「下北沢で1番好きなラーメンランキング2023」の投票が行われ、下北沢駅前に『だるま大使 -無限–』がオープンした12月半ば、下北沢南口商店街にある『銀座 いし井 下北沢店』閉店お知らせが届きました。
2015年7月18日にオープンして8年、しもブロでも紹介し下北沢を代表するつけ麺店として愛されていましたが、2024年1月24日をもって閉店することになりました。
閉店まではまだ期間がありますが、こういうのは思い立った瞬間に行くべき。というわけで、久しぶりに『銀座 いし井 下北沢店』に向かいました。









『銀座 いし井』で1番好きなメニューは「南蛮せいろ」、通常のスープをカレー風味に仕立てた一杯は他のお店では味わえないメニュー。通常のつけ麺ももちろん美味しいけど、やはりこのお店に来るとこのメニューを頼んでしまう。麺だけでも結構量が多いのでいつもノーマルの「南蛮せいろ」を頼んでいましたが、今回は「特製南蛮せいろ」にしてみる。違いはすだちが付きチャーシューが倍の2枚になっている。
相変わらず美しい麺線、艶やかな中太麺は持ち上げても美しい。そして、カレー風味のスープとの相性も抜群。カレー風味のつけ麺を他のお店で味わったこともありますが、そもそものスープが美味しいこともあり、カレーのスパイスが加わっても美味しさは変わらず。特製にしたのでチャーシュー倍量で食べ応えも抜群です。





「いし井 せいろ流儀」に従い、まずはすだちを絞り味わう。酸味が加わり南蛮の味わいが味変、ノーマルの「南蛮せいろ」にはすだちはつかないので、なんだか新鮮。続いて原了郭の「黒七味」を振りかける、カレーのスパイスとは異なる和の刺激が加わりさらに味わいは変化する。
実はこの組み合わせも初で、以前は「南蛮せいろ」には銀座いし井特製スパイスがついていた、ガラムマサラ的な存在で刺激的な辛さが加わる逸品でしたが、「黒七味」も合うと気づきました。辛さが苦手でない方は、ぜひ振りかけて味わってください。ちなみに、このお店で黒七味の存在を知り、京都に行く際は祇園にある原了郭 本店に伺い「黒七味」やとても刺激的な「辛極」を買っていました。「黒七味」に出会わせてくれてありがとう。

つけ麺のスープ割りはいつも頼んでいましたが、南蛮スープもスープ割りできると気がつきました。提供されたモノを最後まで味わい尽くすことができるのがつけ麺の醍醐味。「南蛮せいろ」のスープ割りもしっかりと頂きました。
物価や人件費が高騰し、飲食店の環境はコロナ禍以降どんどん厳しくなっています。このお店が閉店する経緯はなんとも分かりませんがある程度お客さんも入っており、一定の評価があるお店だっただけに閉店は残念でなりません。まだ、閉店までは1ヶ月弱ありますので、ぜひそれまでの間『銀座 いし井 下北沢店』の味を堪能したいと思います。
『銀座 いし井 下北沢店』
北沢2-14-3
11:00〜22:00
2024年1月24日(水)閉店予定