[12/3・CLUB Que]シンガロンパレード presents 「盗難にあった“記念”ワンマンライブ!」

 

2016年1月26日深夜、下北沢の事務所であるツイートを目にしました。

ライブハウスでの盗難事件が発生、被害に遭ったバンド「シンガロンパレード」は京都のバンドで下北沢にライブに来ていた際の出来事。大好きな関西のバンドが下北沢に遠征している最中に起きた事件、正直ショックでした。

しかし、「シンガロンパレード」なるバンドがただ者でないことを、先ほどのツイートの2時間後に知ることになります。

「シンガロンパレードは2016年12月3日に下北沢CLUB Queで、盗難に遭った記念ワンマンライブを行うことを決定しました!」

、、、なにこれ、どういうことなの? 盗難に遭った記念ワンマンライブ? 盗難に遭った場所でワンマンライブをやるの?? このバンドのことは何も知らなかったのに、猛烈にこのバンドのことを知りたくなった出来事でした。

その後、たまたま下北沢でランチをしていたお店で、Gt.Vo.のミッチーが盗難ワンマンのポスターを貼らせてもらえないかと来たタイミングに遭遇したり、公開された「BGM」のMVが衝撃的すぎたりと、「シンガロンパレード」に対する興味は募るばかり。そして4月26日渋谷乙で初めて観た彼らのライブは、まさに圧巻。最初から飛ばしまくりで一気にフロアを盛り上げ、対バンのボーカルを煽りまくり、、、おいおい、すげーバンドじゃないか、凄まじいバンドじゃないか!! 実際にライブを観て、一発でこのバンドのことが好きになってしまいました。

そんな「シンガロンパレード」ですが、つい先日行われた『eo Music Try 2016』で見事グランプリを獲得! そして、下北沢CLUB Queで行われる12月3日の盗難記念(?)ワンマンを前に、ノリにノッテいる彼らのインタビューをお送りします。

※インタビューは『eo Music Try 2016 グランプリ決定ライブ』前に行いました

シンガロンパレード - 2016.10.13 Pangea

---まず、「シンガロンパレード」結成の話しからお願いします

Vo.Gt. みっちーさん(以下、みっちーさん): 結成したのは2012年4月です

Ba.Cho. 晨(あした)さん(以下、晨さん): その後、6月に初ライブをして、その1年は京都ばかりでライブをしていましたね、京都の外に出るのが怖くて

みっちーさん: 何回かやりましたが大阪も怖かったですね。そのくらいのレベルでした

Dr.Cho. ジョン=エブリバディさん(以下、ジョンさん): どこでやるのも怖かった(笑)

---その頃はまだ学生でしたか?

晨さん: ボクだけ学生でした

みっちーさん: 留年中でした(笑)

ジョンさん: 僕は休学中でした(笑)。2人はサークルの先輩(みっちーさん)と後輩(晨さん)ですね

みっちーさん: あの頃はライブのペースも月に1本とか2本くらい。そもそも、バンドはじめたもののライブハウスで戦えるモノが無いままで、ただバンドが存在しているというだけでした。方向性もやりたい事も何も無く、だいぶふわふわしてましたね。
それでも、何回かライブを続けているうちにお客さんから音源作った方がいいよと言われ、9月に自分たちで2曲入りのシングルを作りました。ただ、それで人気に火が付くわけでもなく、どうせはじめたばかりでライブハウスでお客さんが付いてくるわけでもない。
それならと、サクッと優勝できる大会に出ようとという感じで、京都のLIVE KIDSというイベントに応募して、なんとか優勝。そこからは2・3年目まで、そういう大会を見つけては優勝しという感じでしたね

Vo.Gt. みっちー
Vo.Gt. みっちー

晨さん: 大阪の大会に出て、神戸の大会に出て。2nd mini album『いくつになっても』は大阪の大会で優勝したから出せたようなモノです

みっちーさん: その頃はPVすらなくて、音源を作って終わった感じですね。2年目にセカンドミニアルバムを作りましたが、ツアーのやり方もわからなくて人に頼んで闇雲に組んでもらったモノを回りました。でも、そのことで精神的にも体力的にもやられてしまって、、、。それ以降、なんとなく自分たちが続けていくためにはどうしたらいいのか、ちゃんと考えるようになりました

晨さん: 1枚目の時にもツアーやったよね、京阪神回るような

みっちーさん: その時は電車で行ける距離しか回れなかった。ツアーといってる割には、全部で7本くらいしかやってないし

ジョンさん: 毎日お家に帰れてたし(笑)

Dr.Cho. ジョン=エブリバディ
Dr.Cho. ジョン=エブリバディ

---今のライブ本数からはイメージができない感じですね

みっちーさん: いつから? 増えだしたのって?

晨さん: 増えだしたのは、2015年くらいやと思う。月7本で多いなと言っていたのが2014年だったけど、2015年4月頃から月5・6本が当たり前になって、3rd mini album『煩n’t you 悩?』のリリースのタイミングでは月7・8本が当たり前になっていた

みっちーさん: 京都市のオーディションに通って、地下鉄の構内でライブができる時期があって、申請を出せばいつでもできて、あの時に結構やったよな

ジョンさん: 1年間だっけ? 空いてるところは全部入れちゃえって、お金もかからないし

みっちーさん: やれるだけやって、音源も売って。それで、クリスマス前に教会の弾き語りとかも入った時期があって、もちろんライブハウスのライブもあって、その月は17本ライブの時があった。その時期はめっちゃしんどかった、ライブしかやってないやんって。でも、その時期に感覚が麻痺しちゃって。気づいたら3・4日ごとにライブで当たり前になってた

晨さん: ライブするのが日常になってた

Ba.Cho. 晨(あした)
Ba.Cho. 晨(あした)

---本当にライブ本数が多く感じます、しかも関西だけじゃないイメージがあります。そういえば、四国にも頻繁に行ってますよね

晨さん: 四国については、11月も香川に行きます。純粋にライブハウスの方の人柄に惹かれて、そこに行くのが楽しくてというのもありますね

みっちーさん: 店長の人柄だよね。全国であそこだけですよ、一銭も払わずに酒を飲ませてくれるのは。気づいたら店長がライブ終わりにドリンクカードを渡してくれるという、、、モンスターというライブハウスです

---そのような経緯でライブ本数が増えていったのですね

みっちーさん: バンドが認知されていく上で、3・4年目はとにかく数を打っていた。リリースツアーの時もそうですが、関西以外は毎回初めて観てもらうお客さんばかりでしたから。今年の泥棒騒ぎがあるまで、ずっと顔見せが続いていた感じです

---やはり、1月のあの事件はバンドにとって大きな出来事でしたか

みっちーさん: 転機でしたね

晨さん: その時は絶望でしかなかったけど、今思えばそこから何かがはじまったかな、と

みっちーさん: 「リリースして、東京来ました!」って自分らがツイートすることの何百倍もの注目が突然転がり込んできたわけで、そう考えたら20万円分の注目は集められたのかもしれないです

---あの盗難騒ぎは一瞬で下北沢界隈・バンドマン界隈に拡がり、私もすぐに気づいてショックでした。が、驚いたのはその後の盗難記念ワンマンのお知らせです

みっちーさん: 「盗まれたついでにあれですが、12月3日押さえていいですか?」とその場でハコにお願いして、さらに「すぐに告知をしてもいいですか」と許可を取ってツイートしました

---事件で衝撃を受けていたのですが、どちらかというとワンマンのお知らせの方がインパクトが強かったです

みっちーさん: 次の日は名古屋でライブでしたが、ナタリーから取材の連絡がありこの件が掲載されまたした ⇒ 被害分取り返すぞ!シンガロンパレード“盗難に遭った記念”ワンマン実施(ナタリー)。それだけでも凄いのに、それがヤフーにまで掲載されて、まさかヤフーにまで掲載されるとは思っていなかった

---ヤフートピックへの掲載はニュースのインパクト次第だと思いますが、これは載せる価値があると判断したのでしょうね。盗難からの記念ワンマン開催という流れは、そのくらいのインパクトだったということでしょう

みっちーさん: そういえば、その翌月にも下北沢で機材車が壊れました。駐車場に止めていただけでエンジンがかからなくなって、レッカー移動しなくてはいけなかった、、、。金盗まれた翌月に車が壊れるって、もう、マジで下北沢ってなんかあるんかなって。もうホンマに車が壊れた時点で、結構下北沢が嫌いになってました(笑)

---、、、勝手に下北沢を代表して謝っときます、ごめんなさい

シンガロンパレード - 2016.10.13 Pangea