2024年8月23日から29日まで、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて上映された短編映画「兎姉妹」。1週間の上映でしたが土日はもちろん平日でも満席が続き大好評、それを受け9月6日(金)から13日(木)までの再上映が決定しました。
親の都合に振り回された姉妹の行末。“姉妹”とは“家族”とはー
〈STORY〉
温泉コンパニオンである須藤燈(29)の職場に現れた新人嬢は
6年前に行方不明になった妹の須藤優衣(27)だった。
突然の再会に驚愕する姉妹は、
接待の合間、各々の空白を埋めるような会話をする。
親に翻弄された姉妹に待っていた未来とは―
下北沢駅前で「兎姉妹」チラシを受け取ったのが、この作品との出会いでした。21分間の短編映画ということもあり気軽な気持ちで鑑賞しましたが、短編だからこそ物語として描かれていない部分への拡がりが感じられる作品でした。一度だけでは足らず最終日に改めて鑑賞し、私は高尾美有さんと松嶌かおりさんが演じる「兎姉妹」のその先の物語を観たいのだと認識しました。
21分間で描かれていることは限りがありますが、それだけで終わらせるにはもったいない。ある意味で短編映画の、最大の魅力であるのかも知れません。
〈遠藤大介監督のコメント〉
“映画を通して人の心に触れたい。
作り手の驕りだとしても、人の心に残る物を作りたい”
2人の若い女優が、身体を張ってその生きざまを曝け出してます。
この映画を通して、是非それを目撃してください。
駆け出しの監督と俳優が、「自分たちで作品を作って発信しよう!観てもらおう!」という想いのもとで企画された作品との触れ込みですが、高尾さんの実体験を含めて描かれていることもあり観る人の心に残る作品です。
K2での1週間の延長上映。今回も上演後は遠藤監督や高尾さんそしてゲストを迎え、作品の裏話が聞けるトークショーが毎回行われます。ぜひ、1人でも多くの皆さんに鑑賞いただきたい短編映画です。
短編映画「兎姉妹」
出演: 高尾美有 松嶌かおり
福田温子 長島悠子 ジャン・裕一 田口智也 光永聖 ほか
監督・製作: 遠藤大介
脚本: 高尾美有
撮影: 角洋介
録音: 字引康太
音楽: 朝岡さやか
衣裳・メイク: くつみ綾音
スチール: 松井綾音
撮影助手: 井野口功一
フライヤーデザイン: 廣田琴美
プロデューサー: 遠藤大介 高尾美有 松嶌かおり
アソシエイト・プロデューサー: 児玉健太郎
協力プロデューサー: 宇津井武紀
企画: 遠藤大介 高尾美有 松嶌かおり
撮影協力: 伊参スタジオ映画祭実行委員会 四万温泉協会 あやめや旅館
©兎姉妹partners 2023 2023 年|日本|カラー|DCP|ステレオ| 16:9 | 21分
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