2016年9月21日(水)、京都のスリーピースバンド「加速するラブズ」が初の全国流通版となる1st mini album 『みずいろのなかのラブレター』をリリースします。

「加速するラブズ」のライブを初めて観たのは、2016年3月16日下北沢で開催されたサーキットイベント「Beat Happening!下北沢CIRCUIT PANIC!」。CAVE BEのトップバッターとして登場した3人。このバンドの存在を知って以来、この日までYouTubeのMusic Videoやライブ映像、さらには自主制作ミニアルバム「YOU ARE THE WORLD」でしっかり彼らの楽曲をしっかりと聞いた上で臨んだ初めてのライブ。Gt.Vo.のカーミくんが2曲目で弦を4本切り、さらにはその場で弦を張り替えるという見たことも聞いたこともないようなハプニングにはじまりましたが、その点も含め若さがあふれる勢いに圧倒されます。

カーミくん、そして笑顔がとってもキュートなDr.Vo.のいくみちゃん、男女ツインボーカル。カーミくんが生み出す最高レベルにロマンチックな歌詞を、音源とは異なるライブ感抜群の崩し方で歌うカーミくん、そしてパワフルでありながら爽快で心をくすぐるような甘さを纏ったヴォーカルでいくみちゃんが歌い上げます。さらにその2人を、メロディアスでしっかりとしたグルーヴで支えるBa.藤本さんの存在。どのように表現したらいいのか分からないけど、この3人が見せてくれたアクトがあまりに心地良く、また3人の組み合わせが絶妙だったこともあり、この日のライブでこのバンドに完全に魅了されます。

それ以降、関東に来る際はもちろん、なぜか大阪まで行くほどの惚れっぷりで追いかけ続けている「加速するラブズ」。9月9日CAVE BEで行われた『NEW CITY GIANTS Vol.4』に出演するため下北沢に来ていた3人に、今回発売される1st mini album 『みずいろのなかのラブレター』についてお話を伺いました。

---まずは、初の全国流通版のリリースおめでとうございます。早速ですが1st mini album 『みずいろのなかのラブレター』 についてお伺いします。ライブで何度も聴いた曲ばかりですが、音源として聴くとまた違う印象があります

Gt.Vo. カーミタカアキさん(以下、カーミくん): 狙っていた部分もありつつ、でも、狙っていなかった部分もあり、ライブとは違う感じの音源になっています。アレンジやスリーピース編成だとライブではできないようなこともやっています

Dr.Vo. いくみさん(以下、いくみちゃん): 結構、ギター重ねてたよね

---カーミくんの暴れてるギターの音も入ってますよね。ちなみに、レコーディングはいつ頃行われましたか

カーミくん: ゴールデンウィーク頃ですね。けっこう、過酷なスケジュールで、、、、

いくみちゃん: 大阪だったからね

カーミくん: 3日くらいだっけ?

いくみちゃん: 4日じゃなかったっけ?

Ba.藤本卓馬さん(以下、藤本さん): Recは3日だよ

いくみちゃん: そうだ、しかも1日やって、少し間隔が開いて続きを録るという感じで

カーミくん: これまでは京都でレコーディングしていましたが、今回お世話になったレーベルさんからの紹介で、大阪でレコーディングしました

Gt.Vo. カーミタカアキ - 加速するラブズ

---前作のミニアルバム 「YOU ARE THE WORLD」と比べ、変わった点について教えてください

いくみちゃん: だいぶスッキリさせたのかな、ロックバンドっぽいサウンドになったかな

カーミくん: 前は、良くも悪くもインディーっぽい音だったよね

いくみちゃん: 全国版ということで、すごく意図していたわけではないけど、結果としてそんな感じの音になったね

---それでは、一番思い入れのある曲について教えてください

カーミくん: 一番思い入れがあるのは「ジュブナイルレポート」ですね。前のアルバムに入れた「捨てられない魔法」のギターロックの疾走感をもう少し出したくて、珍しく構成とかを考えて作った曲ですね

---「ジュブナイルレポート」はMusic Videoが出ているのでしっかり見たのですが、、、「聞いた」ではなく「見た」と言ってしまうくらいインパクトのある作品に仕上がっています

いくみちゃん: それをねらいました(笑)

---これは3人のアイデアですか?

カーミくん: 曲は「ジュブナイルレポートで」やると決めていたのですが、なかなかアイデアが浮かばなくて、監督に相談したら「漫画っぽい雰囲気でやってみる?」と言われて

いくみちゃん: それをふくらました感じですね。特にこの2人(カーミくん・藤本さん)が「(漫画の)ジャンプの感じがいいんちゃう?」ってなって、カワミ君とあたしがラブロマンスとかなったら面白いんじゃないって

藤本さん: 元々MV撮るんやったら、役者さんにやってもらうのではなく自分らで全部キャラを演じた方が面白いし、ファンの方からみても見応えがあるんじゃないかって話をずっとしてて

いくみちゃん: それは満場一致で

藤本さん: それで、今回漫画のアイデアを出されて、ちょうどええやんって、できそうやなって

---そういう経緯で完成した「ジュブナイルレポート」のMusic Videoですが、実写による演奏シーン、スチール写真をイラスト調にしたもの、そして漫画と3種類を組み合わせた、これまでに見たことがないモノになっています

---なんというか、カーミ君のある意味アホっぽさが炸裂してる展開ですが、カーミ君といくみちゃんのラブロマンスというのは、、、

いくみちゃん: 3人のバンドで男のコと女のコが混ざっていて、そこがくっつくってありそうでないなって話をしてた記憶はある。男のコはメンバーが演じて、女のコは外から連れてくるのもありだったけど、、、まあ、単純に面白いかなって

---あんまり分かってない人たちからすると、「え、この2人そういうことなの?」みたいに思われたりして

いくみちゃん: へー、そうなんだー(笑)。画的にキスシーンはホントに誤解されたらまずいよねってなって、漫画にした感じ。あれでうちらは本気じゃないよってことを示唆したつもりだったんだけど。まあ、楽しんで頂くネタになれば(笑)

---そういう点でも漫画が取り入れられている点が活きているということですね。ちなみに、観た方の感想とかどんな声がありますか?

藤本さん: 俺の役はなんなんだと、僕もよく分かってないですけど。突然出てきて、カワミと戦っていくという

いくみちゃん: 分身するし(笑)

藤本さん: 詳しく観たら分かってくる、何回か観たら分かってくるけど

Ba. 藤本卓馬 - 加速するラブズ

---正直、何度観てもイマイチよく分からない部分があったり。とりあえず、ノートにいくみちゃんの行動が書かれている部分は止めて読んでみたけど

カーミくん: あんまり理解してない人いるかもね

いくみちゃん: そうかもね

藤本さん: まずは雰囲気を楽しんでもらって、気になったら何回も観てもらって、なんとなく分かってくる。コイツらは付き合ってるのか? とか

いくみちゃん: 「なんだっけ?」って、もう一回観てもらえるかな、というねらいもある

藤本さん: いつの間にいくみ縛られてるんだとか

---そういう意味で、何度も観てもらえるMusic Videoになっているのですね。とても面白い仕掛けだと思います

加速するラブズ - 2016.8.23 大阪Pangea

---他に思い入れのある曲はありますか?

いくみちゃん: 私は断然「TRUST MY HEART」ですね

カーミくん: 俺も一番冒険した曲。あまり自分の引き出しにない、そんな感じで作った曲です

---やはり、この曲は挑戦した曲ですか

カーミくん: そうですね、曲作り自体も挑戦したし、レコーディングでも一番色々やっている曲ですね

---確かにこれまでの曲の中では毛色が違う曲だと感じています。そして、いくみちゃんのヴォーカルのカワイさがとにかく炸裂している曲ですね

カーミくん: Bメロで「タンッ、タタン」みたいな部分

藤本さん: アイドルの「タンッタタン」「オイ!」みたいなのを意識して、アイドルソングを作ろうってコンセプトでやっていたら

カーミくん: あんな感じになった

藤本さん: あんな感じになっちゃいました。僕らなりのアイドルソングを作ろうって

いくみちゃん: それが結構イントロがゴリゴリになっちゃってますけどね、逆に一番最近のロックっぽくなってる

藤本さん: 元々チャイニーズっぽいギターリフをカワミが持ってきてて、それに合わせて俺らがやっていったら、普通のギターロックにいっちゃった

いくみちゃん: まあ、曲はアイドルっぽい感じなので、それはそれでやっていて楽しいバランスになっています

---そんな、9月21日にリリースされる1st mini album 『みずいろのなかのラブレター』ですが、そのレコ発ライブが9月24日(土)に京都GROWLYで開催されます。個人的に好きなバンドの名前が並んでいますが、出演されるバンドはどのように決められましたか?

カーミくん: 一番最初に決まったバンドは「SATORI」で、それを軸に考えて次に「YAJICO GIRL」が決まりました。「YAJICO GIRL」は未確認フェスで優勝して、今とてもキテるバンドです。コンセプトとかあまりないですけど、自分たちが好きなバンドを集めたという感じで、そういう意味では割とバラバラですね

---確かに「ギャーギャーズ」も出ることから、バンドのカラーはバラバラですね、だからこそなんだか楽しい(激しい)イベントになりそうです。そして、10月22日(水)は東京新宿のSAMURAIでレコ発が行われます、「ハンブレッダーズ」との共同企画ですね

カーミくん: 10月の東京編は「ハンブレッダーズ」と一緒に好きなバンドばかりで、敢えて同じシーンというか、ギターロック的なバンドを集めました

---出演は「加速するラブズ」と「ハンブレッダーズ」、「まちぶせ」「リコチェットマイガール」「 tonetone」の5組です。そして、会場のSAMURAIは今年の6月にオープンしたばかりのライブハウスです。私も行ったことが無いライブハウスなので楽しみです

加速するラブズ - 2016.9.9 下北沢CAVE BE

---最後に1st mini album 『みずいろのなかのラブレター』リリースにあたりメッセージをお願いします

カーミくん: 今回のアルバムは、歌詞においては前のアルバムより僕のパーソナルな部分、特にしょーもない青春のことを歌っているので、僕のことを知りたい人は聴いてください

藤本さん: 個人的には「いいベースラインやな」みたいなことを、ベース好きな方には見つけてもらったらうれしいです。そして、CDの特典がお店によって色々違うので、それを迷うことを含めて楽しんでもらいたいです

いくみちゃん: あたしは自分の声が好きですが、前のアルバムでは自分の好きな感じが出せなくて心残りがありました。でも、今回は歌録りにこだわって自分の一番好きな声の出し方ができたので、ぜひ聴いてください

藤本さん: あ、あともう一ついいですか。高校生や学生の皆さんはガンガンコピーしてもらえたら。めっちゃ喜びます!

いくみちゃん: あー、いいね!

カーミくん: 意外に多いですよね、コピーしてもらえることが。ツイッター観てたら「ラブズやるぞ」みたいな、こんな変わった編成なのに。それはめっちゃ嬉しいです

藤本さん: ドラムボーカルが難しいから、ドラムとボーカルを分けたりしてるバンドもいるんですけど

いくみちゃん: 全然分けていいから

藤本さん: 分けていいから、全然怒らないから僕たち。「ちげーだろ!」とか言わないから(笑)

いくみちゃん: できれば叩いて欲しいけど、無理ならオッケーです♡

カーミくん: ギター超簡単なんで、コピーしてください

いくみちゃん: ドラムも簡単だから大丈夫だよ

藤本さん: ツイッターとかで「コピーしました」ってつぶやいてもらえたら嬉しいです

いくみちゃん: 「東京タワー」とか超簡単なんで、頑張ってくれれば3日くらいでできる

カーミくん: 「東京タワー」はホンマにギターも簡単だから

---ぜひ、1st mini album 『みずいろのなかのラブレター』 も聴いてもらって、その中からもたくさんコピーもしてもらいたいですね

インタビューの後、CAVE BEで「加速するラブズ」のライブへ、このライブハウスではじめてこのバンドのアクトを観たことを思い出す。最初に彼らのライブを見てから半年が経ち、初の全国流通となる音源を創り上げそれがリリースされる目前のタイミングということもあり、何かひとつ越えてきた印象を受けました。

『みずいろのなかのラブレター』に詰め込まれた6曲は、どれも本当にステキな曲ばかりです。MVにもなっているリードトラックの「ジュブナイルレポート」、そしてインタビューでも思い入れがある曲として名前が挙がった「TRUST MY HEART」、この2曲はもちろん素晴らしい曲です。そして、個人的にこのアルバムの中で推したい曲、それは3曲目「はじめてのダンスは君と」です。

「はじめてのダンスは君と」、その曲名を見ただけでそこに広がる世界が見えてくると思いますが、タイトルである「はじめてのダンスは君と」はなかなか登場しません。そこに至るまでの想いがこれでもかと放たれ、そして自然な流れでそのフレーズが顔を出す。なんてこった、もうステキとかロマンチックとかそんな形容じゃとてもじゃないけど表現できない。ある意味ラブソングを超越している、「愛する」という言葉が持つ本当のチカラをカーミくんによって思い知らされる、そんな曲です。

カーミ君といくみちゃんのツインボーカルから入り、それぞれが想いを歌に乗せる。2人のヴォーカルがめくるめく押し寄せる展開は、まさにこのバンド最大の魅力です。そして、忘れてはいけないのが藤本さんのベース。ベースはもちろん楽器ですが、彼のベースラインは単に楽器が出す音にはどうしても聞こえない。2人のヴォーカルを支えるという意味では、限りなくコーラスに近い存在なのでは、そんなことを考えてしまうほどメロディアスで存在感のある音が奏でられています。あああ、ホントにもうたまらないのです、「はじめてのダンスは君と」という曲は。

もはや全6曲に想いを書きたくなりますが、まずは皆さんに『みずいろのなかのラブレター』を聞いてもらいたい。そして、このまばゆく光を放つステキな曲たちについて、あなたの想いを3人に聞かせてください。9月21日(水)はお近くのCDショップへ、そして9月24日(土)は二条GROWLYへ、ぜひお越しください!

2016.09.21 Release
加速するラブズ
1st mini album
「みずいろのなかのラブレター」
品番:DDCZ-2110
価格:¥1,500+税

1 (1993) 回目のプロローグ
2 ジュブナイルレポート
3 はじめてのダンスは君と
4 TRUST MY HEART
5 X’mas Song
6 フェアリーテイル

Webサイト
Twitter

 

【購入特典】
■タワーレコード店舗限定特典
[対象店舗] 梅田大阪マルビル店 / 難波店 / 梅田NU茶屋町店 / あべのHoop店 / アリオ八尾店 / TOWERminiくずはモール店 / 京都店 / 神戸店 / TOWERminiららぽーと甲子園店
・限定特典CD-R「東京タワー(Live ver.)」
・ジャケットステッカー
■タワーレコード京都店限定特典
・限定特典CD-R「“みずいろのなかのラブレター”メンバーオーディオコンメンタリー」
■HMV限定特典(全店)
・ジャケットデザイン四角バッヂ
■HOLIDAY! RECORDS限定特典
・未発表音源「僕が女の子だったら」

 

【レコ初企画】
9月24日(土)
二条GROWLY 【京都】
『加速するラブズ 1st mini album
「みずいろのなかのラブレター」レコ発!』
OPEN 18:00 / START 18:30
ADV.¥2000円 / DOOR.¥2500(共にD別)
加速するラブズ
YAJICO GIRL
ギャーギャーズ
SATORI
カトキット

10月22日(水)
新宿SAMURAI 【東京】
『加速するラブズ×ハンブレッダーズ共同企画
「みずいろのなかのラブレター」レコ発東京編
【初恋ウォーゲーム】』
OPEN 17:30 / START 18:00
ADV.¥2300円 / DOOR.¥2800(共にD別)
加速するラブズ
ハンブレッダーズ
リコチェットマイガール
まちぶせ
tonetone

 

【インストアライブ】
『加速するラブズ アコースティックライブ&握手+サイン』
日時:2016年10月30日(日)16:00スタート
場所:タワーレコード京都店
内容:アコースティックライブ&握手+サイン会
参加方法:
ご予約者優先でタワーレコード京都店、梅田大阪マルビル店、梅田NU茶屋町店、難波店、
神戸店、あべのHoop店、ららぽーと甲子園店にて、9月21日(水)発売の「みずいろのなかのラブレター」をお買い上げの方に先着でサイン会参加券を配布いたします。
ライブの観覧はフリーとなっておりますが、サイン会参加券をお持ちの方はミニライブ終了後に開催する握手+サイン会へご参加いただけます。
(サインはご購入の対象商品にいたしますので忘れずに必ずお持ちください)

About the Author

クロダマサノブ

クロダマサノブ、もしくは廣田西五です。「予定は未定であって決定ではない」の人で、別名シモキタさん。主にインターネッツ各所や、ライブハウス、サーキット、そして下北沢にいる。愛知県豊川市出身、京都市右京区経由で、普段は世田谷区で生息しているが、突然京都や大阪そして新栄のライブハウスに現れ泥酔し、泣きながらライブを最前列で見ている。要注意だ [Twitter]ymkx

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