2022年3月30日(水)から4月5日(火)まで『ミカン下北』E-202にて、「もじゃもじゃコンテスト展」なるタイトルからは全く内容が分からない展示が行われています。
、、、なんなのこの展示? と、何も知らずに「もじゃもじゃコンテスト展」なる展示を見ていたのですが、これは全て3Dプリンターの失敗作なのです。ちなみに、3Dプリンターでは本来は下の写真のようなプロダクトを出力することができます。
あー、そういうことか、普通のプリンターでも印刷ミスはあるけど、それは3Dプリンターでも同じで、しかもこんな感じのもじゃもじゃでアーティスティックなプロダクトが誕生してしまうわけですね。うん、これは確かにアートだ!
3Dプリント事業を行う株式会社メルタは、3Dプリントの失敗から生まれたプラスチックの「もじゃもじゃ」を募集し評価する「もじゃもじゃコンテスト」を過去2回にわたって実施しており、ミカン下北の開業イベントの1つとして、「もじゃもじゃコンテスト展」を開催することになったとのこと。なんというか、ミカン下北のデザインやらアートワークが振り切ってるなぁとは思っていましたが、「もじゃもじゃコンテスト展」のようなエッジーな展示をオープニングイベントにしてしまうとは、恐るべし京王電鉄株式会社様。
もじゃもじゃコンテストとは?
材料を溶かして重ねていく方式の3Dプリンターが印刷に失敗すると、プラスチックの「もじゃもじゃ」が発生します。メルタでは、本来なら単なる失敗作として捨てられてしまう「もじゃもじゃ」に芸術性やエピソードを見出し評価する「もじゃもじゃコンテスト」を開催してきました。
2021年4月に実施した第1回、2022年2月に実施した第2回のコンテストには写真・実物を合わせて200を超える作品が寄せられ、Twitterの総インプレッション数は120万を超え、ものづくりに関心を持つ個人や企業の間で大きな話題となりました。
第2回コンテストの審査にはアーティストの明和電機氏、メディアーティストの市原えつこ氏、ギャル電きょうこ氏らが参加し、集まった作品に対し「作れと言われても作れない要素が詰まっている(明和電機氏)」「俺の屍を越えてゆけ、という遺言が聞こえるような大作(市原氏)」「よく捨てなかったね本当(きょうこ氏)」といったコメントが寄せられたとか。
ちなみに、各回の受賞作品やコメントの詳細はこちらからチェックできまーす。
そんな、「もじゃもじゃコンテスト展」ですが、4月3日(日)15時30分からミカン下北開業イベント「未完祭」内で実験特番「もじゃもじゃコンテストLIVE」が放送されます。未完祭のYouTubeチャンネルからをぜひご覧くださいー。
どうしてこんなことになってしまうのか興味津々でしたが、その日の気温・湿度だとか、素材選びとかで失敗作が誕生してしまうとか。3Dプリンターって全く使ったことがないのですが、想像以上にちゃんと出力するのは難しいのですね。
「もじゃもじゃコンテスト展」は4月5日まで、ミカン下北で開催中。ぜひ、この機会に3Dプリンターのアーティスティックな一面(?)をご覧ください!
「もじゃもじゃコンテスト展」詳細
名称:もじゃもじゃコンテスト展
会期:2022年3月30日(水) – 2022年4月5日(火) 12:00-20:00
※ 4月2日(土), 4月3日(日) のみ10:00 – 20:00
※ 4月3日(日) 15:00-16:30 は一時閉館予定
会場:東京都世田谷区北沢 2-296-4 ミカン下北E街区 202(下北沢駅東口より徒歩1分)
入場料:無料
主催:株式会社メルタ
協力:京王電鉄株式会社
※ 予約不要。感染症予防の観点から、同時に入れる入場者数の制限を行う可能性があります。
※ 入場時の手指消毒の徹底や会場内の換気など、感染症対策を実施します。