京王電鉄株式会社は株式会社ヒトカラメディアと共同で、外部パートナーとの共創により地域の課題解決や価値創出を目指すエリアを起点とした事業共創プログラムKEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM「ROOOT(ルート)」を開始。第一弾が下北沢を舞台として、10月2日より実施されます。
「ROOOT」は“地域価値を沿線価値へ”をコンセプトに、京王電鉄がこれまで培ってきた地域資源・アセットや関連する人・企業・場所などを活かしながら、地元商店街や町会をはじめとした地域の事業者・団体とも連携して、スタートアップ企業等の外部パートナーとともにエリアを起点として新たな事業やサービスを創出するオープンイノベーションプログラムです。
第一弾は多様な文化が交わり、絶えず自由に変わり続ける下北沢を舞台に、「遊ぶ」「働く」「学 ぶ」「暮らす」「環境」「健康」の6つのテーマを設定しアイデアを募集します。「ROOOT」のパートナーであるヒトカラメディアは下北沢に拠点を構え、下北沢駅高架下の複合施設『ミカン下北』内のワークプレイス『SYCL by KEIO』の施設プロデュースおよび運営を担っています。京王電鉄とヒトカラメディアが緊密に連携することで「ROOOT」の活性化を図ります。
下北沢を選んだ背景
京王電鉄では絶えず自由に変わり続ける下北沢において、2022年3月に下北沢駅高架下の複合施設『ミカン下北』を開業し、『SYCL by KEIO』の施設プロデュースおよび運営を担うヒトカラメディアと共に、妄想を基に実験的な取り組みを行うきっかけの場となる「下北妄想会議」やアイデアを具現化していく「studioYET」を推進。こうした土壌を活かしながら本プログラムを通して新たな価値を提供したいとの想いから、第一弾の場所として下北沢を選んだとのこと。
募集テーマについて
以下の6つのテーマを設定し、スタートアップ企業をはじめとした外部パートナーからの提案を募り、エリアを起点としたオープンイノベーションの実現を目指します。
① 下北沢と「遊ぶ」 #二次交通 #回遊性 #観光 #インバウンド #若者 #妄想 #アート #アウトドア #魅力発信 #情報編集
② 下北沢と「働く」 #企業共創 #スモールビジネス #事業承継 #後継者不足 #コミュニティ #実験
③ 下北沢と「学ぶ」 #大人の部活動 #学び直し #アート #デザイン #子育て #多世代 #コミュニティ
④ 下北沢と「暮らす」 #朝活 #安心安全 #防災 #シェアリングエコノミー #サブスクリプション #多世代 #子育て
⑤ 下北沢と「環境」 #ゴミ問題 #エネルギー #脱炭素 #サステナブル #資源の循環 #地産地消
⑥ 下北沢と「健康」 #朝活 #心の健康 #スポーツ #健康寿命 #休憩 #昼寝 #アクティブシニア #アウトドア
募集テーマについてより詳細な説明は公式noteをご覧ください。
応募メリット
「ROOOT」第一弾に採択された方々には、さまざまな参加メリットが提供されます。
・実証実験費用の一部負担、および京王電鉄からの出資検討
・実証実験期間中、下北沢のワークプレイス「SYCL by KEIO」の無償提供
・事務局によるメンタリングサポート
・関連部門や地域の人・企業・場所との調整支援
連携アセットイメージ
「ROOOT」では、必要に応じて、京王電鉄が所有するアセットや街のさまざまな人・企業・場所など繋がりのあるコラボレーション先のアセットとのコーディネートを支援します。
プログラムスケジュール
10月2日(月): 募集開始
10月17日(火): ミートアップ(説明会・交流会)
11月19日(日): 募集締切
12月下旬: 採択企業発表
1月中旬: プログラムキックオフ
3月下旬: 中間発表会
6月中旬: デモデイ(成果発表会)
※スケジュールは現時点での予定です。詳細はサイト上でお知らせします。
ミートアップ(説明会・交流会)10月17日開催
10月17日(火)17時から、『BROOKLYN ROASTING COMPANY SHIMOKITAZAWA』でミートアップ(説明会・交流会)を開催します。参加申し込みはこちらから。
[2023年10月18日 追記]
「ROOOT」ミートアップの開催レポートを掲載しました。
下北沢を舞台とした事業共創プログラム、KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM 「ROOOT」 Meetup Eventに60名が参加
また、「ROOOT」公式noteにもレポートが掲載されています。Q&Aについても掲載されていますので、ぜひチェックしてください。
KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM 「ROOOT(ルート)」 ミートアップ(プログラム説明会)実施レポート
「ROOOT」詳細及びエントリー
プログラムの詳細及びエントリーは、「ROOOT」公式サイトから。
京王電鉄とヒトカラメディアからビッグニュースが飛び込んできました。私自身も『SYCL by KEIO』に入居し、「妄想実験会議」にも何度か参加しており、さらには「studioYET 第2期」に参加していたこともあり、両社による実験的な試みを間近で見てきました。そんな私から見ても、今回発表された「ROOOT」の試みはより発展的であり、下北沢の価値向上と共に新たなるビジネス創出に繋がる画期的なプログラムだと言えます。
記事内でも紹介しましたが、『ミカン下北』や『SYCL by KEIO』など下北沢にあるアセットに加え、京王電鉄の鉄道車両や様々な広告媒体、さらには京王アプリや京王パスポートクラブに至るまで、京王電鉄のありとあらゆるアセットの利用が可能であり、プログラムに採択された際のビジネス的価値は極めて大きなものになると言えます。
さらに、企画・運営 協力として下北沢6つの商店街により構成される『下北沢商店連合会』が参加。下北沢の街全域との連携が可能です。
『SYCL by KEIO』にもたくさんのスタートアップやベンチャー企業、起業を目指しているプレイヤーがいますが、ここ数年で下北沢にはいくつものワークスペースができプレイヤーの数はどんどん増えている状況です。下北沢という街を舞台に新たなる価値の創出、さらには京王沿線にそれが広がる、そんな未来を実現すべく1人でも多くの方に「ROOOT」に参加いただきたいと思います。
まずは10月17日に開催されるミートアップですね。しもブロの中の人も、もちろん参加します!