2023年9月16日(土)17日(日)18日(月祝)の3日間にわたり、下北沢全域にて『第15回 下北沢映画祭』が開催されます。メインとなるコンペティションをはじめとして7つのプログラムが行われる『北沢タウンホール』を中心に、下北沢のミニシアターである『下北沢トリウッド』及び『シモキタ – エキマエ – シネマ K2』、さらにムーンアートナイト下北沢が開催されている『下北線路街 空き地』野外ステージに『ミカン下北』の大階段・ダンダンでも無料で作品を上映と、まさに下北沢全域で開催されます。
そんな盛りだくさんな『第15回 下北沢映画祭』、各プログラムをご紹介します。
[A Program]
新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』 <活弁公演版>上映!!
かつて映画フィルムに音がついていなかった頃、観客は弁士による語りと生演奏とともに映画(活動写真)を楽しんでいた。そして現代、YouTubeやTikTokなど動画が益々進化する最中に長編新作無声映画が誕生!老若男女楽しめる、温故知新エンターテインメントを是非ご体験ください。
■日時:9月16日(土) 13:45開映
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』(85分)
■ゲスト:辻凪子監督、大森くみこさん(弁士)、天宮遥さん(伴奏)
■チケット:<前売>一般:3,000円 中学生以下:500円
<当日> 一般:3,000円 中学生以下:500円
世田谷区在住・在勤の一般・大高生:2,000円 世田谷区在住・在学の中学生以下:無料
[B Program]
『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』をめぐって
第13回下北沢映画祭で『眠る虫』を招待上映した、金子由里奈監督による長編商業デビュー作。大前粟生氏による同名小説を映画化、やさしさの意味を問い直す物語。
宣伝デザインを務めた大島依提亜さんをゲストに迎え、上映後にクロストークも行います。
■日時:9月16日(土)16:30開映
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(109分)
■ゲスト:金子由里奈監督、奥浜レイラさん、大島依提亜さん
■チケット<前売>一般:1,800円
<当日> 一般:1,800円 学生:1,000円
世田谷区在住・在勤の一般:1,000円
世田谷区在住・在学の学生:500円
[C Program]
「群青いろ」新作特集①『雨降って、ジ・エンド。』★東京初上映
写真家志望の女・遠藤日和(古川琴音)は、雨宿りに忍び込んだ店で、ピエロのような化粧をした男・雨森(廣末哲万)と出会う。人を好きになるってことを真摯に描くブラックコメディドラマ。
■日時:9月17日(日) 11:10開映
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『雨降って、ジ・エンド。』(84分)
■ゲスト:髙橋泉監督
■チケット:<前売・当日>1,800円均一
[D Program]
「群青いろ」新作特集②『彼女はなぜ、猿を逃したか?』
動物園の猿を逃がした女子高校生への取材を通して、メディアのあり方を問う。第23回東京フィルメックスでお披露目された、髙橋泉さんと廣末哲万さんによる映像制作ユニット「群青いろ」の最新作。
■日時:9月17日(日) 14:00開映
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『彼女はなぜ、猿を逃したか?』(98分)
■ゲスト:高橋泉監督
■チケット:<前売・当日>1,800円均一
[E Program]
『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』下北沢凱旋上映!!
猪股和磨監督が鳥皮ささみ名義で主宰する劇団“なかないで、毒きのこちゃん”の舞台を自ら映像化、下北沢でもロケを敢行した可笑しく切ない青春ロードムービー。引きこもりのちばしん(橋本淳)の元にある日、小学校時代の親友で自称幽霊のながちん(稲葉友)が現れる。上映後には関係者による舞台挨拶に加え、本作の音楽・主題歌を務めた「KIQ」のボーカル・やまのはさんによるミニライブも実施します。
■日時:9月17日(日) 17:10-
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』(81分)
■ゲスト:猪股和磨監督、やまのは(KIQ)さん
■チケット:<前売>一般:1,800円
<当日> 一般:1,800円 学生:1,000円
世田谷区在住・在勤の一般:1,000円
世田谷区在住・在学の学生:500円
[F Program]
折口慎一郎監督『メロスたち』世界初上映
創作舞台『走れ!走れ走れメロス』で、コロナ禍にもかかわらず予想外の評価を得た島根県の掛合分校演劇同好会。演劇の世界に導いた顧問は異動し、4人だけのメンバーも3年生に進級。それぞれ進路を決める中、曽田は1人で中国大会の舞台に立っていた。「オレだけ演劇やってていいんですかね」。卒業が近づいていた。
昨年度の下北沢映画祭コンペティションで四冠、その後劇場公開を果たした折口慎一郎監督によるドキュメンタリー作品『走れ!走れ走れメロス』の続編新作を本映画祭でワールドプレミア!!
■日時:9月18日(月・祝) 11:00開映
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『メロスたち』(75分予定)
■ゲスト: 折口慎一郎監督
■チケット:<前売・当日>1,500円均一
[G Program]
第15回下北沢映画祭コンペティション
実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。
応募総数309作品の中からスタッフによる選定を通過した全12作品を上映し、ゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の皆さまの投票による観客賞、下北沢商店連合会会長賞ほかを決定。授賞式の前には審査員とノミネート監督全員によるトークセッションを行います。
コンペティションゲスト審査員は沖田修一監督!
《第15回下北沢映画祭コンペティションノミネート作品・タイムスケジュール》(全12作品)
13:20 第1部
『駆け抜けたら、海。』(監督:十川雅司/16分29秒)
『FAAAWWW!!!』(監督:鬼木幸治/8分11秒)
『懐胎新書』(監督:吉矢響平/19分29秒)
『まる』(監督:宮島遥夏/15分5秒)
14:45 第2部
『ホモ・アミークス』(監督:馬渕ありさ/42分37秒)
『更けるころ』(監督:赤堀海斗/18分54秒)
『花と修羅』(監督:山崎春風/24分39秒)
『ぼくがこわい黒いもの』(監督:新海大吾/6分40秒)
16:45 第3部
『妄想カンフー ~ダイナソー・ミッション~』(監督:akikojerry/13分20秒)
『あたらしい世界』(監督:村口 知巳/7分40秒)
『彼は誰時(かわたれどき)』(監督:谷本桃子/15分21秒)
『LIKE THAT OLD MAN』(監督:こささりょうま/19分10秒)
18:10 トークセッション
19:30 授賞式
20:00 終了
■日時:9月25日(日) 12:55開場 13:15開映
■会場:北沢タウンホール
■チケット:1,500円
【世田谷区内に在住・在勤の方は料金500円】
※こちらの料金は当日券のみでのご案内となります。
※ご案内できるチケットの枚数には限りがございます。
※当日は世田谷区内在住・在勤・在学を証明する書類をお持ちください。
[at シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』]
『ドキュメント サニーデイ・サービス』
CDデビューから30年。フォーク、ロック、ギターポップ、ヒップホップ…。ありとあらゆる音楽を飲み込み吐き出し続ける変幻自在のロックバンド”サニーデイ・サービス”初のドキュメンタリー映画。バンドとして苦難の道を歩みながら、これまでに14枚のアルバムを発表し、今も活動を続ける彼らを、2020年春から監督カンパニー松尾のカメラが追った。待望の下北沢上映!!
■トーク付き上映:9/18(月・祝)PM ゲスト:カンパニー松尾監督
■上映日程:9/15(金)〜21(木) ※上映スケジュールは劇場サイトまで
■会場:シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』
■上映作品:『ドキュメント サニーデイ・サービス』(145分)
■チケット:一般1,800円 ほか
[at トリウッド]
<「福岡アジア文化賞」受賞記念>チャン・リュル監督特集〜フィルム時代の愛〜
映画撮影現場を舞台にさまざまな人々の感情や思惑が交錯する様を描くパク・ヘイル主演作『フィルム時代の愛』(劇場未公開作/2015)をはじめ、<福岡三部作>にあたる最新作『柳川』(出演:ニー・ニー、チャン・ルーイー、シン・バイチン、池松壮亮ほか/2021)、ベルリン映画祭出品作『福岡』(クォン・ヘヒョ、ユン・ジェムン、パク・ソダム、山本由貴ほか/2019)、『群山』(出演:パク・ヘイル、ムン・ソリほか/2018)も日替わりで上映!
■上映日程:
9/16(土)12:00 『フィルム時代の愛』(68分)
9/17(日)12:00 『柳川』(112分)
9/18(月・祝)12:00 『福岡』(86分)
9/20(水)19:00『群山』(121分)
9/21(木) 19:00 『フィルム時代の愛』(68分)
9/22(金)19:00 『フィルム時代の愛』(68分)
※火曜休館
■会場:下北沢トリウッド
■チケット:一般1,600円 ほか
[at 下北線路街 空き地]【無料イベント】
ウルトラセブン55th・下北沢映画祭 in ムーンアートナイト下北沢
55周年を迎えた『ウルトラセブン』と下北沢映画祭のコラボレーション企画!ムーンアートナイト下北沢の会場で、光る巨大な月のインスタレーションをバックに野外上映会を行います。「対話」と「共生」をテーマにした、時代を超えた作品の魅力を体感して下さい。
上映後は飯塚貴士監督、大門嵩監督、麻生智義氏(ウルトラセブン55thプロデューサー)ら若い世代の3人によるトークショーがあります。
■日時:9月16日(土) 18:30開映
■会場:下北線路街 空き地 野外ステージ
■上映タイトル:『ウルトラセブン』第8話「狙われた街」第42話「ノンマルトの使者」
■ゲスト: 飯塚貴士監督、大門嵩監督(俳優・映画監督)、麻生智義氏(ウルトラセブン55thプロデューサー)
■無料イベント
[at ミカン下北 ダンダン]【無料イベント】
名作映画『恋する惑星』無料野外上映
ミカン下北の大階段「ダンダン」 にて、名作映画『恋する惑星』の無料野外上映イベントを開催!
ふらっと映画を楽しみにいらっしゃいませんか?
■日時:9月17日(日) 18:00開映
■会場:ミカン下北A街区「ダンダン(大階段)」(下北沢駅徒歩1分)
■上映タイトル:『恋する惑星』
■無料イベント
※荒天時等は中止となる場合がございます
※会場の関係上鑑賞者数を制限させて頂く場合がございます
いやーーーーー、盛りだくさんです、とーっても盛りだくさんな『第15回 下北沢映画祭』です! 個人的に注目しているのは辻凪子さんが監督主演を務めたAプログラム『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』、昨日下北沢映画祭のSNSにてメッセージ動画が公開されましたが、この日限りのスペシャルバージョンでの上映とのことで大いに期待しております。今年の春にK2で上映された『凪の憂鬱』や、現在放送中のドラマ『晩酌の流儀2』で独特な存在感で好演している辻凪子さんだけに、大いに期待しております。
そして、もうひとつ絶対に外せないプログラムはEプログラム『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』ですね。下北沢がロケ地だったこともありますが、ダブル主演の橋本淳さんと稲葉友さん、そしてその二人を翻弄するキャラクターの素晴らしさたるや、、、。爆笑と涙の81分、下北沢の魅力を存分に感じられる作品です。ぜひ、しもブロのレビュー【映画「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」爆笑と涙の81分、下北沢の魅力あふれる傑作】もご覧ください。
もちろんメインとなるコンペティションや他のプログラムも気になりますが、下北線路街 空き地とミカン下北 ダンダンでの無料上映は、下北沢の開かれた場で気軽に映画に触れる機会を提供しており、『下北沢映画祭』が映画ファンのみならず多くの人の事を考えているのだと改めて感じました。
『第15回 下北沢映画祭』は9月16日から18日まで開催。A~Gプログラムのチケットは、8月26日(土)12時よりパスマーケットにて発売されます。人気プログラムは早々に売り切れますので、お早めにお買い求めください。
『第15回 下北沢映画祭』
開催日: 2023年9月16日(土)17日(日)18日(月)
会場: 北沢タウンホール、シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』、下北沢トリウッド、下北線路街 空き地、ミカン下北 ダンダン
チケット:パスマーケットにて発売、K2・トリウッドについては各公式サイトで発売されます
主催:下北沢映画祭実行委員会
後援:世田谷区、下北沢商店連合会(下北沢一番街商店街振興組合・下北沢南口商店街振興組合・しもきた商店街振興組合・下北沢あずま通り商店街・代沢通り共栄会・下北沢南口ピュアロード新栄商店会)、北沢二丁目協和会、北沢二丁目南町会
協賛:東放学園映画専門学校、Cyber Link、steal factory
協力:下北沢トリウッド、下北線路街 空き地
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