COVID-19の影響で5月まで全ての劇場が閉鎖されていた下北沢ですが、6月1日から本多劇場にて無観客生配信で上演された「DISTANCE」により、再び演劇の火が劇場に灯りはじめました。

あれから1ヶ月半、再び「DISTANCE」が戻ってきます。しかも、今回は本多劇場のみならず、北九州・豊橋・札幌と3都市をツアー。下北沢で灯った演劇の火を全国へ、本多劇場グループ next 「DISTANCE-TOUR-」が8月5日下北沢本多劇場からはじまります。

劇場、お客様、そして演者、スタッフの間に生まれてしまった距離を、少しずつ縮めていくべく立ち上がった今企画、「DISTANCE」。この度の第二弾では、全国公立文化施設協会の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを基に、全キャスト&スタッフへのPCR検査実施、本多劇場には抗菌コーティング処理を施し、客席は前後左右を一席ずつ空けてご案内するなど、新型コロナウィルス感染拡大予防対策を一層強化し、ご来場者の皆さま及び出演者・公演関係者の安全と安心を確保することに努めた上で、お客様をご案内しての「劇場公演」と、「配信公演」の両形態を全公演でおこなう。

また、陽性反応及び感染された方が確認できた場合のガイドラインも鋭意作成しており、近日公開するとのこと。新型コロナウイルスの感染予防を徹底し、その可能性を限りなくゼロに近づけるものの、決してゼロにはならないという現状を理解した上で、今公演の上演にのぞみます。

東京公演は、6月1日(月)に今企画で活動を再開した本多劇場にて8月5日(水)〜11日(火)に上演。出演は、井上小百合、入江雅人、伊礼彼方、小沢道成、小林顕作、清水宏、春風亭一之輔、豊永利行、永島敬三、松井玲奈、宮崎吐夢、矢野奨吾、池田純矢、エレキコミック、街裏ぴんく、峯村リエ、山谷花純。

「DISTANCE-TOUR-」出演者第一弾
「DISTANCE-TOUR-」出演者第二弾

池田純矢は山谷花純との書き下ろし新作朗読劇を創作、峯村リエは小沢道成とふたり芝居を創作、さらに松井玲奈は自身初となるひとり芝居に挑戦、小林顕作は井上小百合との書き下ろしふたり芝居を創作、豊永利行と矢野奨吾は新作ふたり芝居に挑戦、伊礼彼方は第一弾で演じた「丹羽園治」の続編を川尻恵太とふたり芝居で創作、宮崎吐夢・清水宏は書き下ろし新作に挑戦、永島敬三は物語を紡ぐ「清掃員」として東京全公演に出演するなど、各出演者 様々な試みで今企画に挑みます。

本多劇場グループ next 「DISTANCE-TOUR-」の開催に、本多劇場総支配人の本多愼一郎氏は以下のようにコメントを寄せています。

DISTANCE 次の舞台へ
 
6月の本多劇場グループPRESENTS「DISTANCE」 
無観客公演でしたが、配信をご覧くださったお客様からたくさんの希望をいただきました
 
8月、本多劇場で、お客様と一緒に劇場での時間を過ごしたいですそして日本中の方にもご覧いただきたい
 
劇場でお客様にも観てもらいながら、全国の皆さまへ生配信も行います
 
安心できる劇場で感動をお届け出来るように
出演者、スタッフ一同、準備しております


本多劇場グループ 
総支配人 本多愼一郎

そして、「DISTANCE」制作委員会からのコメントです。

劇場再開の輪を全国へ、そしてツアー再開に向けての第一歩を。
 
新型コロナウイルス 感染拡大により4月7日より自主的に休館をしていた本多劇場が、6月1日より活動を再開いたしました。活動再開にあたり、「安全第一」を最優先にした上で劇場を稼働する方法を模索し、たどり着いたのが「ひとり芝居の無観客配信公演 / DISTANCE」でした。
当公演は好評を博し、初日の模様は39媒体に取り上げられ、観客動員も9公演で6,812名に達しました。
本多劇場で実際にご案内できるお客様の約2倍の数にあたり、客席稼働率50%以下という命題を前にした演劇界において、とても前向きなメッセージを届けることができました。
ただ、あくまでも一番の環境は「コロナ前」の状態です。
満席の客席で、マスクをつけることなく、笑って泣いて、同じ時間と空間を共有し、作品を楽しんでいただく。
時間はまだかかりますが、そこに向けて着実に前進したいと、当企画では考えています。
そこで、第二弾となる今公演では、「劇場+配信公演」を実施いたします。
客席稼働50%を基準に、お客様に安心して作品を楽しんでいただける環境を整えた上で劇場にご案内させていただきます。(客席稼働率については、安全対策を行なった上で適切な判断を適時行います)
そして、ご案内できなかったお客様、遠方のお客様に向けての、配信公演も同時にライブで実施いたします。

さらに、今公演ではもう一つのテーマを持ちました。
それは、「他の地域の劇場の再開」です。
本多劇場グループを皮切りに、東京を中心に劇場再開は次々と始まっています。
これは本当に喜ばしいことです。これを、さらに外に広げていければと考えています。
北は北海道、南は北九州まで、その土地に根ざした演劇文化があります。
当企画で得た知識とノウハウを元に、各地の劇場再開の手助けが今公演でおこなえればと考え「DISTANCEツアー」を実施することにいたしました。
具体的には、北九州・豊橋・札幌の3箇所で実施いたします。
安全対策においては、第一弾で大きな成果を挙げた「TOKYO THEATER LABO」の協力を得ながら
今公演も進めて参ります。移動に大きなリスクがあるからこそ、最小人数でカンパニーが移動し、
演劇を届けにいきます。今だからこそ、より必要性が増した「ツアー」の再開を、今公演で実施します。

演劇は復活しました、劇場は再開しました。もう、この火が消えることはそうそうないでしょう。
みんな我慢して、考えて、そしてようやく6月1日にこの火が灯りました。どんどん大きく、広げていければと思います。
ただ、安全第一であることは、今回も変わらずです。
お客様をどこまで案内できるか、そしてツアーにスタッフが移動できるかどうかは状況を冷静に見ながら、判断をしていきます。
お客様に、演劇を安心して楽しんでいただけるように。今回も「DISTANCE」は可能性をひろげ、つなげてまいります。


「DISTANCE」製作委員会

6月1日に上演された「DISTANCE」、私は下北沢の事務所で観劇しました。下北沢にいながらネットを通してでなければお芝居を観ることができない、最初は非常にもどかしい思いで観劇すると考えていました。しかし、そんな考えをよそに劇場では決して観ることができないアングル、そして演者との距離感、劇場で見ることが当たり前だと思っていただけに、新しい感動と供に演劇の新たな可能性を開いたと言えます。

そして、本多劇場のキャパシティを遙かに超えるお客さんが日本全国で観劇している事実。演劇は新たなステージに立ったと確信しています。

その上での今回の本多劇場グループ next 「DISTANCE -TOUR-」の開催、そのツアー先として豊橋と北九州が含まれていることに驚きました。私事で恐縮ですが、どちらも自分の実家がある街なのです。豊橋と北九州、近年演劇が活発になっていることは知っていましたが、もちろん下北沢には及びません。下北沢で再び灯った演劇の火が、自分に縁のある土地にも灯る。札幌も含め、日本全国に灯った火は炎となり、演劇の新しい世界が拡がります。

本多劇場グループ next 「DISTANCE -TOUR-」、東京公演の初日は8月5日から。公演チケットは本日7月22日12時より販売開始です。新たな演劇の世界、あなたにも目撃していただきたいです。

本多劇場グループ next 「DISTANCE -TOUR-」

本多劇場グループ next
「DISTANCE -TOUR-」

■日程&公演会場
東京公演 2020年8月5日(水)〜11日(火) @下北沢 本多劇場
北九州公演 2020年8月15日(土) @北九州芸術劇場 小劇場
豊橋公演 2020年8月20日(木) @穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース
札幌公演 2020年8月26日(水) @演劇専用小劇場 BLOCH

[東京公演タイムテーブル]

本多劇場グループ next 「DISTANCE -TOUR-」 東京公演タイムテーブル

■企画・総合監修
川尻恵太・御笠ノ忠次
 
■出演者(五十音順)
【東京公演】
池田純矢 井上小百合 入江雅人 伊礼彼方 エレキコミック 小沢道成 小林顕作 清水宏 春風亭一之輔 豊永利行 街裏ぴんく 松井玲奈 峯村リエ 宮崎吐夢 矢野奨吾 山谷花純 / 川尻恵太  永島敬三 
【北九州公演】
小沢道成 寺田剛史 / 川尻恵太  御笠ノ忠次 
 
※北九州・豊橋・札幌公演の詳細は近日発表予定

■上演時間
35〜65分を予定
※公演日&演目により、多少前後いたします

■料金 ※東京公演は、ステージの演目数によって異なります
(東京)
1演目 公演回(8月7日、8日夜、9日夜、10日)
 劇場公演 ¥4,500- 配信公演 ¥2,500-
2演目 公演回(8月5日、6日、8日昼、11日)
 劇場公演 ¥5,500- 配信公演 ¥3,000-

(北九州・豊橋・札幌)
劇場公演…前売当日 3,500円(全席指定) / 配信公演…前売当日 2,500円

■チケット発売
(東京公演)
キャスト&オフィシャル先行販売(e+ / Streaming+)
7月22日(水) 12:00〜7月26日(日) 18:00  ※劇場公演のみ、抽選式。
8月1日(土) 12:00〜 一般発売開始 ※劇場&配信公演、先着式。
チケット販売終了時間:開演後20分まで
チケットの販売ページは、公式サイトからアクセスしてください

<配信に関するお知らせ>
・上演時間は35〜65分を予定しております(演目により多少前後いたします)
・オンタイムのライブ配信のみになります、アーカイブ・ディレイ配信はございません。
・途中入場、退出ともに可能です。
・事前に視聴環境&画面のテストが可能です。詳しい方法は公式サイトをご覧ください。

※北九州・豊橋・札幌公演は8月上旬発売開始予定

■特設サイト
http://distance.mystrikingly.com

■スタッフ
技術監督:寅川英司  照明:大波多秀起(デイライト)  音響:大木裕介(SoundBusters)
舞台監督:櫻井健太郎 松澤紀昭   制作:高橋戦車、半田桃子、矢崎進   
演出助手:相田剛志   映像:ワタナベカズキ        
衣裳:ヨシダミホ     ヘアメイク:武部千里        宣伝美術:魚住和伸 
共催:ニッポン放送   主催:本多劇場グループ/DISTANCE製作委員会

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クロダマサノブ

下北沢の音楽や演劇、イベント、そして飲食店などの情報を勝手に紹介。アタラシイ下北沢の魅力をいち早くお伝えします [Twitter]ymkx

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