青木ポンチです。昼ごはんにかける予算は、ふだんは800円までがリミットですが、「これは!」という店では1200円までサイフを広げます。
でも、こと自然食のお店となると、1500円までリミッターを上げせざるをえません。メチャ高級料理というわけではありませんが、ふだん使いにはチト厳しい、それが自然食というものだと、なんとなくの刷り込みがあります。

「下北自然食巡礼」第2回は、下北沢の自然食界の定番、古典、王道…たとえれば、パン界の「アンゼリカ」や定食界の「千草」(閉店しましたが…)のようなど真ん中のお店、「ありしあ」に巡礼してきました。

実は以前一度だけうかがったのですが、上記の「予算上の問題」で、残念ながら定食をあきらめ、「ドライカレー(980円)」のみいただいたことがありました。
正直、さほど期待せずにいただいたのですが…ライスである玄米のモチモチ感に、「これは『カレーもち』ではないか!?」というほどの衝撃を受け(モチモチの玄米というものを食べたためしがなかったので)、次回訪問時は何としても定食のレビューをせねば!と固く誓ったのでした。

野口さん2枚を握りしめ、満を持しての再訪…正直に白状しますと、お値段同様に、店構えもちょいハードル高めです。
狭く急な階段は、乙武さんならおそらく入店を断念するレベル。そして、古き良き山小屋ふうの店内は、(ランチ時間外だったためかもしれませんが)クラシックコンサート会場のような静寂に包まれ、木彫りの調度品類が無言の存在感で「ガチ自然食の世界」に誘います。
女性店員2名も終始無言の行で、修道女のような趣をたたえています。静けさの中、僕のカメラの乾いたシャッター音のみが店内に響きます。

とはいえ、「私語厳禁」というようなピリピリしたお店では、もちろんありません。余分なものをそぎ落とし、ひたすら自然食道を突き詰めたがゆえに、気がつけば下北沢とは思えないストイックな空間が形作られた、といったほうが正確でしょうか。

スマホをいじるのをやめ、おとなしく待つこと数分、思わぬボリュームの「ありしあ定食(1600円)」が目の前に現れました。玄米ごはんに味噌汁と漬け物、そして主菜と副菜2品がつきます。
この日の主菜はがんもどきと野菜の煮物。副菜は選べるのですが、ひじきとサラダという健康路線で固めてみました。

お味は……「ていねいな仕事をしてらっしゃる!」。コストパフォーマンスにたがわず、一品一品が抜かりなく、品良く仕上げられており、そこらの「町の定食屋さん」ではそうそう出会えないレベルです。
そして、最大の特徴はやはり、玄米ごはんのモチモチっぷり! 歯ごたえが柔らかくお行儀のよいおかずの中で、ひときわ元気ハツラツ感をアピールしています。
自分では到底このようなモチモチ玄米は炊けそうにないため、意を決して帰り際に「どうして玄米なのにおもちみたいなんですか?」と尋ねてみたところ、シスターふうの店員さんは穏やかな面持ちで「……圧力釜で炊いております」と控えめなお答えをいただきました。受け答えまでストイック!

1600円払って「ありしあ座の名画定食を鑑賞した」と思えば、決して高くはない、ぜいたくなお昼の過ごし方と思います。
どうしても野口さん1枚で収めたい方は、ドライカレーもオススメです。カレーの町・下北沢において、隠れた名物カレーとして推したいです。

『ありしあ』
世田谷区北沢2-9-23 鈴木ビル2 2F
03-3485-3681

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