劇団フルタ丸 2019年 本公演『朝のドラマ』2・3日目レビューと「夜のドラマ」コメント

2019年7月3日(水)から、下北沢の駅前劇場で上演されている劇団フルタ丸 2019年 本公演『朝のドラマ』。 先日初日のレビューを掲載しましたが、2日目・3日目にも観劇しましたので、別の視点からのレビューを掲載します。

初日は後方中央から観劇しましたが、2日目は最前列下手(ステージに向かって左側)、そして3日目は最前列上手(同右側)でそれぞれ観ました。最前列で観る『朝のドラマ』は後方から全体を見渡しながらの観劇とは全くの別世界。それぞれの役者さんのダイナミックな演技を間近で感じることができ、これぞ演劇でしか味わうことができないものです。

上手と下手のどちらも、その近くでなければわからないシーンがあり、同じ作品でもここまで場所で楽しみ方が違うのかと改めて感じました。特に、ご覧いただいた方ならわかると思いますが、上手前方はある意味この作品においてかなり意味があるポジションだと言えます。もし、2回目に観る場所を悩んでいる方がいらっしゃったら、上手前方をオススメします。

一方、初日から2日目、3日目にかけて大きく存在感が増したのが、二ノ宮ゆいさんです。日を追う毎に演技が変化していることを実感しています。抽象的な表現ではありますが、どんどん演技が色味を増しており、そのことがこの物語のある種のリアリティをはっきりとさせています。実は千秋楽公演を観劇する予定なのですが、そこで彼女がどんな演技を見せてくれるかとても楽しみです。

そして、この物語の主人公であるナツコを演じる篠原友紀さん。3日目は篠原さんを中心に観ていました。今回の作品ではとにかくステージにいる時間が長い篠原さんですが、時間経過に伴う表情の変化が今回のお芝居の大きなポイントとなります。モノクロームからフルカラーへ、篠原さんの表情の変化にも注目いただきたいです。

続いて、2日目のお昼の回に行われたアフターイベント短編「夜のドラマ」について、代表フルタジュンさんにコメントをいただきました。

---ずばり「夜のドラマ」はとはなんだったのでしょうか

フルタジュン: まあ、深夜ドラマですね。全然意にそぐわないものを観てしまって混乱するという話ですね

---あの衣装と言うことは、そういうことですよね

フルタ: そうです、観ちゃいけないモノを深夜に起きてて見てしまうという。平成の始まりの頃、田舎だったので夜中まで起きていると今では考えられないような番組がやっていたじゃないですか、あの追突事故のようにたまたま出くわしてしまう感じ、あるじゃないですか。あれがやりたかったのですが、、、茶番になりましたね

---いやー、全員出てくるとは思ってないわけですよ

フルタ: 全員参加ですね、あれだけのために結構いい衣装を揃えてますからね

---ちなみにフルタさんのお面ですが、あれは許可を取っているのでしょうか

フルタ: 僕は取ってないですね

---僕は、、、名前出せないじゃないですか、しかしなんですかあのお面

フルタ: あれはたまたま僕が持っていたお面でして、別にネタありきで買ったわけではないです。大学生の時にフルタ丸の舞台で使った、10枚セットでしか買えなかったお面で、その在庫がまだ家にあったので、十何年の時を超えてあのお面をつけて駅前劇場に出るという。大学時代に本当につけていたお面で、誰にも言ってない僕だけの物語です

---よく取ってありましたね、、、。それで、作品自体なんですけど、ヤバすぎるでしょ、絶対に見ちゃだめなヤツですよ。特にスゴかったのが、仮面がね、ほら部屋に飛び込んだわけじゃないですか

フルタ: あの仮面が飛んでいくところですよね、あれはちゃんとやろうとしてやりましたから

---本人めっちゃ驚いてましたけど

フルタ: もちろん台本にある話なので。何回か、練習をやってましたよね、仮面が飛ぶところ

(通りがかりの)西川智宏さん: 奇跡です!

---稽古していたわけですね

フルタ: 何回かやりましたね、本編ほどは稽古できてないですけど

---いや、本編ほどやらないでください、、、あっという間に終わってしまいましたが、とても楽しむことができました

劇団フルタ丸 2019年 本公演『朝のドラマ』は、いよいよ楽日となる7月7日を迎えます。NHKの朝ドラが好きな人にぜひ観てもらいたい、もちろんそうでない方にも観ていただきたい作品です。学生さんは学生証の提示で1500円で観劇できますので、ぜひこの機会にご覧いただきたいです。

最後に改めて、今回フルタ丸がはじめて作ったシナリオ本、実は未公開シーンがあったり、出演者によるコメントも掲載されているので、観劇の記念にどうぞ。ほら、あのシーンの台詞の翻訳も掲載されてますよーー!

今回の本公演グッズは『朝のドラマ』のシナリオ本で、1500円とお求めやすい価格。観劇の記念、というより観劇をより味わうためにもゲットしたいアイテムです
今回の本公演グッズは『朝のドラマ』のシナリオ本で、1500円とお求めやすい価格。観劇の記念、というより観劇をより味わうためにもゲットしたいアイテムです
劇団フルタ丸 2019年 本公演「朝のドラマ」 フライヤー表面
劇団フルタ丸 2019年 本公演「朝のドラマ」 フライヤー表面
劇団フルタ丸 2019年 本公演「朝のドラマ」 フライヤー裏面
劇団フルタ丸 2019年 本公演「朝のドラマ」 フライヤー裏面

劇団フルタ丸 2019年 本公演
「朝のドラマ」

作・演出: フルタジュン
出演:宮内勇輝・真帆・篠原友紀・工藤優太・清水洋介・フルタジュン(以上、劇団フルタ丸)
大勝かおり・安堂サオリ・二ノ宮ゆい/西川智宏(ラビット番長)
公演日時: 
2019年7月3日(水)~7日(日)
7月3日(水)19:30
7月4日(木)14:00★/19:30
7月5日(金)19:30
7月6日(土)13:00/17:00
7月7日(日)13:00/17:00
※受付開始は開演の45分前・開場は開演の30分前
★アフターイベント(短編「夜のドラマ」限定上演)
会場: 駅前劇場(世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F)03-3414-0019(公演期間のみ)
交通: 下北沢駅(小田急線「東口」徒歩3分、京王井の頭線「京王中央口」徒歩3分)
チケット料金:
前売3,800円 当日4,300円
学割1,500円(前売当日共通・要証明)
※日時指定・税込/全席自由
※未就学児の入場不可
※発売開始:5月12日(日)10:00
チケット取り扱い:
●カルテットオンライン
https://www.quartet-online.net/ticket/asadra2019
●演劇パス
https://engeki.jp/pass/redirects/link/584
お問い合わせ:
●電話  080-4898-2002(フルタ丸)
●メール info@furutamaru.com
電話orメールでのチケット予約の際には、「日時・枚数・お名前・電話番号」をお伝えください、返信をもって予約完了となります
公式サイト:https://furutamaru.com/portfolio/朝のドラマ/

●劇団フルタ丸 2019本公演「朝のドラマ」出演者リストです