リムキャット1stワンマンライブ告知画像

リムキャットとの出会いは偶然だった。2015年9月8日、はじめて訪れた西川口Heartsその場所でお目当てのバンドの対バンとして彼らに出会った。極めて強い衝動を伴ったエレクトロロック、そしてエフェクトのかかった男女ツインボーカル。激しいアクトと共に、次から次へと降り注いでくるツインボーカルに、瞬間的に心を奪われてしまった。

衝撃の出会いの翌日、早くも彼らの2回目のライブを見ることになる。これまたはじめて訪れた稲毛K’sDream、2日連続で彼らの音楽に触れその独自性に強く興味を持つことになる。その場で、9月24日に代官山UNITで行われる「リムキャット1st ALBUMリリースツアーFINAL『DAIKANYAMA CHAOTICS』」に行くことを決める。

2015/9/24 代官山UNIT

シークレットだったバンドはなんと「THE TEENAGE KISSERS」。前日にワンマンライブを終えたばかりの彼らが出演するというだけで、リムキャットというバンドがどのような存在なのかイメージできる。ちなみに、9月8・9日のライブはTHE TEENAGE KISSERSのリリースツアーでもあり、リムキャットと同じく彼らのライブも3回目。ワンマンライブ後の疲れを感じさせないパワフルなパフォーマンスに魅了される。

しかし、リムキャットのライブはさらに凄まじかった。轟音そして次から次へと刺さるツインボーカル、フロアにいた誰もが自然に手が上がってしまうような、そんな衝動が代官山UNITを満たしていた。Ba.サイトウケイタの激しすぎるベースに目を奪われ、Vo.Gt.Prog.クマの咆哮が体を突き抜ける、Vo.Gt.栞のしなやかで美しいギターとボーカル、そして、パワフルにドラムを打ち込むDr.まぁの姿が視界に入る。彼らが標榜している『カオティックエレクトロ』、それを身をもって体感した最高のライブとなった。

そんな彼らが、2月18日(木)に下北沢のCLUB251で【1stワンマンライブ『Alternative Flower Dying』】を行う。これまで何度となくメンバーからバンドの話は聞いていたが、ここで改めてVo.Gt.Prog.クマに、リムキャットの音楽から結成の経緯、そして、今回行われるワンマンライブの話しについて聞かせてもらった。

—————

リムキャット

---リムキャットのメンバー構成及びどのような音楽をされているのか、お聞かせください

クマ: Vo.Gt.Prog.クマ、Vo.Gt.栞、Ba.サイトウケイタ、Dr.まぁ、男女ツインボーカルの4人編成で、カオティックエレクトロニカと称した音楽を演奏してます。ギターロックバンドとEDMバンドの中間というか、バンドサウンドの熱量を根底としてその上にプログラミングされたデジタル音で色づけしたサウンドに日本語詞をのせて歌ってます。

---リムキャット結成の経緯から、これまでの活動について、お聞かせください

クマ: リムキャットは2014年4月に結成しましたが、その前身バンドは2010年の10月から動き出しています。当時はVo.Gtの栞は在籍しておらず、僕はギター担当で別のピンボーカルがいて、リズム隊はそのままという編成でヴィジュアル系で活動していました。その後ボーカルが辞め、作詞作曲をしていた僕が代理ボーカルとしてステージに立ち、サポートギターに栞を加え活動を続けました。

リムキャット Vo.Gt.栞

それから約1年後、エンターテイメント性を前面に出すヴィジュアル系というシーンから外に出ようという結論に至り、拠点を下北沢へ移しました。それから更に1年程活動したんですが、ヴィジュアル系時代に作っていた作品と今後制作していきたいサウンドに相違が生まれたり等諸問題もあり、前身バンドを解散させ、またゼロから始めようということになりました。そのときはメンバーが変わるだとか、加入するだとか、不安定な時期もありましたが結局同じメンバーでリムキャットを始動するに至りました。

---今回CLUB251でのワンマンライブですが、ここでこのライブを開催する経緯をお聞かせください

クマ: CLUB251は僕らのCDの流通を手伝ってもらっていたり、当時ヴィジュアル系を辞めたばかりで右も左もわからない僕らを快く迎え入れてくれた大切なライブハウスです。ここで多くの仲間に出会えたり、ずっと憧れていたバンドと共演できたり、たくさんの想いが詰まっています。リムキャットが初めてのワンマンライブをするならここしかないだろうという感じでした。

リムキャット Ba.サイトウケイタ

---ワンマンライブに合わせて発売されるNew Single『SMILE』について、どのような曲が入っているのかお聞かせください

クマ: SMILEは「near perfect smile」と「猫と天使と君の虹」という2曲入りのCDになります。「near perfect smile」はギターロック、4つ打ち、Dubstepの3つの要素を持った曲がやりたくて作りました。歌詞の内容はタイトルそのままなんですが、完璧に近い笑顔をテーマにして書きました。つらい事があったり、意図したり意図せず人を傷つけたり、そんな自分が笑っている笑顔ってなんなの? 大事な人とデートして手を繋いで歩いてるこの道は前の彼女ともその前の彼女とも歩いた道なんだよ、その人達のことをお前覚えてるの? それってキレイな笑顔なの? っていう自問。けどきっとそれでいいんだよって。そんな内容ですね。「あの時壊した未来があるからこの夜は少し痛いけどキレイで」っていう歌詞がこの曲のすべてを表してる感じです。


「猫と天使と君の虹」は実はリムキャット1stライブにやったことのある曲です。歌詞の内容は掘り下げたので少し変わってますが。疲れ果てた猫に天使が鈴を渡す話しです。天使は生前の罪をその鈴に詰め込んで、誰かに渡さないと罪の重さのせいで空に飛び立てないんです。希望に満ちあふれてる誰かにその罪を渡してしまうのは悪いから、疲れ果ててもうだめそうな誰かに罪を渡そうと探していて、猫に出会ってしまった。猫はその見えない力のせいで自ら死んでしまうっていう。虹の色は七つの大罪の七色なんだろうなって意味もあり、かなり重い曲になってます。その猫っていうのは僕の友人なんですけどね。

リムキャットNew Single 『SMILE』¥2,000(tax in) [収録曲] Tr.1 near perfect smile Tr.2 猫と天使と君の虹 with Muffler Towel ※ライブ会場限定販売

リムキャットNew Single 『SMILE』¥2,000(tax in) [収録曲] Tr.1 near perfect smile Tr.2 猫と天使と君の虹 with Muffler Towel ※ライブ会場限定販売

---下北沢で思い入れのある場所やよく行く場所などございましたら、お聞かせください

クマ: 東京に住んで11年目ですが、下北沢に出入りするようになったのはここ4年くらいです。この街には音楽絡みのこと以外では出入りしないから、バンドマンとしての思い出しかなくって、だからすごく好きな街です。下北沢CLUB QUEの側の銀たこがなくなってしまった時に下北沢が嫌いになりそうでしたが、今のとことても好きです。よく行く場所はやっぱりライブハウスの周りばっかりですね。自転車で茶沢通りを走ってる時がなんだかうきうきします。楽しいことしか待ってない街だから。

---リムキャットのクマさんと言えば、MCでの三河弁(愛知県三河地方の方言)が特徴的です。また、地元でもあるライブハウス豊橋club knotでもよくライブを行っていますが、地元への想いについてお聞かせください

クマ: MCだけではなく最近は普段から常に三河弁で話してます。上京してからは気がついたら標準語になってましたが昨年の1stアルバムリリースツアー以降、やっぱり地元の言葉が落ち着くなって思い方言で会話するようにしてます。地元は豊川市ですが、豊橋は高校時代に毎日通り、下北沢同様大事な街です。よく出演している豊橋CLUB KNOTは僕が高校生の頃にはなかったライブハウスで、名古屋のライブハウスシーンと比べてもとても盛り上がっているライブハウスだなと感じています。僕も上京して東京で戦っている1人として一緒に地元を盛り上げていけたらいいなと考えています。

リムキャット Dr.まぁ

---リムキャット2016年の展望について、お聞かせください

クマ: いろいろ考えてるしいろいろ決まってますが時が来たら少しずつ発表していきます。

---最後にこのワンマンライブにかける意気込みを、お聞かせください

クマ: 前身バンドから数えると十何回目のワンマンライブになるんですが、リムキャットとしては初めてのワンマンライブです。少し気負ってしまっている部分もありますが、僕らの音楽を聞きたくて来場してくれる方達に一番いい形でリムキャットの曲を届けられればいいなと考えています。演出やアレンジも、ワンマンライブだからこそできる、よりディープに曲を引き立てられるアレンジに変えているので楽しんでいただければいいなと思ってます。

---ありがとうございました

リムキャット Vo.Gt.Prog.クマ

—————

2月9日に公開となった「near perfect smile」のMusic Videoを繰り返し見ている。ライブでは一度しか聞いたことのない曲だが、歌詞も含めてチェックし曲のインパクトもさることながら、深い詞の世界に引き込まれる。本人も語っている「あの時壊した未来があるからこの夜は少し痛いけどキレイで」について、この事象を様々なミュージシャンが詞にしていると思うが、リムキャットのクマだからこそ表現できる美しさがあると私は感じている。

冒頭、「リムキャットとの出会いは偶然だった」と書いたが、「偶然」ではなく『必然』だったのかもしれない。そのくらい、リムキャットの音楽そして世界観が自分にとっては大切でかけがえのないものになっている。1人でも多くの出会うべく人たちに彼らの音楽に触れてもらい、そしてこのワンマンライブに足を運んでもらいたい。他にはない『カオティックエレクトロニカ』を標榜しているリムキャット、そんな彼らの初となるワンマンライブは、今の彼らを十分に堪能することができる極めて貴重なライブになるだろう。

リムキャットWeb: http://www.rim-cat.com/
リムキャットTwitter: https://twitter.com/rimcat_official
Vo.Gt.Prog. クマTwitter: https://twitter.com/kuma_rimcat
Vo.Gt. 栞: https://twitter.com/shiori_rim
Ba. サイトウケイタ: https://twitter.com/stkt_rimcat
Dr. まぁ: https://twitter.com/mametesque

リムキャット1stワンマンライブ『Alternative Flower Dying』 2016.2.18(THU) 下北沢CLUB251 OPEN19:00 / START19:30 ADV 2,300 / DOOR 2,800 (+1drink)

リムキャット1stワンマンライブ
『Alternative Flower Dying』
2016.2.18(THU)
下北沢CLUB251
OPEN19:00 / START19:30
ADV 2,300 / DOOR 2,800 (+1drink)
チケット:ローソンチケット / e+ / 公式サイト

About the Author

クロダマサノブ

下北沢や京都のライブハウスに突然現れ、最前列で号泣しているおっさん。ライブイベント #316NIGHT はお休み中です。久々に日本人ドライバーのいるF1シーズンがはじまったので、F1でも号泣しそう。愛知県豊川市出身、京都市右京区経由、東京都世田谷区在住。 [Twitter]ymkx

View All Articles