オリジナリティあふれるカレーのお店が登場『カレーの惑星』

魅力的なカレーのお店が軒を連ねる下北沢に、また新たなカレーのお店がオープンしました。下北沢一番街商店街の鎌倉通り寄りにあった『ベンハムのコマ』がカレー専門店としてリニューアル。お店の名前は『カレーの惑星』、カレーの惑星？　惑星？？　ネーミングだけでは全くイメージがわきませんが、どんなカレーが頂けるのかな？

『カレーの惑星』外観。下北沢駅からだと、北口を出て左手に進み無印良品を右に曲がり真っ直ぐ、坂を下りローソンの角を左に曲がりさらに真っ直ぐ進んだ右手。10分弱ですかね

「ハーブ・スパイスをたっぷりと使い、無国籍な完全オリジナルスープカレーをはじめ、2～3種類のパンチ力あるカレーをお届けします！」

この日店内に掲げられていたメニューは「スッパイシーグリーンスープカレー（辛口）」に「ドライキーマカレー（中辛）」、そして「豚バラとシシトウのカレー（辛くない）」の3種類。「スパイシー」じゃなくて「スッパイシー」なのね、面白いなぁ。で、悩んだときはお店の方に聴くのが一番、ということでまず最初に食べるのならこれと言うことで「ドライキーマカレー」950円をオーダーしました。あと、このドライキーマにぜひとも合わせてもらいたいとのことで、「夏の薬味SET」250円も追加しました。

レモン・水切りヨーグルト・パクチー・きゅうり・トマトがついてくる「夏の薬味SET」250円

平日の昼間ということもあり、この辺りはとても落ち着いてる。お店は女性のスタッフ一人、さらに落ち着いた雰囲気のお店ということもあり、とても居心地がいい。程なく、スパイスの香りでお店が満たされる。ああ、これは期待できそうだ。

「時間をかけてじっくり炒めました。コク深く、ウマみがどこまでも広がります」店内のメニューより

まずは、そのまま一口。事前のイメージとは違い、思ったほどの強さは感じない。しかし、二口、三口と食べ進めていくと、徐々にこのカレーの全貌が見えてくる。そして、最初はほとんど感じられなかった辛さが体全体に拡がる。粗いスパイスを噛みしめる度に、口の中がそれぞれのスパイスで満たされる。食べ進める程に美味しさを感じられる、そんなカレーです。

カレーはやっぱり混ぜないとね、というわけで、全ての具材をしっかりと混ぜる。ヨーグルトがクリーム的な色合いでまろやかな雰囲気を醸し出す

「！！」、全く違うカレーになってる！　当然と言えば当然だけど、キーマのコクとスパイスのみのキーマカレーが一気にさわやかな雰囲気に。レモンとトマトの酸味、キュウリの食感、パクチーの香り、夏ですよこれは。冷やし麺に載せるようなトッピング、夏カレーと呼びたくなるようなそんな雰囲気のカレーです。

そして、想像以上にいい仕事をしているのが「水切りヨーグルト」。最初ヨーグルトと言うよりはクリームチーズに近い味を感じましたが、ヨーグルトの酸味がこのカレーにさわやかさとまろやかさを与え絶妙なバランスを生み出しています。ベンハムのコマの時もそうでしたが、お野菜にもこだわっているこのお店だからこそのカレーだと感じました。