2024年3月22日（金）より下北沢トリウッドにて、演劇にはじめて触れた島根の⾼校⽣ 4 ⼈と顧問の奮闘を追いかけたドキュメンタリー映画『⾛れ！⾛れ⾛れメロス』と、その続編となる『メロスたち』が、二週間にわたりアンコール上映されます。
上映期間中に、俳優の辻凪⼦やヨーロッパ企画の永野宗典、舞台「弱⾍べダル」の演出でも知られる⻄⽥シャトナーをはじめ豪華ゲストを招いての上映後イベントが開催されます。開催日時及び登壇ゲストは以下の通りです（各⽇『メロスたち』上映後、敬称略）。
3月23日(⼟) 13:10 辻凪⼦（俳優・映画監督）、曽⽥昇吾（本作出演）、折⼝慎⼀郎監督
3月24日(⽇) 13:10 永野宗典（俳優）、曽⽥昇吾、折⼝慎⼀郎監督
3月25日(⽉) 14:50 ⻄⽥シャトナー（劇作家・演出家・折り紙作家）、曽⽥昇吾、折⼝慎⼀郎監督
3月28日(⽊) 14:50 寺脇研（映画プロデューサー）、⻲尾佳宏（本作出演）、曽⽥昇吾、折⼝慎⼀郎監督
3月29日(⾦) 19:30 ⻲尾佳宏、曽⽥昇吾、折⼝慎⼀郎監督
3月30日(⼟) 13:10 ⻲尾佳宏、曽⽥昇吾、折⼝慎⼀郎監督
3月31日(⽇) 13:10 丘⽥ミイ⼦（演劇ライター）、曽⽥昇吾、折⼝慎⼀郎監督
4月1日(⽉) 19:30 澤⽥⼤樹（TBSラジオ記者）、曽⽥昇吾、折⼝慎⼀郎監督
また、3⽉22⽇（⾦）より来場者特典としてミニパンフ(A5判16p)が配布されることも決定。撮影の経緯や背景の解説、⻲尾佳宏さんと折⼝慎⼀郎監督によるコラムなどを収録した内容となっています。（各作品1回につきお⼀⼈様1部配布、なくなり次第終了）
さらに上映期間中、本作初のグッズとして劇場窓⼝にて舞台版「⾛れ！⾛れ⾛れメロス」の配信リンクが付いた特製ポストカードも販売決定いたしました。
島根・⼤阪・京都・広島・⼭⼝・宮﨑等での公開を経た、卒業シーズンでのアンコール上映にあたり、折⼝慎⼀郎監督、出演の⻲尾佳宏さんよりコメントが到着。そして、映画版の公開も控える『⽔深ゼロメートルから』の作者・中⽥夢花さんからも応援コメントが届きました。
◾折⼝慎⼀郎監督
『⾛れ！⾛れ⾛れメロス』と『メロスたち』は、どちらも⾼校演劇をテーマにしたドキュメンタリーです。島根県の⼩さな分校に通う演劇同好会の4⼈が当時「不要不急」とも⾔われた演劇と出会い、熱中し、そして卒業するまでを追いかけています。⼈⽣における劇的な出来事が、舞台上で躍動する彼ら⾃⾝の芝居と響き合う。そんな瞬間を詰め込んでいます。
ちょうど1年前の3⽉、⾼校⽣だった彼らは島根から遠く離れた東京・下北沢の舞台に⽴っていました。筋書きなんてない、今このひとときを駆け抜けていく。島根を⾶び出し下北沢までやってきた⻘春舞台、この卒業シーズンにぜひ劇場でご覧ください。
◾⻲尾佳宏さん
劇場へ⾜を運ぶ⼈が急速に減っているように思います。演劇にしろ映画にしろ、それを楽しむという⽇常が忘れ去られつつあるような気がしています。そんな時代に、島根の⾼校⽣が演劇をする映画を撮って、果たして上映してもらえる劇場があるのだろうか、観に来てくれる⼈がいるのだろうか、そんな不安もありました。けれども不思議なことに、僕たちは島根でつくったお芝居を下北沢の劇場で上演し、その過程を撮った映画が下北沢の劇場で上映されることに。さてそんな機会はいただいたものの、⼀体どれほどの⽅に⾜を運んでくださるのでしょう。そんな不安はありますが、それが劇場を楽しむ⽇常を思い出す⼩さなきっかけとなりましたなら、何よりの幸いと思っております。
◾中⽥夢花さん（『⽔深ゼロメートルから』作者）
「演劇がやりたーい！」という魂の叫びが今でも脳裏を反芻しています。
制限に溢れたコロナ禍の中で、⼩さな⾼校の講堂に確かにあった、演劇の灯⽕。
願わくば、次にメロスたちが舞台上で再会した時には、満員の劇場の観客のひとりとして、彼らの紡ぐ新たな物語に⽴ち会いたいと切に願います。
『⾛れ！⾛れ⾛れメロス』『メロスたち』の上演日時及びご予約は、下北沢トリウッドのWebサイトをご覧ください。
『⾛れ！⾛れ⾛れメロス』（2022/53min）
『メロスたち』（2023/76min）
出演： 曽⽥昇吾 常松博樹 ⽯⾶圭祐 佐藤隆聖 ⻲尾佳宏
監督・撮影・編集： 折⼝慎⼀郎
⾳楽： ⼩林有希⼦
主題歌： 「⾳楽をしよう」(作詞/作曲/歌:⽮⽥太朗)
挿⼊曲： 掛合⾼校学園歌(作詞: 春⽇正光 作曲:⼩林昭三)
劇中原作： 中島敦「⼭⽉記」、太宰治「⾛れメロス」
撮影： ふしきさくら、熱⽥優雅 編集：ふしきさくら
宣伝美術： 鈴⽊規⼦
協⼒： ⽯原ちみ、⽷川悠介、島根県⽴三⼑屋⾼等学校掛合 分校、雲南市⽊次経済⽂化会館チェリヴァホール、劇団⼀級河川、下北沢トリウッド、下北沢映画祭実⾏委員会、川嶋みらい⽂化芸術財団
企画： プロダクション 26 配給・宣伝：下北沢映画祭 配給協⼒：イハフィルムズ
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