『ハルをさがして』 初日舞台挨拶の模様

8月26日までトリウッドで上映されている『ハルをさがして』。震災後の福島を舞台に、中学生4人によるひと夏の冒険を描いた作品。失ったものと新たに得たたもの、あなたもこの映画できっと何かを見つけることができるでしょう

 

2016年8月6日にトリウッドで初日を迎えた『ハルをさがして』 。公開以降、ネットを中心に話題となっているこちらの映画、まさにこの時期にぴったりな中学生によるひと夏の冒険を描いた作品です。その、初日舞台挨拶の模様をお送りします。

2016年8月6日トリウッド、『ハルをさがして』初日舞台挨拶
2016年8月6日トリウッド、『ハルをさがして』初日舞台挨拶
ノボル役・小柴大河さん
「大きな役を頂いたのが初めてということもあり、頑張りました。無事公開することができて嬉しく思います。」 ノボル役・小柴大河さん
チエコ役・佐藤菜月さん
「2年前の演技もままならない頃に初ヒロインをさせて頂き、最初この映画を観た時は恥ずかしさと不安、ちょっとした期待がありました。この作品が本当に大好きで、皆さんにご覧頂くことができ嬉しいです」 チエコ役・佐藤菜月さん
マサル役・小泉凱さん
「母が福島県いわき市出身で、おばあちゃんが福島に住んでいるので縁を感じました。撮影当時、自分でも一生懸命で必死になっていて、監督やスタッフの皆さんに支えて頂きここまでくることができました。改めて作品を観ていい話だなと感じました、完成してよかったです」 マサル役・小泉凱さん
ヒロキ役・橋本一輝さん
「このポスターを見て重たい内容なのかなと感じられる方もいるかもしれませんが、主題としては私たちと同じような年代の子たちによる青春群像劇で、笑いあり涙ありという内容になったと思います。皆さんにもそういう面を感じて頂ければ幸いです」 ヒロキ役・橋本一輝さん
尾関玄監督
「初日の初回なので、お客さんが全くいなかったらどうしようと不安で眠れず、思わずサクラを入れようかと考えたのですが(笑)、入れなくてよかったです」  尾関玄監督

「ハルをさがして」4名のメインキャストと尾関玄監督

舞台挨拶終了後、改めて尾関監督にコメントを頂きました。

---初日の初回上映が終わりましたが、どのような心境でしょうか

尾関監督: 宣伝も自分たちでやっており、その効果があるのかもわからないままやっていたので、ふたを開けたらお客さんが全然来ないという可能性もありました。もし、登壇者よりもお客さんが少なかったら登壇者の皆さんに失礼だと思い、本当にサクラを何人か用意していたのですが、そのサクラまで来れないことになってしまい、もうダメだと思っていたら、、、

---満席でしたね

尾関監督: 満席で、本当にありがたかったです。この映画を観て頂いた方がどんどん広めて頂くしかないと考えてますので、よろしくお願いします

---ありがとうございました

『ハルをさがして』上映期間は8月26日(金)まで、下北沢のトリウッドにて絶賛上映中。8月20日(土)12:30からの回上映後には尾関監督、21日(日)12:30からの回上映後にはマサル役の小泉凱さんと尾関監督のトークイベントが開催。ぜひ、この機会にトリウッドで『ハルをさがして』をご覧ください!

『ハルをさがして』フライヤー表面

『ハルをさがして』

(2015/93分)
出演: 小柴大河、佐藤菜月、小泉凱、橋本一輝、洞口依子、小沢仁志 他

脚本・監督: 尾関玄
プロデューサー: 内藤諭
音楽監督: 遠藤浩二
撮影監督: 栗田東治郎
録音・整音: 小牧将人
編集: 石川真吾
企画・製作・配給・宣伝: ISHIO

主題歌:「呼んでくれ」(甲本ヒロト)

震災後の福島を舞台に、<ひと夏の経験を通して成長する少年少女達>という普遍的なテーマを描く。 数々の映画祭で上映され、幅広い世代から支持を集めた本作は、尾関玄監督の長編デビュー作。 主なロケ地である福島県いわき市と福島県田村郡小野町ののどかな田園風景の中で、瑞々しく輝く中学生達の<誰にでもきっとある「あの夏の日」>を、ぜひ夏休みに劇場で体験して下さい。

映画『ハルをさがして』公式サイト
映画『ハルをさがして』Facebookページ
映画『ハルをさがして』Twitter

[劇場]
TOLLYWOOD(代沢5-32-5)

[上映スケジュール]
2016年8月6日(土)~8月26日(金)
12:30/14:30/18:30
※平日火曜定休

[料金]
一般 1,600円 / 大学・専門 1,300円 / シニア 1,100円
高校以下・障がい者 1,000円

『ハルをさがして』フライヤー裏面