珉亭の変わらない味『江戸っ子ラーメン』

先日決定したばかりの下北沢で一番好きな『ラーメン』2015、3年目にして最も支持を集めたお店は『珉亭(みんてい)』となりました。その味と雰囲気を確かめるべく、お店に行ってきました。

下北沢駅からは徒歩5分、あずま通りの交番よりに珉亭はあります。自分の記憶の中では全く変化がない佇まい
下北沢駅からは徒歩5分、あずま通りの交番よりに珉亭はあります。自分の記憶の中では全く変化がない佇まい
たぶん、このディスプレイも変化ない。あ、右下の認定証は比較的最近のモノかな
たぶん、このディスプレイも変化ない。あ、右下の認定証は比較的最近のモノかな
看板メニューの『江戸っ子ラーメン』、商品サンプルに味がありすぎる
看板メニューの『江戸っ子ラーメン』、商品サンプルに味がありすぎる

お店に来たのは15時前、それでもお客さんはたくさん。ラーチャン(半ラーメンと半チャーハンのセット)を食べる人、瓶ビールを飲む人、新聞を読みながら定食を食べる人、みんな思い思いの時間をここで過ごしている。

珉亭のメニュー表面は麺類のメニュー。お子様ラーメンなんてあるんだなー。夏に紹介しましたが冷やしメニューは珉亭では1年中食べられます
珉亭のメニュー表面は麺類のメニュー。お子様ラーメンなんてあるんだなー。夏に紹介しましたが冷やしメニューは珉亭では1年中食べられます
珉亭のメニュー裏面。一品モノから定食、ご飯モノまで、そしてこのお店で最も有名なメニュー『ラーチャン』も
珉亭のメニュー裏面。一品モノから定食、ご飯モノまで、そしてこのお店で最も有名なメニュー『ラーチャン』も

カウンター席に座り、江戸っ子ラーメンを頼む。下北沢で好きな『ラーメン』2015で珉亭に投票してくれた人がどのラーメンをイメージしているのか分からないけど、江戸っ子ラーメンは一度は頼んだことがあるメニューじゃないかな。実は珉亭でラーメンを食べた回数よりも、2Fのあのお座敷で酒を飲みながらギョーザを食べている回数の方が圧倒的に多い。江戸っ子ラーメン自体を頼むのは2回目だったりする。

程なくして江戸っ子ラーメンがやってきた。早い、この時間帯だからかもしれないけど、下北沢で最も早くラーメンが出てくるお店なのかもしれない。

珉亭の『江戸っ子ラーメン』750円
珉亭の『江戸っ子ラーメン』750円
大ぶりの丼中央には辛白菜(キムチとはちょっと違う)
大ぶりの丼中央には辣白菜(ラッパーサイ、キムチとはちょっと違う)
大ぶりなチャーシュー
大ぶりなチャーシュー
そして、ほうれん草にのり
そして、ほうれん草にのり
澄んだスープ
澄んだスープ
そして、麺は細麺
そして、麺は細麺

まずはスープを一口、最近はやりのこってりしたスープとは明らかに一線を画す、見た目以上に澄んだ味わい。それであって旨みをしっかりと感じられるスープだ。下北沢ではあまり細麺のラーメンを食べる機会がないけど、このスープにはこの麺がいい。

辛白菜の酸味がスープに混ざり絶妙な味わい、そうだ、はじめてこのお店でこのラーメンを頼んだときにも、その組み合わせに驚いたんだ。大ぶりのチャーシュー、そしてほうれん草と一緒に麺を頂く。最近、食べていなかったラーメンの味がそこにはありました。これはこれでいい、そして、2015年はこのラーメンがナンバーワンに選ばれた理由もよく分かりました、変わらない味がそこにはありました。

辛白菜をのせてラーメンを頂く、うん、おいしい
辛白菜をのせてラーメンを頂く、うん、おいしい

15時を過ぎて、お店には落ち着いた時間が流れはじめる。でも、このお店は夜が本番だ。夜になれば演劇、そしてライブを観に来た人たちをはじめとして、多くのお客さんが詰めかける。その中にはたくさんの役者やミュージシャンもいる、今日も二階のお座敷では尽きることのない話しが繰り広げられる。ラーメンはもちろんだけど、このお店の存在そのものが下北沢という街にとってはとても重要でかけがえのないもの。そんなことを改めて実感できる、それが『珉亭』というお店です。ごちそうさまでした。

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【珉亭(みんてい)】
北沢2-8-8
03-3466-7355
11:30~23:30
定休日:月曜日(祝日の場合翌日)