［セカンドレビュー］劇団フルタ丸 2016年本公演ツアー『ビッグマウス症候群』

「オープニングの音楽が流れ会場の照明が徐々に暗くなる、そしてステージに照明が当てられると、そこには初日に見た彼女とは全くの別人がいた。」劇団フルタ丸『ビッグマウス症候群』、東京公演は残すところあと3回。一人でも多くの人に観てもらいたい

2016年5月27日、劇団フルタ丸 2016年本公演ツアー『ビッグマウス症候群』3日目の昼公演へ。2回目の観劇、初日とは違い最前列へ。

オープニングの音楽が流れ会場の照明が徐々に暗くなる、そしてステージに照明が当てられると、そこには初日に見た彼女とは全くの別人がいた。セリフはもちろん変わっていない、衣装やメイクが変わったわけでもない。でも、そこには明らかに初日とは違うオーラを纏った彼女がいる。

物語がが進むにつれ、そのオーラは静かにでも確実に存在感を増す。その一方、別のシーンではこれまた全く違う雰囲気でお芝居をしている。まさか、ここまで変わるとは、、、。変わったのは彼女1人だけじゃない、5人それぞれのお芝居も、よりはっきりとしたものに変わっている。そして何よりも、6人の距離感がより近いものになった感覚を覚える。

時には恐怖を覚え、笑いをこらえることができず、そして自然と涙が溢れ出す。舞台にいる6人が創り出す世界に、どうしようもないほど引き込まれた自分がそこにいた。初日を終え、フルタ丸は何かを変えてきた。そして、それは『ビッグマウス症候群』というお芝居をより良いものへと昇華させてくれた。そして、まだまだ良くなる、そんなことを確信させてくれる3回目の公演となった。

終演後、フルタさんをはじめ役者の皆さんに声をかける。自分にとってはこれが下北沢で見ることができる最後の『ビッグマウス症候群』だった。もう一度見たい気持ちはもちろんある、しかし、それは叶わない。ぜひ、あなたに観てもらいたい。そう、この記事を読んでいるあなたに観てもらいたい。

劇団フルタ丸 2016年本公演ツアー『ビッグマウス症候群』東京公演は残すところ3回。本日5月28日（土）18時、明日5月29日（日）14時・18時、本日も当日券は販売される。明日の18時の回は公式サイトから予約可能だ。

物販横に置かれたこのキャラクターは、、、その真相は公演の公式パンフレット800円に書かれている。観劇の記念にもなるので、ぜひお買い求めください

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劇団フルタ丸 2016年本公演ツアー
『ビッグマウス症候群』

作・演出：フルタジュン

＜出演＞
宮内勇輝
真帆
篠原友紀
工藤優太
清水洋介
フルタジュン

久しぶりに聞かせてくれないか、君のビッグマウスを。

精神科医の元に、ある男がやってくる。
彼は子供の頃からウソツキとして有名だった。
できそうにもないことを堂々と宣言しては、いつも周りを混乱させた。
大人になると、職場の同僚達は彼のことをペテン師と呼ぶようになった。
医者は男と目を合わせるなり、すぐに診断結果を伝えた。

「ビッグマウス症候群。病気ですね。」

大口を叩く人間に病名が付いた世界で起きる、
これは生き様のオハナシ。

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【東京公演】
2016年5月25日（水）～29日（日）
25日（水）19時半
26日（木）19時半
27日（金）14時／19時半
28日（土）14時／18時
29日（日）14時／18時
※前売り日時指定・全席自由
※受付開始は開演の40分前・開場は開演の30分前
＜チケット代金＞
前売3,500円／当日3,800円
学生割引 2,500円（受付で学生証提示）
＜チケット予約＞
公式サイトから
＜会場＞
下北沢「劇」小劇場
〒155-0031　東京都世田谷区北沢2-6-6
Tel：03-3466-0020

【岐阜公演】
2016年6月10日（金）～12日（日）
10日（金）19時
11日（土）19時
12日（日）19時
※前売り日時指定・全席自由
※受付開始は開演の40分前・開場は開演の30分前
＜チケット代金＞
前売・当日 2,000円
学生割引 1,500円（受付で学生証提示）
＜チケット予約＞
公式サイトから
＜市内プレイガイド＞
美濃市文化会館 0575-35-0522
美濃「道の駅」にわか茶屋 0575-33-5022
＜会場＞
美濃「道の駅」にわか茶屋大多目的室
〒501-3714　岐阜県美濃市曽代2007
Tel：0575-33-5022