2020年9月5日に放送された『出没！アド街ック天国』通称アド街、この日は「下北沢」を特集しランキング形式でトップ20が発表されました。しもブロツイッターでもランキングを解説しましたが、改めてランキングをしもブロの記事と共にご紹介します。
20位
「駅リニューアル」
2013年それまで地上を走っていた小田急線の地下化に伴い、長期間工事が行われていた下北沢駅ですが、2019年3月16日に新駅舎の使用が開始されました。この下北沢駅のリニューアルと共に、線路跡地の活用が活発になりました。番組では土管のある多目的広場「空き地」が紹介されました。古着屋雑貨などの物販に加え、最近はキッチンカーも充実しており、屋外での飲食を楽しむことができます。
・新しい下北沢駅、2019年3月16日誕生
・下北沢駅は変わる。ありがとう北口、よろしく東口
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19位
「シモキタエキウエ」
そんな、駅リニューアルに伴い駅の上にオープンしたのが商業施設の「シモキタエキウエ」です。かつて駅前食品市場にあった「ヤキトリてっちゃん」や代田に1号店がある「極上担々麺 香家」、渋谷で人気の「タイ料理研究所」をはじめとして、「スターバックスコーヒー」や「シュマッツ・ベーカリー＆ビア」、雑貨・アパレル・フラワーショップなど、様々なショップが並びます。
・シモキタエキウエ 特設ページ
・シモキタエキウエ立呑みにタイ料理、点心も楽しめる下北沢駅上商業施設『シモキタエキウエ』11/1オープン
・シモキタエキウエに「箱根そば」「HOKUO」「セブンイレブン」がオープン！
18位
「東洋百貨店」
番組ではじめて知りましたが、この場所って元々ボーリング場の駐車場だったのですね。下北沢にもボーリング場があったんだ。そんな「東洋百貨店」ですが、22店舗の雑貨アパレルのお店が並びますが、番組でも取りあげられた「素今歩」は一つ一つのハコが別々の作家さんによって展開されている、いわば小さなお店が集合したお店。全て手作り雑貨なので、他にはないアイテムに出会うことができます。
17位
「こてつ＆麺と未来」
「ミシュランガイド東京 2020」でビブグルマンに選出されたラーメン屋さんとして、「こてつ」と「麺と未来」が取りあげられました。「こてつ」はしもブロが主催している「下北沢で1番好きなラーメン 2019」で1位になったお店。ストレートな美味しさが染みる醤油ラーメン、レアなチャーシューが絶品。一方の「麺と未来」は極太で他では味わうことのできない麺が特徴的ですが、麺を活かす塩ベースのスープも美味。下北沢には美味しいラーメンのお店もたくさんありますよー。
・『ミシュランガイド東京2020』セレクション、「中華そば こてつ」「純手打ち 麺と未来」「とんかつ 太志」がビブグルマンに選出！
・下北沢で1番好きなラーメンに選出、中華そば こてつの『チャーシュー麺』
・麺と未来の「特製塩らーめん」に感じる可能性
・決定！【下北沢で1番好きな『ラーメン』2019】トップ3発表!!
16位
「下北GRIP」
ピーコックのビルの4Fにあるイベントスペースで行われているお笑いイベント「下北GRIP」が16位に選ばれました。かつてお笑いコンビだった時代のフワちゃんも出演していたとか。COVID-19の影響でイベントが開催できない状況が続いていましたが、対策を行った上で6月末から再開していました。演劇や音楽が活発な下北沢ですが、お笑いシーンも着実に拡がっています。
15位
「雑貨店」
様々な顔がある下北沢ですが、個性豊かな「雑貨店」がひしめき合っているのも特徴。レトロ雑貨を取り扱う「東京レトロ a.m.a. store」、ヴィンテージ雑貨を扱う「Sounds good」、メキシコ雑貨「PAD 東京店」が番組では紹介されていましたが、生活雑貨や小物を扱うお店もたくさん。よくよく考えたら、下北沢にはじめてきたのは食器を探しに来たことを思い出しました。しかも、巡り巡った結果結局お気に入りは見つからず、さらには迷子になりましたが、、、。
14位
「店長はエンターテイナー」
ライブハウスの店長さんがミュージシャンであることは不思議じゃないですが、飲食店や物販店の店長さんもミュージシャンや役者さんであることも珍しくありません。番組内では「Never Never Land」と「～tamari bar～SHAKE」が紹介されましたが、どちらのお店の店長さんもエンターテイナーとのことです。
13位
「しもきた茶苑大山」
13位には単独のお店として「しもきた茶苑大山」がランクイン。毎年夏の時期は抹茶のかき氷に多くのお客さんが詰めかけていましたが、今年はテイクアウトのみでの営業。時折、店頭でお茶を燻す香りがたまらないお店です。
12位
「BONUS TRACK」
そして来ました、今年4月に開業したばかりの下北線路街「BONUS TRACK」が12位にランクイン。番組では秋田のお米を使った「お粥とお酒 ANDONシモキタ」、日記専門店の「日記屋 月日」そして発酵をテーマとした食材を集めたお店「発酵デパートメント」を紹介。それぞれのお店も個性的ですが、下北沢と代田をつなぐ「BONUS TRACK」自体にも注目です。
・下北線路街に「BONUS TRACK（ボーナストラック）」4月1日開業、13店舗の詳細発表
・ココロとカラダがあたたまる、秋田のお米を使ったお粥さん『お粥とお酒 ANDON』
・発酵は美味しい！ 発酵デパートメントの「発酵尽くし定食」
11位
「あの名店が復活！」
「ジャズ喫茶マサコ」そして定食屋さんの「とん水」、どちらも一度閉店しましたが復活したお店。「マサコ」は元々今の下北沢駅南西口近くにあった老舗ジャズ喫茶店、2009年に閉店しましたが、元スタッフの方が復活させました。一方の「とん水」は以前のお店からほど近い場所で復活、以前のお店は歴史を感じる味のある店舗でしたが、既に今のお店も「とん水」色になじんできました。
10位
「シモキタでディグる」
「フラッシュ・ディスク・ランチ」や「ディスクユニオン」、「JETSET」など多くのレコード屋さんが立ち並ぶ下北沢。番組では「GENERAL RECORD STORE」が紹介されました。ディグるとは気になるレコードを探す事だとか。物販店としては古着と並ぶシモキタのカルチャーと呼ぶべきでしょうね。
9位
「打ち上げ」
9位には「打ち上げ」のお店が登場、「にしんば」「和楽互尊」「ふるさと」「新雪園」など劇場・ライブハウスがひしめき合うあずま通りにある名店が紹介。たくさんの劇場やライブハウスがある下北沢において、飲み屋さんで「打ち上げ」をするのは当たり前の光景、でした、、、。演劇も音楽も定員を減らし、少しずつ再開されてきているので、再びミュージシャンや役者のみなさんが打ち上げをする光景も戻ってくるかも。
・新雪園ランチで一番のオススメ『乾烹鶏塊（鳥の唐揚げ甘酢辛味）』
8位
「下北線路街」
「下北線路街」とは、東北沢から下北沢そして世田谷代田まで全長1.7kmにもなる小田急線跡地に新たに生まれる空間の総称。20位で紹介された「空き地」、19位「シモキタエキウエ」、12位「BONUS TRACK」も全て「下北線路街」の一部で、この秋生まれる温泉旅館「由縁別邸 代田」も含まれています。箱根から運ばれる温泉を使った温泉旅館、食も堪能できる本格的な宿泊施設が誕生します。
・下北線路街 記事一覧
・温泉旅館「由縁別邸 代田」9月28日開業、宿泊予約も開始
7位
「珉亭」
7位も単独のお店として「珉亭」がピックアップ。まあ、下北沢で知らない人はいないある意味レジェンド的なお店ですからね。二階には座敷席があり、ミュージシャンや劇団員もたくさん立ち寄るお店です。番組でも紹介された「ラーチャン」はこのお店の代表メニュー。赤いチャーハンが有名ですが、すっきりとしたスープの江戸っ子ラーメンの上に載る辣白菜（ラッパーサイ）は、キムチのように見えてちょっと違うクセになる味わい。定期的に閉店の噂が出ますが、現時点でその事実はありませんー。いつまでも続いて欲しいお店です。
・『ラーチャン』それは珉亭の魂
・冷やしももちろん辣白菜！ 珉亭の『冷やし江戸っ子』
6位
「伝説のBAR」
「LADY JANE」や「TROUBLE PEACH」など、伝説的なBARがたくさんあるのも下北沢の特徴。わかりにくい場所にあったり、個性的すぎてとても入りづらいお店もたくさんあります。そういえば、ずーっと昔にベロンベロンに酔っ払って「TROUBLE PEACH」に行って、階段から落ちたことを思い出しました、、、。
5位
「古着の聖地」
下北沢は様々な聖地ですが、「古着の聖地」であることは間違いありませんね。ここ数年、ブランド古着を扱うお店が一気に増えましたが、そもそもビンテージ物を扱うお店がたくさんあり歴史と共に聖地化した感覚です。正確な情報がないので感覚的な話ですが、下北沢で1番多いジャンルの物販店が古着屋さんじゃないかと思っています。外国人観光客の皆さんにとっても、古着の街としての印象が強いようです。
4位
「食品市場の思い出」
今はなき、下北沢駅前食品市場。戦後の闇市が起源で、かつては飲食店に加えて生鮮品や雑貨を扱うお店が立ち並び独特な雰囲気を放っていました。八百屋さんの「田中青果店」は最後まで営業を続けていましたが、今は店舗を持たずお得意さんのお店向けに営業を続けていることを知りました。番組内でもおでん屋さんの話題が出ましたが、あの場所にあった「節子」というお店に何度となく行き、そして潰れたのはいい思い出です。
3位
「鈴なり横丁」
駅前食品市場と並び、下北沢で昭和を感じられるエリアが「鈴なり横丁」です。劇場の「ザ・スズナリ」と「シアター711」をはじめとして、バーや飲食店がひしめき合うディープスポット。あまりのディープスポットっぷりに、お店に入るのを躊躇してしまいますが、どのお店もフレンドリーでスタッフや常連さんと仲良くなれるお店ばかりです。
2位
「カレー激戦区」
元々、美味しいカレーのお店があった下北沢ですが、この10年で新たなカレー店が数多く進出、一気にカレーの街になりました。その1番の理由は2011年から行われている「下北沢カレーフェスティバル」の存在。今年行われる「下北沢カレーフェスティバル2020」は114店舗が参加し、店内の飲食に加え全店がテイクアウト可能、屋外の飲食スペースが設けられ、新しい生活様式を意識したイベントに。番組で紹介されたのは、「茄子おやじ」「カレーの惑星」「マジックスパイス」「 般゜若（パンニャ）」「Spice Kitchen MOONA」「旧ヤム邸 シモキタ荘」、老舗からニューフェイスまでカレーの名店が本当に増えました。
・下北沢のカレー 記事一覧
・こだわりのカレー『般°若（パンニャ）』より快適な空間に移転
・オリジナリティあふれるカレーのお店が登場 『カレーの惑星』
1位
「ライブハウス＆劇場」
そして、今回の下北沢特集1位となったのは「ライブハウス＆劇場」です。もう、この2つをまとめたら1位で間違いありません。ライブハウスの「下北沢ロフト」「CLUB Que」「SHELTER」、そして「本多劇場」や「ザ・スズナリ」「駅前劇場」など8つの劇場を要する本多劇場グループ。音楽の聖地であり演劇の聖地でもある、下北沢のカルチャーの中心地といって間違いありません。どちらも、COVID-19の影響で大きなダメージを受けていますが、徐々にお客さんを入れてのイベントが再開。ミュージシャンや役者さん、それを観に来るお客さん、そしてスタッフ。ライブハウスと劇場が動き出さないと、下北沢の街は元気になりません。下北沢から世界へ、未来のスターをこれからも生み出す街であり続けることでしょう。
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小田急線跡地の開発、それに伴い下北沢の街中でもたくさんの新築ビルが建設中です。一方で、古くから下北沢で営業を続けるお店のたくさんあり、新旧のありとあらゆるジャンルのお店がひしめき合っている、それが下北沢の魅力でもあります。これからも、しもブロは下北沢の今を伝え続けますので、引き続きよろしくお願いします。
最後に、『出没！アド街ック天国』通称アド街関係者の皆様、素晴らしい特集をありがとうございました！ 私も知らなかったような情報をしっかりと取材され、番組を作られていることが感じられました。公式サイトの下北沢ランキングのページもしっかりとまとまっていますので、ぜひご覧ください。また、下北沢のお店やイベントを取りあげてくださいねー。
