2021年6月16日に下北線路街に開業した商業空間『reload（リロード）』、1階に国産眼鏡製造の老舗・増永眼鏡の直営店『MASUNAGA1905 下北沢店』がオープンしました。
増永眼鏡は、1905年（明治38年）に福井に初めて眼鏡産業を持ち込み「眼鏡産業の祖」と称される初代 増永五左衛門が創業した、高級眼鏡フレーム製造販売の老舗。日本の眼鏡フレームというと福井県の鯖江市が有名ですが、そもそもこの福井県の県庁所在地でもある福井市で創業した増永眼鏡が起源とのこと。『MASUNAGA1905』とお店の名前にも入っている1905年から続く、100年を超える歴史あるメーカーなのです。
そんな『MASUNAGA1905 下北沢店』ですが、上質な眼鏡フレームに加え非接触接客を実現する最先端デジタル3D機器を導入したお店でもあります。
店内中央に置かれているのは、ドイツのCarl Zeiss Vision（カールツァイスビジョン）社の最先端デジタル３D機器「デジタル３Dセントレーションシステム＜ZEISS VISUFIT 1000＞」で、9台のカメラを用いてワンショットで180度を撮影し顔を正確に計測して解析。瞳孔間距離、目の高さ、顔に対するフレームの角度やカーブ等の個別データをもとに、一人ひとりに合わせたフレーム・レンズを提案することができます。また、撮影データから作成したアバターと、格納しているメガネデータを掛け合わせた試着が可能。実際に眼鏡を掛ける作業を省き、スピーディーにさまざまな眼鏡を掛けた際の顔を比較することができる優れものです。
そんな＜ZEISS VISUFIT 1000＞ですが、想像していた以上に簡単に体験できるとのことで実際に計測してもらいました。そして、計測データを使って実際に様々なフレームを試着した3Dデータをタブレット端末で確認することができます。おっさんの顔で大変恐縮ですが動画データを頂いたので、どんなイメージかぜひご確認ください。
このようなシステムは他の眼鏡店でも導入されていますが、単純に眼鏡の画像データを重ねるだけのものも多く、＜ZEISS VISUFIT 1000＞のように3Dでリアルな画像で確認できるのはとても魅力的です。ちなみに、撮影は1分もかからず3Dデータの生成も数分で完了します。なんて最先端！ カメラ好きとしては「カールツァイス」と聞くだけでなんだかワクワクしてしまいますが、こんな最先端機器も作っていたとは。
創業以来120年近く品質第一主義のもと 「Handmade in Japan」を守り、200にわたる製造工程と多数のパーツを全て自社の福井工場で生産・管理して「良いめがね」づくりを継続している増永眼鏡。近未来感もありつつシックな店内は、一般的な眼鏡屋とは一線を画した雰囲気。落ち着いた店内で最先端の機器を利用して眼鏡選びができる、それが『MASUNAGA1905 下北沢店』です。
『MASUNAGA1905 下北沢店』
北沢3-19-20 reload 1-3
03-6407-1905
11:00-20:00
木曜定休
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