鶏の旨味拡がる、鶏冠78の「下北武羅悪区（ぶらっく）」

先日ご紹介した間借りのラーメン店『鶏冠78』、前回は白「鶏清湯貝塩そば」をご紹介しましたが、あまりに美味しすぎたので次の日もお店に伺い、これまた気になっていた黒「下北武羅悪区（ぶらっく）」を味わってきました。2日連続で同じお店に行く事なんて、初めてかも。

オーダーは決まっている「下北武羅悪区」1000円（税込）に、これまた昨日気になりすぎていた「味玉（オランジュ）」150円（税込）だ。「牡蠣アヒージョの和え玉」も気になるけど、絶対に食べきれないのでまた改めて。

鶏冠78の「下北武羅悪区」1000円（税込）「味玉（オランジュ）」150円（税込）

一見普通の醤油ベースのスープですが、口に含むと鶏の旨味が際限なく拡がる。白とは全く違う味わいで、旨味のみならず上品な甘みも感じられる。比内地鶏の鶏油に京都醤油のカエシを使ったスープとのことだがなんという美味しさ、全粒粉で味わい深い細麺もバッチリマッチしている。

白は青ネギを使っていたけど、黒は玉ねぎを使いその刺激がスープの旨味を引き立てる。鮮やかなオレンジ色が特徴的なオランジュを使った味玉は、スイーツなどで使われる卵で思ったよりも上品な味わい。そして中華そばの定番なるとが添えられているが、中華そばとは名乗らず「下北武羅悪区」なるネーミングにするハイセンスさ。参りました、完全に。

あの胡椒が絶対に合うと思い入れるはずだったのに、夢中に食べ続け完食してしまった。もう、あまり深いことを考える余裕がないくらいの美味しさ。これは、とんでもないラーメン屋が下北沢に誕生してしまった。ちなみに、白と黒どちらが好みかと聞かれると、、、決められない、たぶんその日の気分によるだろう。どちらも間違いないラーメンが味わえるので、どちらも正解なのだ。

もつや長光を間借りしたランチタイムのみ営業しているラーメン店『鶏冠78』、下北沢のラーメン好きの皆さんには一度味わっていただきたいお店です。