夏の終わりのあの何とも言えない気分って有るじゃないですか。まー、自分にとって子供の頃は宿題に追われるのが夏の終わりなんだけど、でも、なんか特別なタイミングなんだって子供の頃から感じ続けて、大人になっても何となくそのタイミングを感じ続けていたんだよね。
で、38歳の8月31日、夏の終わりを劇団フルタ丸の『フルカラーの夏』で迎えました。結論から書くと、この60分間で今回も劇団フルタ丸とフルタジュンさんにしてやられました、、、。設定も面白いです、それぞれがどのように繋がっていうのか、60分間という時間は観客にも物語の進行を追い立ててきます、それがまた心地よい。お芝居が終わって劇場の外に出ると、夏は終わりを迎えていた。今年の夏の終わりを俺は忘れないだろうな。
あえて書くと、このお芝居は岐阜で観たかった。演劇は舞台上だけで創るわけじゃない、観に来ているお客さん全員で創り上げるんだ。だからこそ、フルタさんの出身地である岐阜県で、昔のフルタさんを知る人たちと観たかった。演劇はずるい、その日その時間にそこでしか観ることができない、だから絶対的な価値が存在しているんだろうなぁ。そんな演劇の本質を思いっきり感じることができたお芝居でした、『フルカラーの夏』は。
東京公演は昨日と今日9月1日の2日間、各回当日券が出るとのことです。直前過ぎで申し訳ないけど、今年の夏の終わりが見えていないあなたにはぜひ観てもらいたい、そんなお芝居です。
さーて、一足先に2013年の夏を終えた俺は、2013年の秋を楽しむぞ!
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60minutes project VOL.2
「フルカラーの夏」
【作・演出】
フルタジュン
【出演】
宮内勇輝
真帆
篠原友紀
工藤優太
清水洋介
フルタジュン
【東京公演】
8月31日(土)16時~/19時~
9月 1日(日)13時~/16時~/19時~
明大前 キッド・アイラック・アート・ホール
【チケット】
前売券・当日券:2,500円
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【おまけ】
あ、前回の告知記事で書いたフルタさんのよくわからない挑戦ですが、ちゃんと意味はありましたね、、、お芝居を観た人たちなら、なんでこの大人たちがよくわからないチャレンジをしたのか理解できるはずです。いやいや、理解はできないけど、やることの意義は感じ取ることができたんじゃないかな。