2016/1/23 『カトキット1.2.3チャレンジvol.2 初!ワンマン! 「カトキット最強伝説」』 木屋町DEWEY

2016/1/23 『カトキット1.2.3チャレンジvol.2 初!ワンマン! 「カトキット最強伝説」』 木屋町DEWEY

---話は変わり、今年の1月23日に京都DEWEYで行われたカトキット1.2.3チャレンジvol2初!ワンマン!『カトキット最強伝説』について、どのようなライブになったでしょうか、感想をお聞かせください。また、裏話などありましたらお聞かせください

コバヤンさん: (おわって)やれやれって感じだよね

あっけさん: 裏話ですが、ライブ中の映像が2本あってマネージャーさんに事前に映像を送る予定だったんですが結局間に合わなくて。で、当日チェックしてもらって「よろしくお願いします」って伝えたら「、、、お疲れ様でした」って返ってきて。でも、本番終わった後に「あれ、やって、よかったね」ってフォローしてもらえました。撮影も編集も全部自分たちでやりましたからね、次はプロに頼もうと思いました

---無事映像を流す事ができてよかったです

コバヤンさん: やー、あれ事前に見せてたらNGになってた気が

あっけさん: 3日前に見せんくてよかったねって

コバヤンさん: イッタレ感があったよね、当日持ってったらNGにはならへんやろって(笑)

カトキット 2016.2.13 BASEMENT BAR

---本番会場で前々日にリハーサルをやってますよね

あっけさん: 2回やってます

---2回も、、、だからあんな完成したライブをやる事ができたのですね

あっけさん: 自分たちと同じ界隈のバンドのワンマンライブってそんなに何回も見た事がなくて、どっちかというと『ゆず』や『aiko』のライブは毎年行ってて、そういうライブを目指したかったんです。ああいう人たちのライブって照明が完璧だったり、映像があったり、コーナーがあったり

コバヤンさん: エンターテインメントな感じやな

あっけ: そう、そういう事がしてみたい、そういうのを目指した感じですね

---お二人はどうでしたか

コバヤンさん: ワンマンは久々にクリックなしで演奏できたのが気持ちよかったです。耳に何も付けずにバンド演奏を久々にやった感じですね

ジャパさん: いつもと違う刺激がいろいろあったよね、(サポートギタリストの)川尻もいたし

---いつものライブに比べて大事に演奏をしているような印象を受けました

あっけ: 3人ではじまる前に話したのですが、DEWEYはステージが低くて前2列の人しか見えない。だからこそ、みんなに満足してもらえるようにしっかり演奏をしよう、まず第一にスピーカーからの音を大事にしようと3人で決めました

---今日は下北沢BASEMENT BARでのライブですが、京都から東京まで長距離移動中の車内はどのような雰囲気でしょうか?

あっけさん: もう、舌打ちしかしてないです

ジャパさん: 険悪やな

コバヤンさん: いや、これ、ネタですから! 誰かを車に乗せるときに「みんな仲いいんですね」って言われるのに対して「いやいや、普段は舌打ちしかならへんで」って言ってるだけなんです!

あっけさん: だいたい誰かを乗せて下ろすときには『夜空のムコウ』を歌うんです

コバヤンさん: それはホントです(笑)

カトキット 2016.2.13 BASEMENT BAR

---3人とも運転されるのですか?

あっけさん: わたしとコバヤンの2人ですね

ジャパさん: 俺が運転すると事故っちゃうんで、、、

あっけさん: ペーパーらしいんで

ジャパさん: 自分の中ではイメージできてるんですけどね、イメージに体がついてこないというか

---や、なんか怖いので運転しなくていいです、、、お二人でされているのですね

あっけさん: 最近はほとんどコバヤンが一人で運転してくれるよね

コバヤンさん: 夜中移動だと二人は寝てる事が多いんですが、僕は結構一人で運転してて大丈夫で、楽しく運転しますよ

あっけさん: 長距離移動中は、たいがい寝てますね、泥のように寝てます

ジャパさん: 俺も元気よかったのは最初だけで、コバヤンをなるべく励まそうって話しかけてたら、俺の方が息切れしちゃって(笑)

---二人とも寝てたら眠くなりませんか?

コバヤンさん: いや、ねむなりますけど

あっけさん: 寝てる方が運転しやすいらしくて。しかも、やばいんですけど、目が覚めると絶対にヒーリング音楽みたいなの聞いてるんですよ。なんか、ヤバイやつ聞いてるって

コバヤンさん: ちゃ、ちゃうねん、なにがってな、二人が気持ちよく寝れるのを作ろうとして燃えてくんねん、なんか俺もよく分からへんけど

---めちゃくちゃ愛に満ちあふれてるじゃないですか

コバヤンさん: なんか、愛というよりはよくわかんない意地みたいなもんですね。ちなみに、起きてるときは(ジャパさんと)二人でほんとしょーもない話しばっかりしてます

あっけさん: だいたい下ネタ

ジャパさん: ほんとに実りのない会話しかしてませんね

あっけさん: カトキットが活動の話しや音楽の話しをするときは、絶対に仕切り直してちゃんと集まってやります

ジャパさん: 運転中は運転している人は集中してるし、俺なんか移動でテンション上がってるから、変な話ししかしてませんね

あっけさん: あまりにも時間がないとき以外は、ホントくだらない話しかしてませんね

---いま気づいたのですが、リーダーはどなたですか?

ジャパさん: リーダーというリーダーはいないのですが、

あっけさん: まあ、私ですかね

ジャパさん: 顔ですから、このバンドの顔ですからね

カトキット 2016.2.13 BASEMENT BAR

---下北沢で思い入れのある場所やよく行く場所などございましたら、お聞かせください

ジャパさん: 意外とそこの三差路(代沢三差路)かもしれないですね、あそこいつも通りますし、あそこのセブンイレブンにもよく行くし。映像も撮りましたしね

あっけさん: わたしはコインシャワー(ファーストキッチン向かい)かな、一回しか入ってないし、もう入りたくないなぁ。あー、これが底辺だなって思いました

(注: あのコインシャワーは、使うのを躊躇してしまうような設備です)

コバヤンさん: 僕は王将ですかね

あっけさん: あっこね、京都よりおいしい

ジャパさん: あっこはおいしい、京都の本店よりおいしい

コバヤンさん: シモキタ着いたときに、疲れ切っててなんかもう安定感のある知ってる味を食べたいって思って入ったら、なぜか京都よりおいしくて。僕ら王将っこなんで、ライブの打ち上げ王将行きがちなんで

あっけさん: 『こっぺぱんバイオレンス』の頃はスタジオ終わりは絶対に王将に行ってましたから

---ちなみに、下北沢のライブハウスで思い入れがある場所はありますか

あっけさん: MOSAiCですね。2回出させてもらって店長の森本さんが大阪の方で、大阪でよくライブに出させてもらってるVijonの店長さんと仲がいいみたいなんです。シモキタに来たら必ずMOSAiCには寄ってます。一番最初に東京で温かく迎えてくれたのがMOSAiCですね。

---カトキット2016年の展望について、また将来的に目指すところがありましたら、お聞かせください

あっけさん: 東京ワンマンライブを目指して、そこに至るまでにどれだけの事ができるか勝負ですね

---下北沢でやってくれたら嬉しいです

あっけさん: あと、私たちが目指しているのは邦ロックというジャンルではなくJ-POPなので、

コバヤンさん: ガンガン露出していきたいよね

あっけさん: 結成したときから、サウンドもそっちにしようと話をしていて、J-POPというジャンルの中でどれだけペラく(薄く)ない音楽できるかって所に勝負をかけたいと思っています。将来目指すところとしたらちゃんとJ-POPとして認められて、アリーナツアーとか回れるようになりたいです!

コバヤンさん: Mステ出たいっすね

ジャパさん: うわー、ちゃんと仕込んどかなあかんなー

カトキット 2016.2.13 BASEMENT BAR

---ずばり、カトキットにとって音楽とはどのようなものでしょうか、お聞かせください

あっけさん: うーん、毎日毎日考えていますね、、、「どのようなもの」ってどういうことなんだろう

---「音楽をやる事」についてですね

あっけさん: 戦い、戦いですね。私たちのやり方はそうだということであって、音楽をやったはる人たちはそれぞれスタンスが違うと思います。ずっと音楽をやり続けたいと考えている人もいれば、とにかく一発パーンと有名になって稼ぎたいんやって人もいるし。

そういう意味では、自分がいいと思う音楽、凄くPOPでありながらちゃんとした内容のある音楽がもっと日本に出回って、「流行っている音楽って素晴らしいよね」ってみんなが口そろえて言えるような日本になればいいよなって。それをしようとすると、最近歌の中でも言ってますけど、しっかり戦わないと歌一つ残らない世の中になっているので、音楽をやる人生は戦いでしかないです。

何と戦ってるんだよって話しなんですけど、隣のバンドなのか、大人なのか分からないですけど、活動休止とか解散とかそういうモノもひっくるめて、とりあえず全部と戦っている、音楽とはそういうモノなんだと考えています。

---最後に、カトキットの今年の意気込みをお聞かせください

あっけさん: 『カトキット』という名前がまだまだ全然拡がっていないという状況で、大阪や名古屋のサーキットやイベントには呼ばれるようになってきましたが、全国的にはまだまだなので今年は名前を拡げる事を目指したいです。具体的には東京ワンマンを目指して、東京のサーキットやフェスに出て行けるようにしっかりやっていきたいです。着実に名前を拡げる、そんな1年にしたいと思っています。

---期待できる1年になりそうですね、ありがとうございました

カトキット 2016.2.13 BASEMENT BAR

カトキット 2016.2.13 BASEMENT BAR

カトキット 2016.2.13 BASEMENT BAR

カトキット 2016.2.13 BASEMENT BAR

時間にして1時間半弱、インタビューを終え、カトキットの3人はBASEMENT BARに向かう。【Beat Happening!下北沢CIRCUIT PANIC!PreParty!】、リーガルリリー・イエスマン・カトキット・ 響心SoundsorChestrA・指先ノハク・バズマザーズという実力を持った6組が一堂に会する企画イベント。カトキットは3番目に登場した。

2016.2.13 【Beat Happening!下北沢CIRCUIT PANIC!PreParty!】 BASEMENT BAR

2016.2.13 【Beat Happening!下北沢CIRCUIT PANIC!PreParty!】 BASEMENT BAR

この日のセットリストは以下の通り。

1  雨ニモマケル
2 カクテルクルッテル
〜MC〜
3 噛みつく
4 ぬくもり
5 この闘いが終わったら(アカペラ)
6 快感音楽

 

今のカトキットをしっかりと知る事ができる6曲。フロアを一気に盛り上げ、キットカットをばらまき、そして一気に黙らせ、一気に持ってゆく。与えられた時間の中でキッチリと自分たちの音楽をやりきったアクトだった。状況としてはアウェイだったのかもしれない、しかし、カトキットというバンドがなんなのか、それを伝える事ができたことは間違いない。

次にカトキットが関東に来る予定は来週2016年3月22日(火)、渋谷La.mamaにやってくる。対バンは「空中ループ」「中山貴大」、そして「LUI FRONTiC 赤羽JAPAN」。ルイフロと対バン、これはとても熱い。熱狂的なルイフロのファンの目に、カトキットというバンドはどう映るだろう。でも、心配はしていない、このバンドはどんな環境であろうとオーディエンスに真摯向き合い、自分たちの音楽を伝えてくれるはずだ。私ももちろんこのライブに行く、自分の目でそして耳で、この日のカトキットを見届けたい。

そして、下北沢に来る予定も発表された。4月16日(土)『Beat Happening!下北沢に於けるPOP感覚!』、この日と同じくBeat Happening!に呼ばれた。キテいる、確実にカトキットはキテいる。下北沢の街でできる限りの事をしたい、このバンドの存在をこの街から関東全域に知らせるのが自分の使命だと考えている。こんなに素敵な、カトキットという音楽に出会ってしまったのだから。

2016年3月22(火)
『sound flash vol.1』

渋谷La.mama
カトキット / LUI FRONTiC 赤羽JAPAN / 空中ループ / 中山貴大
OPEN/START 18:30/19:00
ADV/DOOR ¥2,500+D/¥3,000+D

2016年4月16日(土)
『Beat Happening!下北沢に於けるPOP感覚!』
下北沢BASEMENT BAR
カトキット / ましのみ / 理科室コーヒー実験ブレンド / and more…
OPEN/START 17:30/18:00
ADV/DOOR ¥2200/¥2500

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【プレゼントのお知らせ】
カトキットより素敵なプレゼントこの記事を読んで頂いた皆様に、この日のインタビューの際に頂いたサイン色紙とこの日のライブ写真5枚をセットで1名様にプレゼントします。プレゼントの応募はこちらのツイートをRTするだけです。締め切りは2016年3月31日(木)までとなります。たくさんの皆様のご応募をお待ちしております。

About the Author

クロダマサノブ

下北沢情報サイト【しもブロ】のキュレーターです、キュレーターってなんやねんって?下北沢のありとあらゆるモノをキュレーションしています。下北沢の街にたどり着いて25年、常に変化し続けるこの街のことを見続け、下北沢のイマを伝えています

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