が出来なくなります」
それを機に会議は性格を変え始める。
――どこのクラスを落とすのか。
かくして、会議に不慣れな高校生達の泥仕合がはじまった…!

ステージを囲む形で配置された客席、ステージには学校にあるような机と椅子が並ぶ。役者はほぼ全方向からお芝居が見られてしまうというユニークな舞台。ライブハウスではこのような形式のライブを見たことがありますが演劇では初めて、駅前劇場に入った瞬間に1週間前とは全く違う状況で上演前から勝手にテンションが上がりました。学校で行われる文化祭の会議が舞台となっていることもあり、上演中は12名の役者がほぼステージに出っぱなしというのも斬新で新鮮、というか単純に情報量が多すぎでいったいどこを見るべきなのか、、、。

「ナイゲン」とは「内容限定会議」の略で、舞台となる県立高校である国府台高校の文化祭の為の会議。1学年3クラスで合計9クラスの代表と文化祭委員である4名の合計12名が繰り広げる会議が、ステージ上で繰り広げられる。「1クラスだけ文化祭で発表ができなくなる」という状況が引き起こすドタバタコメディでありながら、根底に流れているのは学校というコミュニティの中で、それぞれが考えていることを表明し話し合う意味を追求する作品です。なんかええ感じのこと書いてますが、ドタバタ部分があまりに壮絶すぎて、そうまさにこういう状況を表す4文字が『抱腹絶倒』なのであります。椅子から立ち上がりそうになったよ!

個人的な話で恐縮ですが、登場人物の中に一人だけめちゃめちゃ共感してしまう人物がいて、その存在・発言から目が離せなくなってしまいました。しかも、私の母校は国府高校、シチュエーションは違うけど、自分自身もこのような会議をやっていたんですよ。なんだかこの物語にシンクロしすぎて、30年近く前のことをおもいっきり思い出してしまいました。そして、その人物の最後の選択が自分にグッサリと刺さったわけですよ、、、泣いた。

それにしても、ここまで12人の出演者がフラットに愛せる作品は初めてかもしれない。それぞれのキャラクターや考え方が、2時間のステージでここまで壮絶に交錯するとは、見事すぎる作品と言わざるを得ません。そりゃ、数々の劇団・演劇部で上演された名作ですよ。

アガリスクエンターテイメント番外公演『ナイゲン(2022年版)』キャスト
アガリスクエンターテイメント番外公演『ナイゲン(2022年版)』キャスト
誰か一人を取りあげることなんてできない。ああ、もう全員が愛おしい

あ、今回の公演の映像がちょっぴり公開されているので、ぜひチェックしてください。ああもう、純粋に面白すぎた、サイコーに笑いました、駅前劇場全体が笑いで完全に一体化していましたからね。これだよ、エンターテインメントとしての演劇を思う存分感じられる作品でもありました。

アガリスクエンターテイメント番外公演『ナイゲン(2022年版)』は、6月26日(日)まで駅前劇場にて。すでに土日はほぼ完売していますが、本日23日(木)24日(金)はお昼・夜ともに残席がありますので、ぜひこの機会にご覧ください! あ、25日19時の公演はライブ配信で視聴することもできます。あああ、西側から見ていたのであの3人の表情はあんまり見れなかったんだよなあああ、視聴するしかないなこれは

アガリスクエンターテイメント番外公演『ナイゲン(2022年版)』
チケットがポストカードタイプなのはちょっと嬉しい、記念になるなぁ。そして、ナイゲンの会議資料はお客さんにも配布されるので、開演前にチェックしておくことがオススメ。えっと、上演中は暗くてじぇんじぇん読めませんでした
アガリスクエンターテイメント番外公演『ナイゲン(2022年版)』

アガリスクエンターテイメント番外公演
『ナイゲン(2022年版)』

公演期間:2022年6月21日(火)~6月26日(日)
会場:駅前劇場 (東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F)

【脚本・演出】冨坂友(アガリスクエンターテイメント)

■出演者
小日向春平
幡美優
岡村梨加
宮下真実
中川大喜(劇団イン・ノート)
谷川清夏
大見祥太郎
仲村陸(劇団銭湯民族)
木村聡太
早舩聖(マチルダアパルトマン)
神山慎太郎(ガガ/くらやみダンス)
雛形羽衣(劇団☆ディアステージ)
古谷蓮

■スタッフ (*)はアガリスクエンターテイメント
文芸助手:淺越岳人(*)
舞台監督:大地洋一
音響・映像配信:小林勇太(T.C.O.C.)
照明:奥田悟史(劇団ミックスドッグス)
衣装:熊谷有芳(*)
音楽:三濱徹也
舞台写真:石澤知絵子
宣伝美術:津和野諒(*)
プロデューサー:佐野木雄太(*)
製作協力:Cuebicle
企画製作:アガリスクエンターテイメント

《協力》
オフィスtopica/株式会社ディアステージ/株式会社ファザーズコーポレーション/K-PRO 劇団ミックスドッグス/T.C.O.C.

■公演スケジュール
6月21日(火) 19:00
6月22日(水) 19:00
6月23日(木) 14:00 / 19:00
6月24日(金) 14:00 / 19:00
6月25日(土) 14:00 / 19:00(ライブ配信回)
6月26日(日) 12:00 / 17:00
※上演時間 約2時間

■チケット料金
富豪席:6,000円
(非売品特典パンフレット「文化祭を終えて」付・座席選択可能)
一般席:4,500円
大貧民席:3,000円
(見切れ席、後方席など。開演直前にご案内)
高校生以下:1,000円
(全席指定・税込)

貧民割引:500円引き
(「貧民です」の自己申告により500円割引いたします。富豪席、大貧民席にはご利用頂けません。)

■チケット予約
富豪席(事前精算)
https://www.confetti-web.com/naigen2022
一般席・大貧民席・高校生以下
https://ticket.corich.jp/apply/140279/

■LIVE配信
6月25日(土)19:00回の模様を生配信いたします。
劇場にお越しになるのが難しい方も、遠方にお住まいの方も、時間のご都合の合わない方も、期間中ならいつでもどこでもご観劇いただけます。
配信期間:2022年6月25日(土)19:00~7月2日(土)23:59
※チケット予約と入金〆切は以下となります。
予約締切:7月2日(土)19:59
入金〆切:7月2日(土)20:59
料金: 2500円
チケット販売&視聴サイト:Confetti Streaming Theater

■公式ホームページ
http://www.agarisk.com/stage/naigen2022/
■Twitter(@Agarisk_Info)
https://twitter.com/Agarisk_Info
 

About the Author

クロダマサノブ

下北沢情報サイト【しもブロ】のキュレーターです、キュレーターってなんやねんって?下北沢のありとあらゆるモノをキュレーションしています。下北沢の街にたどり着いて25年、常に変化し続けるこの街のことを見続け、下北沢のイマを伝えています

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