富士そばの前を通る度に気になっていたメニューがある。
「ポテトチップスそば」、、、なんだろう、なぜポテトチップスをのせることにしたのだろう、富士そばは。個人的には全然興味がなかったのですが、しもブロツイッターでアンケートを採ったところ、69%が取材すべきと驚愕の結果が出てしまった。聞く方も聞く方だけど、答える方も答える方だYO! しかし、この結果が出たのなら、正々堂々と実食するしかない。14時前、店内の混雑がおさまった昼下がり、下北沢にある富士そばへと向かった。


店内に入り券売機に向かい、恐る恐る「ポテトチップスそば 450円」のボタンを押す。ホントはこんなメニュー頼む奴なんて誰もいなくて、「おいおいポテチそば頼んでるよこいつ、プギャーー!!」とか言われるんじゃないかと思ったが、カウンターの中の店員は淡々と調理を進めているだけだった。
予想より時間がかかる、そう、ポテチはオーダーが入る度に揚げているとか。あれだな、天ぷら揚げたての天そばの一種なんじゃないか? そんなことを考えていたら、懸案の一品ができあがったようだ。




揚げたてのポテトチップスは旨い、そしておそばだけで食べてもフツーに旨い。しかし、それでは意味がないのだ、一緒に食べなければ意味がないのだ。揚げたてポテトチップスと茹でたておそばのマリアージュ、味合わせていただこうではないか。

うーんとね、ポテトチップスとおそばを一緒に食べてる、それ以上でもそれ以下でもないです。信じられないような魔法がかけられて、悪魔に取り憑かれたかのように食べ続けるとかそんなのないです、おそば食べながらポテチ食ってるそれだけですな。

「パリパリパリパリ、、、」
なんなのこれ、どういうことなのこれ。いや、よくわかんないよ、おそばの食感と揚げたてポテチの食感が一緒に来るってのはね、井の頭線下北沢駅西口と小田急線下北沢駅南西口に同時にたどり着いた感覚ですよ(全く意味がわからない)。さらに言うなら本多劇場とGARDENで、お芝居とアイドルのライブを同時に見てる感覚です(もっと意味がわからない)。

ただね、これがまずいのかと言われると、全然まずくはない。ポテチの塩気が強いから、ちょっとしょっぱいけどありといえばありなのかな。個人的にはきつねそばのお揚げに近い気がする。いや、それなら俺はきつねそばでいいよ、、、。
結論、ポテトチップスそばはメニューとして無くはないけど、個人的にはあえて頼みたいメニューではない、ということで。食べ終わった丼を返却口に戻し、店員さんにこのメニューがどのくらい出るのか聞いてみた。
「けっこー出ますよ!」
、、、富士そばよ、どこへ向かっているのだ。ごちそうさまでした。

『名代(なだい) 富士そば 下北沢店』
北沢2-19-11
24時間営業
※行政の指導により、午前3時より45分間の閉店を致しております
http://fujisoba.co.jp/