らーめん玄の「小らーめん」750円(税込) らーめん玄の「小らーめん」750円(税込)

小らーめんの概念が吹き飛ぶ『らーめん玄』下北沢の路地裏に生まれた異空間

なんか、下北沢に新しく二郎系のラーメン屋さんができたらしい、名前は『らーめん玄』。ラーメン二郎の助手をされていた方が新たにはじめたお店で、ラーメン二郎のインスパイア系では無く「スピンアウト系」を名乗っている。というか、助手って何??

ラーメン二郎、名前は知ってるし新代田にもあるのでその異空間の存在は認知している。が、入ったことは無い、全くもってして無い。なんかすごい量なんでしょ、麺が、野菜が、チャーシューが、ニンニクがぁ、、、が、いや、しかし下北沢にできてしまったのなら、行かないわけにはいかない。あ、二郎じゃなくて二郎スピンアウト系のお店ですね。

お店の場所は、かつてまぜそば謙のあった場所。下北沢駅西口から鎌倉通りを右手に進み3分くらい、この黄色い看板が目印
お店の場所は、かつてまぜそば謙のあった場所。下北沢駅西口から鎌倉通りを右手に進み3分くらい、この黄色い看板が目印
路地を進んだ先に『らーめん玄』はある。勝手にびびってたけど、めっちゃ落ち着いた看板
路地を進んだ先に『らーめん玄』はある。勝手にびびってたけど、めっちゃ落ち着いた看板

お昼営業の終わりに近い時間に行ったため、並んでいるのは店内の1人のみ。店内には2人まで、そして、お店の外の並び方もちゃんと説明されている。さてと、券売機でラーメンを選ぼう。

「初めての方、あまりご存じ無い方、とりあえずは小らーめんからどうぞ! 美味しく食べられるご注文を!」 とのことなので、小らーめんにしておく。小らーめんならいけるっしょ!
「初めての方、あまりご存じ無い方、とりあえずは小らーめんからどうぞ! 美味しく食べられるご注文を!」 とのことなので、小らーめんにしておく。小らーめんならいけるっしょ!
なんともシンプルなメニュー構成。今になって気づいたが、「小らーめん」の次はいきなり「大らーめん」だし、よく見たら「小らーめん」の所に麺300gと書かれている、、、まて、300gってめっちゃ大盛りじゃないか! 今気づいた!! 「小の小らーめん」でさえ200g、、、
なんともシンプルなメニュー構成。今になって気づいたが、「小らーめん」の次はいきなり「大らーめん」だし、よく見たら「小らーめん」の所に麺300gと書かれている、、、まて、300gってめっちゃ大盛りじゃないか! 今気づいた!! 「小の小らーめん」でさえ200g、、、

店内に入り、席が空くのを待つ。途中店主らしき人に麺の量を聞かれるので「小」と答えてみる。「小」だが「小」では無い、このお店の扉をくぐった先、その世界での「小」は俺の知っている「小」で無いことにこの時点では気づいていない。

程なくして席が空き、食券をカウンターの上の台に置く。もしかしたら、前のお店より席数は減らしているのかな、左右の人との間隔がゆったりしている気がする。写真はラーメンだけとのことなので、店内の写真は無い。それにしても静かだ、誰もしゃべっていない。全員一人客、ひたすらラーメンを食す人、静かにラーメンがくるのを待つ人、もはやこれだけで落ち着かない、、、。

ふと目を上げるとカウンターにはこんなことが書かれている、

ラーメン玄 お好み等

ご注文時
麺かためさ、他少なめ、ヌキ等はお先に!

着丼時にお伺いします
ヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメ、ラー油は無料!
食べれる量でお願いします。
分からない方はニンニクのアリ、ヌキだけどうぞ

ああ、これが噂のなんとかマシマシとか言う奴か。なんだろう、とりあえず今日は人に会う予定があるのでニンニク抜きにしておこう。不意に「ニンニクは」と聞かれた(様な気がした)ので、ニンニク抜きでと答える。即、ラーメンがカウンターの上の台に置かれる。ニンニク抜きなのにニンニクが入っているかのような香り、それもそのはず隣の人はめっちゃニンニクもりもりだったからなー。というか、おい、まて、なんだこの量は!

らーめん玄の「小らーめん」750円(税込)
らーめん玄の「小らーめん」750円(税込)

うっっっっ、なんだこれは、なんという太麺、そしてスープからあふれてるじゃないか麺が、、、これ、下まで完全に麺なのか? そして、なんなんだこの野菜の量は、なんという野菜の量なんだ。そうか、少なめにしないとこうなってしまうのか、うああああああああ。小らーめんは、俺の知っている小ラーメンではなく、宇宙(コスモ)だった。

麺を持ち上げるのも大変だ
麺を持ち上げるのも大変だ

ちなみに丼自体も普通のラーメン屋さんより明らかにでかい、その上、こんなに麺が大量とは。 もうね、麺を食う前なのに、すでに面食らってます、、、。ヤヴァイ世界に来てしまったようだ。

豚ってチャーシューのことなのね。てか、なんなのこのチャーシュー、超厚いんだけど。チャーシューって言うか肉塊。危ねぇ、子豚(豚4枚)とかにしてたら大惨事になってた
豚ってチャーシューのことなのね
あら、スープは意外とあっさり目なのね。実際に口にしてみたけど、思った以上にシンプルですっきりした味わい
あら、スープは意外とあっさり目なのね。実際に口にしてみたけど、思った以上にシンプルですっきりした味わい

食べ始める前からびびってる、が、びびってる場合じゃない。とりあえず麺を一口。なんだろう、もちもちとかそんな感じじゃなくてめっちゃごわっとしてる。なんだろう、下北沢に現存する他のどのラーメン屋さんとも違うめっちゃ個性豊かな麺だわ。というかね、麺の太さもヤバいけど、その量にやっぱ圧倒されっぱなしなんです。どんどん食べていかないと減らない。

それは野菜も同じ、なんだけど、あー、このお野菜とスープは合うなー。野菜と麺を一緒に食べるとちょうどいい感じなんだけど、いかんせん麺が太いからいろいろ思い通りにいかない。そして、麺が減らない。

そうだチャーシューを食べ忘れていた、一口、うまい。なんだろうシンプルな味がしっかりとしみこんでる。てか、なんなのこのチャーシュー、超厚いんだけど。チャーシューって言うか肉塊。危ねぇ、子豚(豚4枚)とかにしてたら大惨事になってた 。

チャーシュー、、じゃなくて豚ですね、おいしいですね、もうそれどころじゃないってのが正直なところですね
チャーシュー、、じゃなくて豚ですね、おいしいですね、もうそれどころじゃないってのが正直なところですね

闘いだ、これは。ひたすら麺と野菜を食べ続ける。正直、あんまりスープとか味わっていられない。自分が最後の客だったので、どんどんカウンターのお客さんが食べ終わりお店を出ていく。いやーん、なんというプレッシャー、なんという量なの、なんという食べ物なの、これが二郎いんす、、、二郎スピンアウト系ラーメンなのね。てか、途中からめっちゃ背脂みたいなのが出てきた。しまった、最初に混ぜておくモノだったのね、めっちゃコクが足されてきたーーーー、ここに来て!

闘うこと15分。なんとか完食、でも、スープはさすがに飲み干せなかった、、、。なんだろう、色々なラーメン屋さんがある下北沢だけど、こんな世界は初めてだ。完全に異空間だ、こんな路地裏にこんな異空間が生まれていたとは。やじるしの名前がついていたラーメン店の面影はなく、『らーめん玄 』 という新世界が拡がっていた。

えーっと、全然前提知識がなかったのですが、この辺のまとめとか読むと参考になると思います。次行ったときはゼンマシとかコールして自爆したいと思います、、、いや、とりあえずびびってニンニク抜きにしちゃったので、「小の小らーめん」ニンニク入りで食べたいと思います。てか、今日晩ご飯いらないな、これ。

『らーめん玄』

北沢2-28-7
11:30-14:30、17:00-21:00
水曜定休・他不定休
店主インスタ https://www.instagram.com/shimokita_g/