『下北沢カレーフェスティバル2020』も残すところ5日間となりました、実食レビュー16軒目はPepe Rossoの「Polpette di Inferno」です。Pepe Rossoさんは池ノ上駅から徒歩30秒くらいの場所にあるイタリアンのお店で、下北沢からも徒歩で10分はかからない場所にあります。長らく三軒茶屋でお店をされていて、2020年1月22日に池ノ上に移転してきました。

Pepe Rosso

カレーマップにも”事前に連絡をしてください”と書かれていたので、電話をしてうかがう時間を伝えます。下北沢カレーフェスティバルではちょっと珍しい事前予約のお店でしたが、実際に行ってみて納得、基本はコース料理のしっかりとしたイタリアンのお店でした。

テイクアウトはもちろん店内のカウンター席でもいただけますが、この日は晴れていたので表のカウンターでいただきました。

道路に面したテラスカウンター、なんだかとってもイタリアっぽい!行ったことないけど

事前に連絡しておいたので、すぐに目の前で調理がはじまります。って、目の前で調理? めっちゃ、エンターテインメント性あふれてる!

Pepe Rossoaさんの限定カレーメニューは「Polpette di Inferno」、イタリア語なのでさっぱり分からないのですがカレー紹介には【お米型のパスタと仔羊肉のミートボールのオリジナルカレー】と説明されています。お米型のパスタ? と思っていたら、実際に見せてくれました。

お米型のパスタ「RISONI」、日本ではまだあまり知られていないらしい、私も今知りました。左は今回のメニューに使っているスパイス、仕込んじゃったので全然残ってないとのことですが、複雑で刺激的、食欲をそそる香りを感じさせてもらいました
カウンターには、使っているスパイスもグラスに入れられて並んでいます。これらのスパイスを丁寧に挽いて合わせています
料理の調理している過程をこんな風に見ることができるとは、思いもしませんでした
めっちゃテンションが上がったので、オススメのドリンク「NON(ノン)4」を頂く

この「NON(ノン)」という飲み物、実はノンアルコールドリンクなのですが、とても衝撃的な味わいで、ある意味ワインを頂くよりも満足感の高いドリンク。ちなみに、「NON」には4種類あって、頂いたのは「ROASTED BEETROOT & SANSHO/ロースティッド・ビートルート&サンショ」でブドウの果汁をベースに、ビートルート・黒胡椒・ベイリーフ・塩・ハラペーニョ・ほうじ茶・たまり・山椒が入るという個性の塊のようなドリンク。人生で初めての驚きを与えてくれる飲み物でした。ちなみにお値段はグラスで1200円(税抜)ですが、その値段の価値は十分ありました。

そんなスペシャルなドリンクの話や、今回のカレーメニューの話を聞いていると「Polpette di Inferno」が完成します。

Pepe Rossoの「Polpette di Inferno」1200円(税込)
お米型のパスタはリゾット的な雰囲気

まず最初に感じたのはお米型パスタの食感の新感覚さ、お米の形はしていますが食感はお米とは全く異なりモチっとプチッとしています。パスタともまた違う、面白い食感です。そして、トマトベースでイタリアンな味をイメージしていましたが、程よいスパイス加減でとても美味しい。イタリアンというと唐辛子系のスパイス感をイメージしますが、全く異なるスパイス感です。

さらなる衝撃は、このラム肉のミートボール

そして、カレーフェスティバルの公式写真より明らかにたくさん盛られた仔羊肉のミートボールですが、一つ一つにラム肉の旨味がぎゅっと凝縮、複雑に絡み合ったスパイスがその旨味を最大限に引き出しており、まさに絶品。ラム肉はあの独特なクセが苦手な人も多いのですが、旨味とスパイスで全く気になりません。こんなに美味しいラム肉は初めてかもしれない、、、思わず言葉がなくなる美味しさです。

ちょっと一言では説明がしがたい一品。カレーかと言われるといわゆる普通にイメージできるカレーじゃないし、イタリアンなのかと言われるとイタリアンとも違う、見た目はとってもイタリアンですけどね。どうしてこんなに複雑で美味しい料理が生まれたのか、調理をしてくれたイスマエルさんと話をしていて分かったのは、彼はイタリアとアメリカのハーフで、トルコにも住んでいたことがあり、その他にも色々な国で様々な食を経験してきたそう。だからこそこんなに複雑でスパイス感も美味しさも容易には説明しがたい、エキゾチック感あふれるカレーが生まれたんだと感じました。改めて、このカレーは絶品です。下北沢カレーフェスティバル2020でここまで様々なカレーを食べてきましたが、私にとってナンバーワンカレーと言って間違いないでしょう。

下北沢カレーフェスティバルというイベントを長年取材してきて、やっとこのイベントの真髄に気づかされました。このイベントに参加することその理由はお店によって様々ですが、カレーという食をキーワードに自らの専門や個性を最大限活かし、自己表現の場として参加するお店があるのだと。もちろん、他にもそういうお店がたくさんあることは分かっていましたが、Pepe Rossoさんの主張はずば抜けていて目が覚めた気持ちです。カレーフェスティバルが終わったら、改めてこのお店でディナーを頂きに来たい、そう感じさせてくれる一品でした。

この絶品すぎるカレーが味わえるのも残り5日、ぜひ池ノ上まで足を伸ばしてPepe Rossoの「Polpette di Inferno」を味わってください。あ、行く前には電話でのご予約をお忘れなくー。

マップ番号: 68
店名: Pepe Rossoa
フリガナ: ペペ ロッソ
ジャンル: イタリア郷土料理
メニュー名: Polpette di Inferno
価格: 1200円
ミニカレー価格: 700円
カレー紹介: お米型のパスタと仔羊肉のミートボールのオリジナルカレー
お店の説明: まだまだ日本では普及していないイタリアのマンマ(おふくろ)が作る愛情たっぷりの手打ちパスタをメインに数多く揃え、イタリア各地のいわゆるご当地グルメや街や村ごとに個性際立つディープな地酒・オーガニックの物を中心に取り揃え一風変わったチーズもご用意しております。
住所: 代沢2-46-7 エクセル桃井 1F
電話番号: 03-6407-8998
営業時間: 12:00〜LO15:00 18:00〜LO21:00
※来店の際にはご連絡ください。
お休み: なし

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クロダマサノブ

クロダマサノブ、もしくは廣田西五です。「予定は未定であって決定ではない」の人で、別名シモキタさん。主にインターネッツ各所や、ライブハウス、サーキット、そして下北沢にいる。愛知県豊川市出身、京都市右京区経由で、普段は世田谷区で生息しているが、突然京都や大阪そして新栄のライブハウスに現れ泥酔し、泣きながらライブを最前列で見ている。要注意だ [Twitter]ymkx

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